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339_沼

ノンストレスLIFE
ハッピー最高いえーいって感じで生きています。
こんなに足取りが軽くなってなんでも出来る気がしている。世間知らずの高校生の頃のようだ。足の重りが取れて空に飛んでいるような、足を綺麗に洗ってふわふわと浮かんでいくような。
気楽に何も考えずにぷらぷらと。

なんでこんなにも気楽なのか。それは、6年間勤めてきたピザ屋のバイトを辞めたからである。6年と言っても、2年やって、一回辞めて、また4年勤めたのだ。2年はフリーターで4年は学生をやりながら。

毎日、生地をこねて、オーブンで焼き、体も髪の毛もピザ臭くなる。強風が吹いていても、大雨が降っていても、雪の日まで、配達は止まらない。毎回営業終了5分前に頼んでくるお客さん。理不尽なクレームを入れてくるお客さん。
それら全てから私は解放された。もう、生地をこねなくても、ピザ臭くならなくても、雨風にさらされなくても、注文が入った音を聞かなくても、うるさいクレームを聞かなくても、深夜まで働かなくてもいい。もうその必要はないのだ。

フリーターの時は毎月200時間近く、学生の時は毎月100時間近く働いた。学生の時は、隙間時間に効率よく入らなければ生活費が稼げなかった。だから深夜も働いた。5連勤6連勤だってやっていた。同級生に、たくさん働いてすご〜い、って言われた。何もすごくない。ただ自分の生活費のために働いているだけだ。

いきなり殴りかかってくるわけのわからんやつもいた。言われた事もできないスカスカな新人もいた。どうしようもない先輩もいた。

もう、どうしようもない先輩にストレスを抱える事もなければ、後輩たちに怒る事もない。ストレスを溜めて、背中が痛くなることも、耳が聞こえなくなる事もない。
私の世界は平和だ。

軽く振り返ってみてもいろんなことがあったな。
私を生かしてくれてありがとう。私がピザ屋でバイトをしていなかったら、この歳まで健康に生きては来れなかっただろう。ありがとう。

ピザ屋では、毎日事件があり、たまにドラマもある。賑やかで楽しい場所だった。確かにそこは私の居場所だったし、確かにそこは沼だった。


noteは、普段考えていることを文字で吐き出す
Instagramは、普段考えていることを形にして表現する

写真撮っているので見てください
https://www.instagram.com/ganometherapics/?hl=ja

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