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ヘルスケアIoT ✖️ ifLink 部 発足後 4ヶ月

当部活を発足して 四半期が過ぎたので、ここまでの部活活動の紹介をします。
部活活動として、初めて入部された部員を集めてkick-offミーティングを開催したのが、6月の下旬と 遅くなってしまった。
それから、2週間に1回、1.5時間/回 のミーティングを設けている。

最初の部会は、顔合わせ。
私含めて この部活に どんな期待を持っているのか!を紹介しあった。
私の方からは、 「部活発足した切欠は 私が属している(株)エスプリが PHR(Personal Hearth Recordの頭文字を取ったもの)プラットフォームを立ち上げることになったことであり、そのPHRプラットフォームを活用して 本人のwellness/well-beingに役立てる様に活用できる サービスや製品を共創していきたい」旨を伝えた。同様に、部員の皆さんの想いも共有して分かった事は、
 ① 興味はあるが 初めて関わる技術テーマであること
 ② 一部の部員さんには、自分〜自分の周囲の人で ヘルスケアIoTで何かできれ
  ばいいなぁ!と思っている
であった。

 今期のゴール!

部発足の部員さんは、部長関係者を除くと8名(6社)で、ちょうど良い感じ人数であったこともあり、
 前半は 勉強会を兼ねた自分たちでしたいネタ探し検討をし、
 後半で その創出のための実証構想作り と 一部 実証実施を始める
と今期ゴールの仮置きをして、進めることにした。 

その後、部員募集をして、現在14名(10社) 。
 ※部長の私 ちょっと満腹!

 今 部活活動で検討していること!


今は、その勉強会を兼ねた 自分たちでしたいネタ探し検討 を始めたところである。部員の皆さんに 自分事としてやってみたいこと!を募ったら、9つのネタが出てきたので、それを並べて 自分がどのネタをやってみたいのか!を記入してもらった。

その中で最も人気があったのが、「”自律神経系の調子を整える"サービスの創出」であり、一方で 部員で自分事として取り組みたい!と強く要望のあった「"喘息の予兆を知り、安心して生活できる"サービスの創出」である。そこで、前回と昨日の部活ミーティングで行った ネタ検討は、前述した2つのネタで行っている。
これらのネタでの検討を始めるまでに 部活ミーティングで 部活でいうPHRとは? を勉強会を兼ねて何度も話したつもりでいるが、皆さん まだ ピンと来られていない様子だったので、昨日の部活ミーティングでも  PHRの説明をした。

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本来のPHRで取り扱うデータの範囲は、個人の心身の健康に関するデータであり、その中には病気の際に受けた検査のデータなども全部含まれる(上図のPHR(広義/本来)の範囲)。それに内包されるデータ群に、各病院で蓄積されている電子カルテと呼ばれるデータ(EMR/EMS)管理があり、その一部の医療データが本人管理データとしてEHRで管理・活用できる様に 最近はなっている。だが、日本ではEHRにあるのは極々一部のデータであり 活用しにくい上、本人が 自分のデータを管理・活用するという認識の醸成もできていない。それに加えて、上図で狭義のPHRと表現した”日常生活での自分のバイタルサインデータの記録保持・管理・活用”の必要性・重要性が、理解してされていないという背景が日本にはある。
しかし、日本以外では スマートウォッチというデバイスが日々進化し、それで取られた日常生活での自分のバイタルデータの社会活用が凄い勢いで検討されている。先月、米国ではスマートウォッチ(Apple Watch)で得たバイタルサインデータ活用したら、COVID-19(新型コロナウイルス)発症する1週間前に その前兆を掴むことができた!という記事が出た。
そんな状況の中で 我々(株)エスプリがPHRプラットフォームを起こして やりたいのは、従来のPHRで取り扱うバイタルサインデータだけでなく その人の環境に関するデータを収集し、それらを時経列に整理して因果解析などをすることで、心身の不調の予兆を掴み  不調にさせない様に促すことを実施したいからである。
従来のPHRで取扱うデータでは、自分の心身の変化を把握でき、的確な治療に役立てられる様になると考える。が、その変化が何故起こるのか?は、患者さんとの問診から得た情報から医者が推定するだけで、解析はデータが無いため無理である。
このことを、昨日の部活ミーティングでは この2つのネタ検討で 又 共有した。

ヒトの生体反応は、ある刺激を受けて 起こる。
その刺激の多くは、環境から与えられる。例えば、気温。
同じ作業をしていても、春に比べて 夏は異常に心拍が上がるのは、1つに気温が関係している。汗もかく。
故に、その生体反応をバイタルサインデータとして、スマートウォッチなどで心拍数,体温などで把握する。その一方で、モノIoTサーバ(この場合 気象庁などの気象情報サーバ)から その環境データを入手し、その人の因果影響度を観る。
自律神経系への刺激の1つにストレスがあり、ヒトによっては 苦手のヒトと会話すると異常にストレスを受けている場合がある(自覚症状がないことが意外にあり、その方が実はタチが悪い)。ストレスを受けると、心拍数が上昇し 心拍変動が低下し その状況が結構長く続くことがあり、また 皮膚電気活動度でリアルタイム計測ができる。本人から そのバイタルサインデータが異常となった時刻に何をしていたのか?を聞き出せば、本人が認識していようがいなかろうが 関連が疑われる。それがデータ蓄積していけば、他の因子の可能性も把握でき、何の因子が どの程度の因果関係にあるのかが判明するので、それに応じた提案などが的確にできるのである。
今回検討したネタでは、さまざまな刺激因子がある。それらを複合的に解析する必要があるのだと思われる。例えば 喘息の要因;アレルゲンのダスト、部屋の空気清浄機から その量をリアルタイムでデータで入手できたら、玄関設置の場合 帰宅時のデータとなり、寝室の場合 入床時刻のデータが多ければ寝具を対策に提案ができると考える。

喘息の検知


 次の検討のための布石を!

これらのセンサ開発を部活部員だけで用意することは無理があるので、ifLinkオープン・コミュニティ内外の皆さんの知恵や協力を得て、モノIoTとしてデータ活用できる様にしていきたい。
そこで、この度 ヘルスケアIoT✖️ifLink部活では、その辺の情報収集強化を図るために 二人の方に 副部長になってもらうことになった。
  *東芝ITコントロールシステム 三塚さん
  *クエスト          舟橋さん
の御両名です。  以後、よろしくお願いします。

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当部活から、次の部活;街灯を利用した街中IoT部さん にバトンを渡します。
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