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日本人の旅行先と為替の関係性


はじめまして!DATA Saberの勉強中のかりんです。
最近やっとコロナも落ち着いてきて日常を取り戻しつつある今
海外に久しぶりに旅行に行きました(^^)/

東南アジアはタイに向かったのですが、5年ほど前に訪れた時よりかなり物価の上昇を感じました。
昨今、円安が加速していますが、日本人は旅行先の選定に利用しているのか?を分析してみました!


データの出典元

今回使用したデータは以下です。
①為替相場:
三菱UFJリサーチ&コンサルティング | 外国為替相場 | 1990年以降の為替相場 (murc-kawasesouba.jp)
②日本人訪問者数の推移:データ一覧 | 日本の観光統計データ (jnto.go.jp)
③国名・地域名一覧:世界の国一覧表(+国名コード一覧)【全206か国】 - fragment.database. (fragment-database.com)
④国名・通貨一覧:国別通貨コード一覧 (ISO 4217) (iban.jp)

作成したViz

今回作成したVizはこちらです。
①訪問者数と為替の相関関係
:地域ごとに、日本人訪問者数と為替の相関関係を表現。
 ○の単位は、年・国の組み合わせ。
②為替の推移
:各地域の通貨について、年平均のJPY売値の推移を表現。
③日本人訪問数の推移
:各地域の日本人訪問者数について、年総計の推移を表現。

苦労・工夫した点

<苦労したこと>

最も苦労したことは、データ成形です!
圧倒的労力がかかりました…
見切り発車で取り組んでいた(とりあえずいろんなデータをTableau に取り込んで、データを眺めてみて、ダメなところが見つかったらデータ元に戻って直して…の繰り返し)結果、大量の手戻りが続出しました(笑)

例えば、国・通貨・地域名のマッピングを行わないといけなかったのですが、データソースによって国名がブレており、その調整が必要でした。
(例:イギリスと英国)

<工夫したこと>

工夫したこと、まず1つ目は、「地域別で見せていること」です。
このVizを作り始めた当初は、国別を最小単位にして見せていたのですが、
あまりに細かすぎて伝えたいことが分からなくなってしまい、地域別で見せる方針に転換しました。

工夫したこと、2つ目は、ダッシュボード最上部にある「訪問者数と為替の相関関係」において、各列の独立した軸範囲を用いると共に、目盛りを非表示にしたことです。
上記を行った理由は、大きく2つあります。
・地域(通貨)ごとに、そもそもの為替レート自体に大きな差異があるため。
・このグラフの主目的を、大まかな傾向を掴むことに置き、細かい数字はノイズになると判断したため。

気づいたこと

アジア圏(主に東アジア・南アジア)では、以下のことが読み取れます。
円安時:日本人旅行客が多い
円高時:日本人旅行客が少ない

円の価値が低いほど旅行客が増えている

一方で、その他多くの地域では、為替の影響をあまり受けていないようです。
特に、旅行先として圧倒的人気のあるヨーロッパや北アメリカにおいては、円安時:日本人旅行客が少ない
円高時:日本人旅行客が多い

つまり!日本人は円安の時には、アジア圏など比較的近場で、かつ物価が安いところに旅行に行き、
円高の時には、ヨーロッパやアメリカに羽を伸ばしに行くことが分かります。
円安の今、おそらくですが、アジア圏への旅行客は増えており、ヨーロッパやアメリカに出向く人は減っているのでは?と予想できます。

学んだこと

今回の活動を通して、一番勉強になったのは、世の中にはそう都合の良いデータはあまり無いということです。
本ブログ冒頭にも記載していた通り、もともとは昨今の円高を受けての影響を見たかったのですが、探せども2024年最新の日本人訪問者数データがなく。。。
また、為替データも年月別の細かいデータはあるものの、年ごとに別のCSVファイルしか存在していなかったので手でマージ作業が必要でした。

などなど、たくさんデータの壁にぶち当たる経験ができました。
分析しやすい形のデータを持っていることって、本当に大事だなと学びました。


というわけで、DATA Saber勉強中のかりんでした('◇')ゞ
引き続き頑張ります~🚩

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