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2023年鑑賞コンテンツランキング

2023年は本当に様々なものを観て、聴いて過ごすことができた一年でした。
折角なので振り返りの意味も込めて、独断と偏見でランキング化しました。
映画、アニメ、ドラマ、音楽、ライブ、漫画、本、Youtubeと本当にごちゃ混ぜとなっておりますので、ご承知おきください。

30位:オリヴィア・ロドリゴ | Olivia Rodrigo

皆様もご存知のアメリカの歌姫オリヴィア・ロドリゴ。
2023年は躍進の年となり、アルバム「GUTS」はめちゃくちゃ聴いた。
ポップ・パンクという耳馴染みの良い音楽であるにも関わらず、10,20代前半の悩みを綴った歌詞が正直で、ぶっ刺さった。
元気を出したい時に何回も聴きたいアーティスト。

29位:アドルフに告ぐ

第二次世界大戦当時の日本とドイツを舞台に、アドルフという名前をもつ3人の男がたどった運命を描く手塚治虫の名作。
友人におすすめされ、読み始めたが、その奥深いストーリーにすぐ引き込まれた。
改めて現代における戦争の恐ろしさ、洗脳の怖さを教えてくれる貴重な作品。

28位:レックス・オレンジ・カウンティ | Rex Orange County

10月の豊洲PITでのライブ。
Sunflowerから、Keep it upから、最後のPlutoProjectorまでRexの可愛さ満点で、とても楽しめた。
今度は野外フェスで聴いてみたいな〜。

27位:ドゥ・ザ・ライト・シング | Do the right thing

全然今年度のものではないが、今年観たものとして、ランキングに入れた。
スパイク・リーの作品はアメリカンユートピアしか見た事がなく、好みじゃないなぁと思っていたが、今作は非常に良かった。
正しいと思うことは皆別で、単純に正しいと思うことだけしても十分ではなく、もっと考えて行動しないといけないと思わされた。
特にラジオ・ラヒームのLOVE”&“HATEには心撃たれたな。。。

26位:モンパルナスの灯

ジャック・ベッケルの名作。
今年は昔の映画をたくさん観たが、ストーリー、登場人物の演技含め、個人的にずば抜けて良かった作品。
最後のモディリアーニが彷徨うシーンは鳥肌ものだった。

25位:ドロピザ 【Drop the Pizza】

ワンピースの考察系Youtuberだが、もう考察というか、予言的なところがあり、考察を聞くだけでワクワクさせられる。
ワンピースが佳境を迎えるにつれ、ドロピザの考察も面白くなっていき、毎回ワンピース本編と同じくらい楽しみにしている。
当たっても当たってなくてもどっちでもいいくらい、とにかく面白い。

24位:JUMADIBA

個人的に今年の日本HIPHOPシーンはWatsonとJUMADIBAの2強だった。
特にJUMADIBAはアメリカやイギリスにも無いようなラップで、HIPHOP全体に新しい風を吹き込んだという点でも、評価できると思う。
何がいいか分からないが、とにかく癖になるフローがたまらないのと、時々口ずさみたくなる歌詞が良い。
個人的に好きな歌詞は、Naiyaの「食べてるサンラータン、俺好きなんだよね酸っぱいのね」。サンラータン大好きです。

23位:トルテュ島の遭難者たち

最後のヌーヴェル・ヴァーグと言われるジャック・ロジエの作品を映画館で観ることができた。
こんなんありえへんやろと思いながら、細かな人間模様や感情が映し出されており、変な感情になる作品。
登場人物のボナヴァンチュールのダサさと、ノノの可愛さが全面に出て良い。

22位:Succession:メディア王~華麗なる一族~

メディア一家ロイ家の後継者争いを描いたHBO肝入りの作品。
エミー賞を取ったとの噂で観てみたが、人間模様がとりあえずグロくて、ワクワクしながら毎話視聴した。
メインの登場人物3名(ケンダル、シブ、ローマン)に対する感情がぐちゃぐちゃになり、時にはケンダルを応援し、時にはローマンの味方をするといった形で色々感情が動き、面白かった。

21位:エチカ

今年は毎月哲学者を決めて読み漁ったが、そんな中でも一番響いたのがスピノザの著作。
神という概念を新たに捉え直し、全てのモノが神の一部(属性)であり、 神による必然性を受け入れることが、真の自由を得る道だという考えは衝撃的であり、生きることに対する見方が少し変わった気がする。

20位:マネスキン| Maneskin

2022年のサマソニ以来の日本でのライブであったが、もうめちゃくちゃだった。
音と光でぐわんぐわんになり、パチンコの演出を一生見ているような興奮状態が続いた。
有明アリーナは個人的に盛り上がりにくい会場ではあるが、それでも汗ダラダラになるくらい盛り上がることができたライブ。
また、野外でも観てみたい。

19位:ヤングサグ| YoungThug

大好きなヤングサグが今年も超良作を出してくれた!!
今はRICO法違反含め8つの罪で起訴され、現在も絶賛裁判中だとは思うが、ヤングサグだけはアルバムを作り続けてほしいなぁ。
個人的にはMetroBoomin Verの方が好みだし、「Jonesboro」を始めとして、哀愁漂うメロディが最高。

18位:VIVANT

今年は宮藤官九郎の日本ドラマを多く観たが、そのどの作品よりもVIVANTは良かった。
リアタイになるべく追いつこうと、夜行バスを逃し、ビンジした作品。
日本からこの規模のシリーズドラマが生まれたのはとても嬉しい。
堺雅人の演技がとにかくやばいし、設定も厨二心をくすぐられて、楽しかった。別班なりたい。

17位:ケンドリックラマー| Kendrick Lamar

2018年のフジロック以来のサマソニでのケンドリックのライブ。
世界の宝となったケンドリックを生で見ることができるとは。。。
あの時間は自分の記憶にいつまでも残り続けると確信できるような本当に感動的な時間であった。HIPHOP好きで良かった〜。

16位:破戒

今年はあまり小説を読めなかったが、そんな少ない中でもとても衝撃を受けた一作。
穢多の一族出身の主人公が自分の生まれを隠しながら、嘘をつき続ける葛藤を描いた作品であり、現代にも通じる社会問題を描いている。
現代も引き続き問題になっている性別、障害などに対する様々な偏見について、より深く考えさせてくれる作品であり、読めて良かった。

15位:セントラルシー| CentralCee

今年一番曲を聴いたアーティスト、ラッパー。
Drakeとのフリースタイルを通して発見したイギリスのDrillラッパーであるが、ビジュ含めて最高。
いかついタトゥーだらけの見た目に、縁無しメガネのスタイルは真似したい(タトゥーは彫りたくないけど。)
2024年はセントラルシーを起点にイギリスの音楽シーンをより深く掘っていきたい所存。

14位:神 対 神

個人的に2023年一番笑ったコンテンツ。
霜降りがやっているラジオの2022年の1コーナーであるが、ほんまに腹捩れるくらい笑った。
Youtubeの違法アップロードで聴いたので、今は消されてしまっているが、もし音源や動画があれば教えていただきたい。

13位:HANABI

今年は「首」から始まり、北野武作品をよく観た一年であった。
「ソナチネ」「その男、凶暴につき」「アウトレイジ」「キッズリターン」とどれもメチャクチャに良い作品であったが、特に個人的に好みだった「HANABI」。
ストーリーも最高に良いが、主人公がたまに見せるユーモアが最高に素敵で、胸打たれた。今年はもっと邦画も観よう。

12位:Atlanta S4

我らがチャイルディッシュガンビーノが監督を務めるコメディ兼社会風刺ドラマのアトランタ、シーズン4。
個人的にはどのシーズンよりもコメディ要素、社会風刺要素が強くなっており、こちらもビンジしてしまった。
やっぱりダリウスは最高やし、このシーズンで終わりとか信じたくない。。

11位:エズラコレクティブ | Ezra Collective

イギリスのジャズバンドによるリキッドルームでのライブ。
やっぱり生音は良くて、終始観客を巻き込んだ大盛り上がりのライブで最高だった。
サックスを今年始めたこともあって、サックスやってて良かったと思えたし、もっと頑張ろうと思えた。
ドラマー兼リーダーが言っていた、「Joy in the bottom of hearts」という言葉は忘れないでおこうと思う。

10位:エドワード・ヤンの恋愛時代

長年観たかった映画をやっと鑑賞することができた。
モーリーの格好良さでまずは目を惹かれ、そこから出てくる登場人物の人間性、感情に惹かれていくまたとない作品。
最後のクライマックス含め何回観ても飽きないし、愛すべき作品。
これからも何度も観返していきたい。

9位:リルヨッティ | Lil Yachty

個人的に音楽の振れ幅で一番衝撃を受けたのが、Lil Yachtyの「Let’s Start Here」。
マンブルラップの申し子だった彼が、こんなサイケアルバムを作れるのか、っていう衝撃がすごかった。
2017年の「Teenage Emotions」がすごく好きだったが、それ以上に進化していることが伝わってくるアルバム。
ゴリゴリマンブルラップである「Poland」とかを今も出してくれていることも好きなポイント。

8位:Breaking Bad

シーズン1だけを2年前に観て塩漬けしていたドラマだったが、改めて観て本当に良かった。
ウォルターの豹変していく奇妙さや、家族であることの意味を問い直す家族関係など、本当に見所が沢山あった。
最後の方の緊迫感はすごくて、あれだけシリアスな描写をどのように撮れるのか分からない。
特にお気に入りのキャラであるガスの最後のシーンは何回観ても身震いするほど危機迫っていた。ベターコールソウルも楽しみである。

7位:TAR

自分の中でずっと消化不良で残っている映画。
主人公ターの没落を描いたシンプルな内容であるが、1回目と2回目で全く感想が変わった面白い作品。
最初はターの才能を潰す周りに怒り、2回目はターの人間としての酷さにあきれてしまったが、もっと違う見方もあるのかもと思わせてくれる。
ケイトブランシェットの演技がやばすぎるので、それだけでも観る価値有り。

6位:チンチロ(四兄弟)

今年間違いなく一番見たYoutubeチャンネル。
武道館含め、チンチロと麻雀をするだけで、これだけの人を惹きつけることができるのはシンプルにすごいと思う。
四兄弟で知ったシモリュウとダブル東はマジで売れてほしいし、M1獲って欲しい。

5位:トラヴィス・スコット | Travis Scott

2021年の悲惨な事故からやっと我らがトラビスが帰ってきた!!
今年も色々な音楽を聴いたが、結局「Utopia」がとにかく最高だった。
粗いトラビスらしいサウンドがもう私好みで、最初の「HYAENA」からトラビスワールドに没入できる。
ヘッドフォンで聴くとストレス解消になるし、おすすめ。
後、今回のアルバムの対となる映画「Circus maximus」にリックルービンが出てきたのが嬉しかった。

4位:リナサワヤマ | RinaSawayama

昨年のアルバム「Hold the girl」がスタジアムロックで非常によかったので、楽しみにしていたライブの一つ。
パフォーマンス、曲の構成、MC含めこれ以上無いと思える圧巻のライブ。
また、客層も多様で、前でおじいちゃんおばあちゃんが踊っているのを見て、幸せな気分になる事ができた。
今年も何かのフェスとかに来てくれないかなぁ。

3位:ユーフォリア

こんなにも観るのがしんどかったドラマはこれまでなかった。
アメリカのZ世代が抱える悩みをぎゅっと詰め込んだ作品であるが、もう情報量がすごいのと、感情がすごく揺さぶられるので、観るのに半年くらいかかってしまった。
ただ、観終わって本当に良かったと心の底から思う事ができた。
一番好きなキャラであったフェズコ役のアンガス・クラウドが死んでしまったのは、本当に痛ましいことである。

2位:さらば我が愛

1993年の作品であるが、4K版が出たということで、角川シネマで視聴。
3時間が一瞬で過ぎるほど没入できる素晴らしい作品。
ストーリー、撮り方、全てのシーンに観るべきポイントが詰まっていた。
やっぱりレスリーチャンの演技は凄く、女形が美しすぎてマジで魅入ってしまった。
こんな作品に出会うことができるから映画を観るのはやめれない。

1位:アークティックモンキーズ | Arctic Monkeys

2023年の圧倒的1位は3月にあったアクモンの来日公演。
正直、アクモンはそこまで聴いてこず、友達に誘われてちょっと行った感じで、最新のアルバム「The car」も個人的にはしっくり来ていなかった。
ただ、ライブは本当に圧巻であり、感動で涙が止まらなかった。
アレックスターナーはMCで感動的な言葉を発することも無く、ただただ曲をやり続けるというスタイルであったが、ライブ中涙が止まらなかった。
アレックスターナーはホンモンのスターでした。
音楽が好きでよかったと本当に心の底から思わせてくれたライブであった。

こんな感じでざっと書いてみましたが、2023年は人生至上本当に様々なものを観て、聴き、感動することができた素晴らしい一年でした。
2024年も2023年以上に素晴らしい一年にしていくぞーー!!!

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