ミンミンからのじんじん。
no.1
夏
ミンミン鳴きまくる蝉。
うるさくて、うっとしいとでさえ思う。
先日、家族とキャンプへ。
ボロボロの8畳のバンガローに
くっさーいボットン便所。
目の前には綺麗な湖
最悪で最高なキャンプ場🏕
supして、お昼寝して、温泉に入って
あーなんて幸せなんだ。
そしていつもより増して、飯がうまい。
うますぎる。
遊んで食べて、いやぁー疲れた。
そろそろ寝ようと思った瞬間、手に違和感が‥
もしかして、Gか、、
お父さんにSOS
そこにいたのは蝉の幼虫だった。
急いで外の木につけた。
また寝ようとしたら次はお父さんの寝袋にも幼虫が
当たりを見渡すと
出るわ出るわ幼虫が!
バンガローの入り口やら、
天井やら至る所に‥
その中には羽化が始まっている蝉も‥
はじめて羽化の瞬間を見た。
普段見てる蝉とは全く別人で
鮮やかなエメラルドグリーン。
何て、美しんだろう‥
蝉は羽化して一週間の命
私だったらどうする‥
そんなこと考えてたら
普段の悩み何て、どうでもよくなる。
私の悩みと言ったら‥
兄妹みんな細いのに何で私だけ
ガニ股で足が太いんだよ!
とか
元彼のツイートにイラってしたり
ぶっちゃけどうでもいい
悩みばかり溢れ出てくる
蝉を見てたらそんなこと、どうでもいい。
ただ、ただ、
無事、羽化してほしい。
どうか、無事飛び立てますように。
その夜は蝉のことで頭、胸がいっぱいだった。
翌朝、羽化した蝉の抜け殻だけが残されていた。
中には羽化中、地面に落ち飛べなくなった蝉も。
湖に落ちで魚の餌となる蝉も。
木にへばりつき飛ぶ準備をしてる蝉も
ミンミン鳴く蝉の声は
うるさくて、うっとうしいとはもう、思わない。
今を生きる蝉の姿
ただただリスペクト。
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