風邪薬などのODがやめられない方へ読んでほしい記事
ODとは?
ODとは
決められた1回の内服量を超えて服用することを
「過量服薬(OD:オーバードーズ)」
と言います。
では、なぜこんなことをしてしまうのか?
初めて聞く方やパートナー、ご家族のために
わかりやすく解説していきます。
⚠️この記事は決してODを勧める記事ではありません⚠️
⚠️興味のない方、やりたいと思う方はバックしてください⚠️
どうしてODしてしまうのか
私も経験者ですが、調べる中で多い理由としては
「辛い気分から逃げたい、解放されたい」
「一瞬でも楽になることに固執してしまう」
「それしか楽になる方法がない」
という意見を多く見受けました。
この中でわかる通り
「自殺目的」ではないということがわかります。
ODの危険性
先ほど「自殺目的ではない」ということがわかりました。
それに加え、調べているうちに、ODしている方の大半が
「救急車に運ばれないレベルの量のODを頻繁にしている」
ということわかりました。
「だったら問題ないんじゃない?」
そう思う方も多いかもしれません。
ですが大きな落とし穴があります。
それは
「今日はかなりしんどいから多めに飲まないと効かない気がする」
これによりだんだん量が多くなり
頻度が増えていくことです。
市販薬の中でも風邪薬は特に依存性が高く見受けられます。
なので「今回限り」にできず何度もやってしまいます。
そうすると身体的に負担がかかってしまいます。
腎臓に支障が出てしまうのです。
腎臓に負担がかかりすぎてしまい
「急性腎不全」となり
精神的な支障より先に身体的な支障により入院してしまいます。
それだけではありません。
依存性が強く頻繁にやらないと落ち着かなくなり
量が増えてやめられなくなる。
やめたいのにやめられない。
そんな苦しみから
本来自殺目的「ではない」のに
飛び降り自殺、絞首が
「現実」になってしまいます。
ODは大したことないように見えて
それほど恐ろしい行為なのです。
ODの何が辛いのか
先ほど「楽になるためにODをしている」
というのがわかりましたが
「やりたくてやってるわけじゃない」
「やめたいのにやめられない」
というのがあまり理解されないかもしれません。
実際、精神科でも
理解してくれる先生が少ないのも事実です。
ですがパートナーやご家族さんには理解していただきたいです。
辛いこと①:お金がかかる
当然ですが市販薬とは言え、薬は安くありません。
風邪薬も少なくて安いものでも1,000円はかかります。
それを1度に1箱使うことだってあるのです。
ODは少なくとも1ヶ月に4〜5回はします。
そうすると月に安くても4〜5,000円はかかります。
カートンのタバコが買えるくらいです。
そのことによりループができます。
ずっとこの繰り返しです。
辛くない訳がないんです。
辛いこと②:やめたいのにやめられない
最初の方でも触れましたが
風邪薬は特に依存性が強く
身近でODできるため頻度も増え
簡単に辞めることができなくなります。
本人も辞めたいのです。
お金もかかるしODしても解決しない。
そんなことは本人が1番わかってるんです。
でもOD以外の方法がわからないのです。
人に話そうにも医者にも理解されないOD。
巷ではニュースなどで高校生が笑いながら自慢する。
そんなの誰にも理解されない。
ODする悩みがわかるわけがない。
相談できない。「助けて」が言えない。
ずっとその繰り返しです。
どう支えればいいのか
ー側にいる人だからできることー
「ODが何なのか」
「何でしてしまうのかわかった」
けどどうすればいいの?
これはODに限らずどの界隈でも必要なことだと思います。
「正しい知識をもって理解すること」
だと思います。
今も私の記事を読んでくださってますよね。
これも支えるための大きな一歩です。
理解もなく正論をぶつけ辞めさせようとするのは
当事者からすると耐えられないものです。
なので、まずは「理解する」こと。
こういう世界もあるんだと。
実感はできなくても辛いんだと。
そう思えたら次の行動へ移しましょう。
本気でご家族さんやパートナーを
支えたい方には絶対に読んでいただきたいです。
ネットにはあがっていないことが多いのでお役に立てるはずです。
側にいる人にしかできなこと
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