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新しく知った言葉 High Maintenance Relationship

High Maintenance Relationship
英語弱者の私には視覚的に圧倒されてしまう長さだけど、声に出してみるとそれぞれ単語自体の意味はわりと簡単。
これは、普段聞いているラジオで紹介されてた言葉だ。

英語らしい言い回しだなと思うと同時に、これに対応する日本語の言葉はないなー、と思った。

いきなり余談だけど、「文章にしないと伝えられない物体とか現象が、別の言語では1単語で言い表せられる」という、言語が必ずしも一対一対応していない事実が好きだという話がしたい。
有名か分からないけど、スウェーデン語で"モーンガータ"という言葉がある。これは海とかで月明かりが水面に映って道のように見えていることを表す単語である。もちろん日本語にこれに該当する単語は存在しない。
たいていの地域で見れそうな景色だけど、スウェーデン語はこの情景を切り取って単語にしようとした。誰かがこれに単語を与えてあげようとしたんだとしたら、いい感性だなあと思う。し、今も浸透してるということはそう言う感性を持った人が多いのかな〜とか遠い異国の文化に思いを馳せることが出来る。
一対一対応が取れていないことは、それぞれの言語が文化や人に根付いている気がして、その関係性について色々想像の余地があるのが楽しい。(言語学素人の私見です)


ハイ、メンテナンス、リレーションシップ

どう想像しただろう?
直訳するなら「高い」「保守、維持」「関係性」。
皆さんお察しの通り、継続した保全が必要な人間関係のことを指すらしい。もう少し言い換えるなら、(険悪になるわけではないけど)定期的に連絡を取らないと疎遠になりそうな関係性。
めっちゃ言い得て妙だな、と思った。人間関係といえば仲の良し悪しに言及しそうなところを、この言葉の座標軸は"保全が必要かどうか"になってるのがおもしろい。
しかもこの問題、というかあるあるは全世界共通だろう。この言葉聞いたら大抵の人が同じ状況をイメージ出来るし、単語が変に凝ってないところもいい。

この言葉を聞いて、私もある人が思い浮かんだ。
High Maintenance Relationshipな友達は、大人になるにつれていなくなった。でも会社の仲良いおばちゃんの先輩がたぶんこれに当たる気がする。
会社でもよく喋るし休日に遊ぶこともある。なんならその人の愛知の実家に遊びに行ったこともあるくらい。でもこの先輩は人間関係の防衛本能がすごく高い気がしていて、もし私があまり喋りかけなくなったらそれを察知して自分からすぐに身を引きそう。避けられる前に自分を守る人、という感じ。
もうだいぶ仲良いと思うんだけど。向こうも私のこと好きだし私も先輩のこと好きだから全然気を使わなくていいのに、こまめに話しかけたり一緒帰ったりする必要がある。これこそHigh Maintenance Relationshipだろう。

学生の頃も人間関係において自己防衛をしてしまう友達がいたな。本能的なこともあるだろうししょうがないことだけど、もったいないとも思う。
私個人としては、自分が先に好意を示しておいて、向こうの出方を待つ戦略の方がいいと思う。
なにが?好きな人を回収出来る効率が。。
自分の好きな人が100人いたとして、全員に好意を伝えていれば、その中で私のことを好きな人を回収し漏れることはない。

それで思い出したけど、追われる恋愛が好きな人の方がリスクを抱えているし逆にチャレンジャーなのでは、と最近気が付いた。追う立場でいれば好きな相手にだけ好意を送ることが出来るし、好きの供給を続けるか止めるかは自分次第だ。でも追われる恋愛が理想のパターンの場合だと、その恋愛は相手からの好意の供給状況に依存する。向こうの"好き"の供給が止まれば理想の恋愛の状態では無くなってしまう。こちらの方が生殺与奪の権を他人に握られていてヒリヒリするし、供給が止まったとき精神的にもしんどい気がする。やっぱポジティブポライトネスを武器にした方がいい。

あ、てかそうなると、本当の意味での自己防衛は追う立場でいることなのか。相手の好意次第で不安定な関係になってしまう状況に身を置くのが怖い。
実は精神的にタフなふりをしているだけで、私の方こそガッチガチの防衛本能がめちゃくちゃに働いているのかもしれないな。うん、否定はしない。
今回話の進み方、脳内と変わらんな。構成力っていつ身につくんだろう。。


こうやって隠さないといけない恥やプライドやらが多いからnoteに書くことがたくさんあって捗るなあ。


おわり!

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