農作業記#7「春耕(田打ち) 」
春のような気候が続いて、田んぼはみるみる乾いてきた。
ついこの前まで、田植え機のメンテナンスをしてたんだけど、
(まだ終わってないんだけど、、、)田んぼが乾いてトラクタが入れるようになったならば、これはもう農作業をしないわけにはいかない。
米農家はいつでも田んぼのコンディション次第で出動なのである。
というのも、春先は本当に天気が読めない。
暖かいなーと思ったら、今度はまた冬に逆戻りしたり、いきなり雪が降ったりすることもある。気温が上がってくるので、田んぼは乾きやすいが、雪が降っちゃうと流石にしばらくは田んぼに入れなくなる。
そんなわけで、春先は田んぼが乾いたら、まずは田んぼでやる作業を優先してやっていくのが定石なのである。
今シーズンは乾くのがだいぶ早い。
去年はどうだったかなーと見てみたら、去年はまだ苗間の代かきさえ終わっていない。去年は気温が低くて、苗間に水を入れた後に氷がかなり厚く張ってしまった。それで溶けるまで待っていたらこの時期になってしまったのだ。
今年はというと、既に代かきを数週間前に終えて、水をはらって乾かしていたんだけど、もう完全に乾いて、いつでもハウスを建てられる状況。
むしろ、乾くのが早過ぎて仕事が間に合ってない笑
まあまだ焦る状況ではない。
今はトラクタで田打ちをしているところ。
毎年稲刈り後の秋に1回田打ちをして、春には肥料まきをして、田打ちをするところなのだけど、今年は肥料まきの前に1回田打ちを多くやっている。
1回多く田打ちをすることで、何がいいのかというと、、、
反転させて藁を空気に触れさせてあげることで、藁の分解が進むのである。
昨日で全体の半分以上は作業を完了した。
大体毎回田打ちの時は強粘土地の五郎兵衛新田から作業をスタートして、だんだんと粘りの少ない田んぼへと移行していく。昨日で五郎兵衛新田は脱したので、作業はより楽になってきた。
どの田んぼもよく乾いていて、サクサクと田打ちは進む。
トラクタのタイヤやロータリにも土がつきにくい(それでも五郎兵衛新田の場合は土がつく)ので、トラクタへの負荷も小さいし、道路を走るときにも土を落とす心配がない。(秋の時はかなり土がつくので、その掃除だけでも大変なのだ)
少し大変なのは、乾いているおかげで土埃がすごい。
おかげで窓はとても開けられない。日差しが強いと室内は暑くなるので、
もうすでにクーラーをつけている時もある。
今週末は土日返上で作業予定。
がん!がん!がん!