R7.1/9きょうのことば
入院中の習慣でパズルをやっていた。
クロスワード、ナンバークロス、間違い探しなどなど多種多様なパズルを日々昼夜問わずやりまくっていた。
リハビリでは作業療法士、理学療法士、言語聴覚士の方が3コマそれぞれ担当してくれていて、僕を担当してくれていた方も決まっていた。
その中で言語聴覚士さんが脳の回復のリハビリを担当してくれていた。
入院中にリハビリとして数多くのパズルをこなしたけれども、言語聴覚士さんからは、時間がある時はパズルとか簡単な計算とかをリハビリ以外の時間でもできるだけやっておいてやってほしいとのこと。
そこで、脳が回復するのだったらなんでもやろう!という気持ちで、お見舞いに来てくれている妻にパズルを買ってきてくれるようにお願いをした。
何冊も何冊もこなしていくと、結局ナンクロが一番楽しんでできることに気づいて、朝から晩までベッドでひたすらナンクロ。それが習慣になっていった。
おかげさまで退院ができてからも、何かパズルはないかなーと探していると、信濃毎日新聞の中に毎日パズルコーナーがあって日替わりで各種掲載されている。これだ!と思って毎日パズルを楽しみにしている。
ついでに言うと100円ショップにも書籍のコーナーがあって、そこでもパズルが展開されていて、ナンクロを求めてお店に行っている。通常の本屋さんにも当然ナンクロはあるのだけど、パズル以外の情報も多くて、うるさいなーと感じてしまう。100円ショップのナンクロがちょうどいい。
パズルコーナー以外の新聞の他の記事はというと、やっぱり最初は読めない。字はわかるのだけど、前後のつながりがよくわからず、何度も何度も読み返しているうちにめんどくさくなってきてしまう。
そんな、難読の新聞も退院して5ヶ月経つ今、ようやく短い記事とか興味のある記事くらいは1つ2つ読めるようになってきた。
入院をするまでは、小学生の娘のための間違い探しくらいしかやってこなかったパズルコーナーだけど、退院後の僕にとっては癒しのコーナーであった。どんなコーナーにもそれを必要としている人がいるのだと知ることができる。