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R7.1/22きょうのことば
ある日リハビリの施術を受けていると、同じリハビリ室で興がのったのか車椅子に座っていたおばあちゃんが歌い始めた。そこは20-30人の患者さんがリハビリの治療を受けるための部屋で、その時間はたくさんの人がいたのだけど、おばあちゃんは一節どころか、大きな声で一曲、歌を歌い切ったのだった。よく声が出るなー、と感心をしてしまったのだけど、その曲は長野にまつわる歌だった。
ふと、県の歌ってあったよなーと思って調べてみた。
県歌「信濃の国」 浅井洌 作詞
一
信濃の国は十州に
境連ぬる国にして
そゆびる山はいや高く
流るる川はいや遠し
松本伊那佐久善光寺
四つの平は肥沃地
海こそなけれ物さわに
万足らわぬ事ぞなき
二
四方に聳ゆる山々は
御嶽乗鞍駒ヶ岳
浅間は殊に活火山
いずれも国の鎮めなり
流れ淀まずゆく水は
北に犀川千曲川
南に木曽川天竜川
これまた国の固めなり
三
木曽の谷には真木茂り
諏訪の湖には魚多し
民のかせぎも豊かにて
五穀の実らぬ里やある
しかのみならず桑とりて
蚕飼いの業の打ちひらけ
細きよすがも軽からぬ
国の命を繋ぐなり
これが長野県の歌。地名や山、川もあるし長野の誇る産業についても触れられている。佐久も入っているね。浅間山ももちろん入っている。諏訪の湖には魚が多いのか!?
そういえば、佐久市の歌もあったなーと思って調べてみる。
佐久市民の歌
佐久・わが市(まち)
山川 啓介 作詞
神津 善行 作曲
一、八ヶ岳 浅間 荒船(あらふね) 蓼科
山々は優しく 今日も見守る
のびやかに育ち すこやかに生きる
このまちの仲間をすべての生命を
ああわが市(まち)佐久 大空に愛された
ああわが市(まち)佐久 美しいふるさと
二、やすらぎをたたえ 千曲は流れて
花たちを咲かせて 人をうるおす
あたたかい瞳(ひとみ) 満ち足りた心
一人ずつわけあう ひとつの幸せ
ああわが市(まち)佐久 ぬくもりが優しさが
ああわが市(まち)佐久 あふれてるふるさと
三、まろやかな大地に 歴史が息づき
新しい希望が 空を見上げる
ここに住む誇り 抱いてる胸は
知っている抱いてる 世界の広さも
ああわが市(まち)佐久 しなやかな樹のように
ああわが市(まち)佐久 のびてゆくふるさと
佐久市の歌も著名な山や河川の名前がたくさん盛り込まれている。やっぱ浅間山にはこっちも触れられているね。メロディも個人的には好きで、僕もさきちゃんもこの佐久市の歌が気に入っている。
身近な感じがしてとてもいい。
やっちゃんが合唱団で歌っているからかもしれないけども。やっちゃんの発表会では、この曲は舞台でアンコールの時にかかる定番の曲というせいもあるかも。
目先を変えて僕の出身地である桶川の歌も調べてみた。
こちらはベニバナを推している。
べにのはな
おおきな橋 こえてゆこう
かわべりの きいろいはな
すずしい風 およぐおよぐ
べにのかほり 流れてく
あさのひざし 浴びてたった
大きな空 小さい花
青い世界 広がる
あなたつつむ べにのかほり
いつかみてた かわいいはな
あかくなって 母になる
光の粉が 舞いあがり
べにのかほり 街をこえて
おおきな橋 こえてゆこう
かわべりの きいろいはな
すずしい風 およぐおよぐ
べにのかほり 流れてく
(間奏)
あのひざし 浴びてたった
大きな空 小さい花
青い世界 広がる
あなたつつむ べにのかほり
いつかみてた かわいいはな
あかくなって 母になる
光の粉が 舞いあがり
べにのかほり 街をこえて
おおきな橋 こえてゆこう
かわべりの きいろいはな
すずしい風 およぐおよぐ
べにのかほり 流れてく
べにのかほり 流れてく
べにのかほり 流れてく
桶川は中仙道の宿場町でもあって、その中仙道のあたりと、紅花の産地として推していた。あまり個人的には馴染みはないのだけどね。作の歌と違って、あんまり山とか河川に触れられていないなぁ。山だったら秩父のあたりとか、川だったら荒川が有名だとは思うんだけど。県の歌、市の歌というのは、けっこうあるけど、長野はよく歌っている気がする。桶川で歌った記憶はないなぁ。