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路上ライブは、どんな犯罪になる?

路上ライブをして書類送検された事がニュースになっていました。

交通の妨げになっていると複数件通報が入り、道路使用許可を得ずに路上でライブを開催したとの事で、今回の書類送検となったそうです。

まず、道路使用許可を取らずに路上ライブを行うと、道路交通法違反の〝犯罪〟になります。

刑としては、3か月以下の懲役、または5万円以下の罰金になります。

でもその刑よりも怖いのは〝前科〟です。

簡単に言えば「犯罪者ですよ」という経歴が生涯消えない、という事です。

つまり、軽い気持ちで無許可で路上ライブを行い、今回のように書類送検されて、もしそれで裁判所で〝有罪〟が確定してしまうと、一生犯罪者として生きることになる、という事なんです。

前科があると、海外に行く場合や行った先での行動が制限されたり、資格が取れなかったり、採用試験に不合格となる理由になるなど、様々な制限があります。

そう考えると結構重いですよね。前科は。

なので路上ライブを行う場合は、良く考えてください。

例えば、路上ライブで歌っている動画をSNSで公開していた場合、それが無許可だと判断されれば〝犯罪行為〟を行っていた証拠を公開しているようなものです。

「みんなやっているから」と、安易な気持ちで路上ライブをやっていると、それが将来の災いになってしまう可能性もあります。

売れていない内は良いです。売れてからや、デビューが決まってからそういった事が炎上してしまったら大変です。

現在売れているアーティストが「路上ライブで有名になった」という逸話がたくさんありますが、それは本人達が勝手にやった路上ライブではなく、売るための戦略として〝伝説〟を作るために、事務所側で仕組んで行っていた事が多いです。

つまり、許可を取って行っている訳です。

それに。

これまでは大丈夫だったからと言って、これから大丈夫だという保証はありません。

実際に全国の繁華街では、路上ライブの通報件数が増えているようです。

いつどのタイミングで、アナタが書類送検され、前科者になるかわからないのです。

とはいえ。

路上ライブを大目に見てくれている所や、市や地域で路上ライブを容認(黙認?)している場所もありますから、色々調べてみましょう。


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