ステージに立つなら知っておいた方が良い舞台用語
土曜日(2023年7月22日)は #全国うたハル王選手権 の優勝者2名が、CLUB CITTA'でオープニングアクトとして歌唱しました。
ご覧頂いた皆さま、ありがとうございました。
私も2人にほぼ付き添っていたんですが、近くで見ていて2人の感動と興奮が入れ混じっているのがわかり、とても良い経験になっているなぁと感じた訳です。
そんな素敵な時間だったのですが、リハーサルの時にちょっとした事件が。
音響さんに「ステージどうしますか?」と言われ、2人ともポカン。
それもそのはず。2人に業界用語の説明をすっかり忘れてまして。
音響さんは、カラオケの音を先に出してその音に合わせてステージに入ってくるのか(音さき)、それともステージの中央に立ってから音をだすのか(板つき)、を聞いていた訳です。
慌てて「板つきで!」と私が答えました。
という訳で、ステージに立つなら知っておいた方が良い舞台用語(ステージ用語)の基本的な所をまとめてみました。
OA(オープニングアクト)
いわゆる前座です。本編(主役)が歌う前に歌う事です。
袖
客席から見えないステージの端(横)の場所の事です。
上手・下手
客席から見て、ステージ右側を上手(かみて)、左側を下手(しもて)と言います。
捌ける(はける)
ステージ上から降りる事。または袖に行く事を言います。
バミリ
ステージ上で立つ位置を示した印の事です。だいたいこの位置にスポットライトやカメラ位置を合わせてあります。
さす
スポットライトの事やカメラ位置の事を言います。「バミリをさしてる」と言われたら、立つ位置の印にスポットライトやカメラを合わせているからそこからズレないように、という事になります。
へそ
ステージの中央の位置を言います。「バミリはへそ」と言われたら、立ち位置の印はステージ中央にあるから、という意味になります。
板付き
ステージ上に人がいる状態で演奏(カラオケ)が始まる事を言います。
音さき
演奏が始まってからステージに入る事を言います。だいたい「板つき?音さき?」とセットで聞かれます。
見切れる
客席から見えては行けないのに見えてしまっている事や、見えてしまっている人の事を言います。カメラの場合は写ってはいけないのにカメラに写ってしまっている事をいいます。つまり「邪魔だよ」と言われてる訳です。
いくつ知ってましたか?
ステージに立つなら、これぐらいは覚えておいた方がいいです。