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老犬介護物語 16歳10ヶ月

介護スタートは突然に。

それまでヘルニア以外の既往歴なし。

日曜日の朝、散歩途中でフリーズ。夫が抱いて帰宅。

動かず ぐったり。
昼前1回、午後2回 嘔吐あり。
呼吸が荒い。
夫の膝の上で小一時間、その後落ち着くが水も飲まない。

翌朝病院で注射と薬。ヘルニア再びと判断。
午後庭で排泄。食欲あり。薬の副作用で頻尿。

とここまではそれまでのヘルニア症状と同じだったのだが、
いつもなら注射1回で完全復活となるところが、復活せず。
10日に一度の注射と投薬が1ヶ月続いた。加齢による回復力の変化と受け止める。
夜中2〜3時間おきの排泄(外に出てしたくて鳴く)の始まり。

3週間後、前足にも異変。ナックリング(足先が握ったようになり足裏が地面につかない)が起こる。
ひと月経っても介助なしでは立っていられず。
顔と尻尾の皮膚に炎症が出てきて、注射と投薬をストップ。

この段階で心配は尽きなかったが、実際に大変だったのは夜中の排泄。

水も飲める食欲もある。ゆえに出るものもでる。これはとても大切なことで、生きていくために絶対必要なことなのだけれど、自分で立てないワンコの介護において、一番大変なことでもある。

食べて飲めて出せる、このどれか一つができないだけで心配で心配で心配になる。
年とともにできないことが増えてくると逆に
これさえできればまだ大丈夫と思える。

お水飲めてよかったね、ウンコ出てえらいね、ってなるんだよ本当に。

介護生活のスタートです。

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