【雇われ院長は〇〇状態】
現場でバリバリ施術をして患者さんからの指名や個人売上も多く
数字の管理が出来て来るといよいよ管理職へのカウントダウンが始まります。
「昇給」「名誉」「体裁」など得るものも多く“やり甲斐を感じながら仕事が出来る”と思うかもしれません。ハッキリ言って大間違いです。
1.管理職という名の馬車馬
接骨院での管理職は馬車馬のように働きます。
売上の管理、スタッフの育成、レセプト業務など多岐に渡ります。
その重労働の割に給与はさほど上がりません。
むしろ時給で換算すると「減っているのでは?」と思う時も多々あります。
そう疑問に思っていても、管理職の期間が長ければ長い程、文句が言えません。
それは恩を売られている為、言えないように教育されているからです。
そうして長く会社につとめさせる狙いがあるからです。
2.最初に来て最後に帰る現実
管理職になると文字通り鍵の管理も任されます。
自分が来ないと院は開かないし、全員が帰らないと鍵が閉めれません。
誰かに預けて鍵を無くそうもんなら損害賠償物です。
どれだけ勤続年数が長くても任される仕事量は減りません。
むしろ増えるばかりで帰る時間は遅くなるばかり。
なんのメリットがあるのかが分かりません。
3.レセプト作業は診療時間外にサービス残業
これ普通です。
夜9時に一度帰宅し夕飯と風呂。
12時頃に戻り翌朝3時までレセプト業務をして一旦帰宅して仮眠。
そして通常勤務なんて当たり前の月末月初です。
一度、ここに関してオーナーに提言するも一蹴されました。
「業務時間内に出来る仕組みを考えなさい!」
その当時、1日の平均通院人数は80名から120名。
それをスタッフ4名、新入社員2名で回すので業務時間内なんて
どんなに仕組み化しても不可能でした。謎の会社でした。
4.そして“洗脳”の境地へ!
もうここまでくると全てがオーナーの言う通りという
洗脳状態に入り、全てを受け入れ始めて自分で咀嚼し始めてます。
こうなると辞めたくても辞めるタイミングは分からなくなります。
そして辞める際は確実に揉めます。
まとめ
接骨院での管理職を経験したから開業したくて
管理職を目指す方も多いと思います。
しかし経験者である私から言わせて頂くと
「期日」を設けないとダラダラ勤め続けるハメになります。
自分への覚悟も含めて2年なら2年と決めて
会社にも伝えて取り組むべきです。
それまでにどのくらいの状況を作り、
どんな自分になるのかを明確にして開業すれば
スタートダッシュはきっと切れると思います。
少しでも柔道整復師の皆さんが
明るく活気のある生活になりますように!
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