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文系ワーママのITパスポート合格メモ

先日のIT系資格の記事が多くの方に興味を持ってもらえているようなので、今回はITパスポートに絞って記事にしてみました。


ITパスポートは、IT初心者でも挑戦しやすい国家資格です。会社で取得が推奨されている方も多いのではないでしょうか。

はじめて、あるいは数年〜数十年ぶりの資格試験という方もいらっしゃるかもしれません。

そういった方を踏まえて、今回は文系のアラフォーワーママの私が、ITパスポート試験に合格するために工夫した方法などをご紹介します。




1. アルゴリズムは捨ててOK!重点分野に集中しよう

ITパスポート試験に限らずですが、資格試験は満点を目指す必要がありません。
ITパスポート試験の合格ラインは60%以上なので、重点分野をしっかり勉強すれば十分です。 

先日こちらの記事にも書きましたが、

  • 試験問題のうち、8割が重点分野、2割が出題頻度の低い分野から出題されるので、出題頻度の低い分野の勉強は頑張らない。

  • 重点分野の中で8割の正答率を目指す

この場合、計算上では以下の通りになります。

80%(重点分野の配点) × 80%(正答率) = 64%


出題されたもののうち64%が正解できれば、ボーダーの60%を上回っており、合格できます!

私はこの基本戦略を念頭に、以下のように対応しました。

  • 捨てる分野:ITに馴染みのない場合、アルゴリズムなどの難しい問題は割り切って勉強しない。

  • 取り組む分野:よく出る問題はやればやるほど得点に繋がりやすい部分。ここを重点的に学習する。

また、試験範囲内で得意な分野がある人は、
得意分野は問題演習から始めて、わからない部分があればテキストに戻って確認するやり方も効率的です。

仕事や育児と両立しながら勉強を続けるためには、知っている部分のテキストを読むような時間と気力の無駄遣いを極力減らしましょう!


2. セキュリティ分野は実務にも役立つ!

セキュリティ分野は仕事での実践にも役立ち、モチベーションを保ちやすい分野です。

もし自分のパソコンがマルウェアに感染してしまったら…などと考えながら緊張感を持って勉強すると良いかもしれません笑

ITパスポート試験は、文系には馴染みのないIT用語を覚えることが一番辛いところですが、セキュリティについては会社の研修などでも目にする用語が多く、文系でも取り組みやすいと思います。

セキュリティはIT系資格として次のステップである情報セキュリティマネジメント、基本情報技術者試験などの試験でも非常に重要な分野です。

ITパスポート以降もITリテラシの向上やDX推進に関する知見を高めたいと思っている方はそういったことも念頭に、モチベーションを保ちつつ勉強に取り組みましょう。


3. テキストの最初から始めない!


テキストを最初から順番に進めるのではなく、先ほどのセキュリティなどの取り組みやすい分野からスタートしましょう。

やる気は、やり始めると出てくるものです!
最初の学習継続のハードルを下げましょう。
セキュリティ以外だと得意分野や興味を引く分野から始めると良いでしょう。


また、試験範囲には暗記中心の分野と理解・計算が中心の分野がありますが、ずっと片方だけやっているとそのうち嫌になってきます。

交互にやったり、その日の気分で取り組みやすい分野をやるのも有効です。

そんなことをすると頭の中がぐちゃぐちゃになりそう!と思われるかもしれませんが、
今はどこの分野(セキュリティ、データベースなど)を勉強しているのかだけ、意識しておけば以外と大丈夫です。

試験合格のコツはとにかく勉強を少しずつ続けることです!



4. アルファベット3文字の略語を覚えるコツ 

IT分野では、アルファベット3文字(3文字略語)が頻繁に登場します。これらを単なる記号として覚えるのではなく、元の意味を理解して関連づけることが、思い出す際に役立ちます。

例:

  • CPU (Central Processing Unit)
    ⇒ 「中央の処理装置」と覚えることで、コンピュータの「頭脳」である役割がイメージしやすくなります。

  • LAN (Local Area Network)
    ⇒ 「限られた範囲内のネットワーク」と元の意味を理解することで、家庭や会社内のネットワークを指すことがすぐ分かります。

例が簡単すぎますかね…?
でも、こんな感じの略語がたくさん出てくるんです。


文系の方の中には英語が得意な方も大勢いらっしゃるはず!
得意を活かして効率よく勉強しましょう。

ちなみに私は文系ですが英語は苦手で、このIT分野の略語に未だに大苦戦しています。

ITパスポート試験の参考書はたくさん出ていますが、これらの略語の元となる単語がしっかり表示されているものがオススメです!

今後、IT分野の勉強を進める場合はさらにたくさんの略語を覚えることになりますので、丸暗記より意味を覚えていった方が、後々記憶を辿る時に楽に思い出せるようになるので、できれば元の英単語から覚えるのがオススメです。


5. 長期的視点で、あえて今は完璧にしない


いきなりですが、あなたにとってITパスポート試験に合格することがゴールですか?

根本的に、ITパスポートはゴールとなる資格ではなく、スタートに立つための資格です。
次に進むステップを見据えて学ぶことで、試験勉強の意義がより明確になり、モチベーションの維持にも繋がります。

そして、ITパスポート取得の次のステップがある前提で言いますが、

ITの学習は小学校から高校まで繰り返し段階的に学ぶ算数や理科のように、一度に全てを覚えようとせずとりあえず何となく、概要を覚えておき、次の試験で深掘りする、というのも一つの方法です。

例えば2進数などの計算問題が負担になるようだったら、2進数の基本概念だけ理解するに留めて、
数ヶ月後に基本情報技術者試験の勉強の時にきちんと問題が解けるようにする、といったようにです。

急いで全てを覚えなくても、知識を深める機会はこれから先もずっとあります。

勉強を負担に感じて辞めてしまうより、気楽な気持ちで続けることが大切です。


6. やる気が出ないときの対処法

勉強が苦痛に感じるときは、無理をせずに気分転換を図りましょう。

例えば、自分へのご褒美を用意する(好きなお菓子や趣味の時間)、気分転換に運動をするなど、自分のモチベーションや脳の働きをコントロールすることが大切です。

往々にして脳は怠惰ですので、あなた自身が脳の「楽をしたい」と言う信号に振り回されないよう、適度に脳を休めましょう。

先ほど暗記と計算を適度に交互に取り組むよう提案したのも、暗記と計算では脳の使う場所が違うため、
筋トレのように同じところばかり使って負荷を与えるのではなく、
交互に違う部位を使って脳の負担を軽減することが、結果的に勉強の負担を軽減させ、勉強を進める力になります。


ちなみに、私はたまにお酒を飲みながら勉強します。
勉強の苦痛が和らぐので、気になった人は一度試してみてください!笑


まとめ:ITパスポート合格を通じて得たもの

私は、ITパスポート試験を通じて、ITに対する苦手意識が少し減りました。
ITパスポート試験は、日々進化するITのほんの入り口でしかありませんが、これから益々発展し重要になっていく分野を学ぶことは、決して無駄になりません。

これから挑戦する方も、楽しみながら少しずつ勉強を進めて、一緒にこれから来る時代を乗り越えましょう!

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