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YOU ARE OUR FIRST STAR
ganasサポーターズクラブ
(サポーター:高柳喜代子さん)
今日は母の診察日だった。彼女の病気はアルツハイマー型認知症。発症はおそらく2021年の夏ごろ。ちょうどミャンマー英語を立ち上げたころだ。
発症した当初、現実を受け入れるのは辛かった。病気が、彼女から、記憶も、できることも、次々と奪っていく。できないことに目が行って、「以前はこうだった、ああだった」とばかり考えていた。どう向き合ってよいかわからず、今思うと「怒らない、ダメといわない、押しつけない」(ダメ三原則)の反対の言動ばかりしていた気がする。
教育現場では「困った子は、困っている子」と言われる。私自身、患者さんを支援をしていて、同じように実感する場面は多い。私が母の行動に戸惑っているのと同じように、母自身も病気を受け入れられず不安なのだ、と思えるようになるには、時間も必要だった。
手元に一冊の詩集がある。
『私たちの一番星よ』(詩:和合亮一、絵:荒井良二)
故郷を想いながらも、そこから遠く離れた異国の地で、子どもを産み、育て、日々奮闘する「母」の物語。故郷では紛争のため、死者や難民が後を絶たず、自由と民主主義、希望も夢も将来も、何もかもが失われている。
夜の始まりに最初に輝く星、一番星、金星。母たちはその星に、願いを、道しるべを、自分の強さを、投影する。異国の地で、困難に立ち向かいながら、大きく根を張った強くしなやかな一本の木になる。海を渡った14名の母たちの思いをのせた詩集。
そこに、私の好きな一節がある。
ー言葉には橋がある
ー心には道がある
ー空には星がある
ーさ迷い続けても
ー夕暮れに
ー金の星が
ー必ず
ー見つかることを
ーいつか
ーあなたに教えたいのです
巻頭の謝辞に書かれた14人の母たちの中に、大切な友人たちの名も見つけた。
ー母よ
ーいつまでも あなたの枝に 私という 子どもを
ー繁らせて いて ください
(和合亮一「私とあなたここに生まれて」 ”ふるさと”より)
自分の母親のことを思う。たとえこの先、記憶がどんどんなくなっていったとしても、彼女が母として奮闘し、私を養する枝、幹、根でいてくれたことは何も変わらない。
そして娘たちのことを思う。私は彼らにとって、そんな木でいられるのだろうか。
日本で強くたくましく生きる、ミャンマーの母たちのことを想う。
いつかきっと、子どもに平和な故郷を見せたいよね・・。
いまも、世界のどこかで、紛争で、病気で、事故で、子どもたちが命を落としている。そして、子どもを亡くした母の気持ちは、世界中どこでも絶対に同じだ、と今は確信できる。
それを他人事ではなく、自分ごととして感じつづけるために、これからも、世界の人たちとつながっていきたい。そのために、英語を、語学を学び続けようと思う。
そして、詩集をくださった藤田さん、14名のミャンマーのお母さんたち、皆さんが心安らかに過ごせるように、すこしでも自分にできることを続けていきたい。
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2月22日と締め切り間近ですが、この調子だと〆切延長か・・
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