中小企業119っていう経営相談サポートもあります。
こんにちわ、皆様とともに成長していく公認会計士・税理士のガッツです。
いくつか商工会議所に関する紹介をしましたが、創業時にうまく使えばいい制度として、中小企業庁が提供する中小企業119という制度があります。
今日は中小企業119をご紹介できればと思います(これ、ちょっと前まで「ミラサポ」といわれてた制度です)。
1.中小企業119って何か
以下が制度紹介のリンクになります。
その中の図を引用すると、悩みを抱える中小企業や個人事業主が専門家に相談できるというものです。
2.どんな相談を中小企業119ではできるのか
中小企業119では以下のように紹介されています。
【以下が引用】
「新しく事業を始めたいけど、何から手をつけていいかわからない」 「資金調達の方法が分からない」「そろそろ海外との取引も開始したいけど実績がない…」 「ITを活用して、販路拡大を実現したい」「IT導入補助金を活用し、ITツールの導入に繋げたい」。 そんなときは、ひとりで悩まず、まず支援機関に相談してください。 支援機関は皆様のお悩みに対する回答をするだけでなく、 解決の難しい課題も中小企業119に登録されている専門家に支援を依頼することができます。 中小企業の経営に関わる各分野の専門家が、課題解決に向けたお手伝いをします。 派遣回数は同一年度につき5回を上限とします。
3.中小企業119の利用方法
ザクっというと以下のところです。
・支援機関に悩みがあることを持ち掛けるとともに、中小企業119が利用できないかも相談。
・支援機関は以下で検索できます。商工会議所とかが対象です。
・専門家がマッチングすれば、いくつか手続を経て実施となります。
・同一年度5回まで派遣が受けれます。初回は無料です。
4.中小企業119の注意点もあります。
いくつか注意点があります。
・支援機関に持っていくときに、相談してくれる専門家は指定できません。「我那覇さんという税理士に相談したいんだけど」といっても制度上できないです。支援機関が相談内容とマッチングする専門家を指定します。
・相談がメインですので、作成や作業などの成果物は出せません(専門家側にも注意があります)。また、記帳指導や申告書作成指導などは支援対象外です(他にも支援対象外事業はあります)。作成や作業は不可ですという理解でいったほうがよいです。
・2回目は費用負担がでます(ただし、安価とは思いますよ)
・ある中小企業者等が同一の案件で同一の専門家からの派遣を複数年度にわたって 受けることはできないこととなっています。
・中小企業庁から報酬が専門家に出ることもあって、いくつか報告フォームに入力を求められることがあります(たいていは専門家と支援機関がいれるものですが、相談する側も若干あります)。
5.こんな活用すれば中小企業119よいですよ(事例)
ホームページにも派遣事例は紹介されていますが、以下のような活用が考えられます。
僕の周りでも以下の活用された方はいらっしゃいます。
中小企業119で派遣される専門家が魅力的であれば、119の枠外で専門家により詳細な支援を依頼してみるのもありかと思います。
・販路拡大のための相談
・強みや弱みを明らかにした事業価値の明確化
・商品のブランディングの相談
・マーケティング方法の相談
・業務効率化、経営の見えるか
・経営におけるITの活用
・事業承継支援
うちの事務所も専門家登録しておりますが、上述のとおり、記帳指導や税金指導はこの制度ではできません。
業務効率化(管理側で)などはうちの事務所で相談のれることもあります。
活用するかしないかは別として、制度があるということは知っておいて損はないかと思います。