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税理士として、中小企業であっても予算を立てることの重要性って何だろうと考えてみた。

こんにちわ、皆様と一緒に成長していく公認会計士・税理士のガッツです。

上場企業とかでは年度が始まる前に、売上や経費や利益の目標となる数字である予算を立てていると思います。
中小企業であっても、予算を立てることが有用、必要と迫られる場面ってあります。
そもそも中小企業でも予算を立てる意味って何なのかを考えてみました。

1.中小企業であっても予算を立てる意義:目標を決めた方が叶いやすい

年度初めに、売上が○○万円と立てている事業者と、なんとなくやっている事業者、どちらが売上○○万円を達成できるかというと、立てている事業者のほうが感覚的にも多い気がします。

何か指標があれば、それに向かって人間は走っていく傾向ってあるんでしょうね。
売上を達成するためのアクションを数量的にも立てやすいでしょうね(何人にいくらの単価で売るとか)。
そういう意味で予算を立てる意義はありますね。

2.中小企業であっても予算を立てる意義:リソース管理

目標となる売上や経費に対して、以下のリソースが足りているのか、余剰でないのかを図る意味でも意義はあります。
・人員
・お金
・設備
・在庫

なんとなくでやっていると、どこかリソース不足がでて、ストップとなることもありえます。

3.中小企業であっても予算を立てる意義:振り返りの観点

予算があると、年度が終わって実績が出ると、比較ができます。

よかったら、よかった原因を洗い出して、さらにそのよかったことを強くすればいいだけ。
悪ければ、悪い原因を洗い出して、悪い原因を克服する、代替案を考えることをすればいいんです。

なんとなくで終わると、そういった機会もなくなります。

4.中小企業であっても予算を立てる意義:外部への説明

上場企業のように、株主に大々的に公表するようなことはなくても、中小企業でも以下のような外部への説明を求められることがあります。

・金融機関:融資申請の意義説明に際して
・補助金:補助金申請の効果説明に際して
・業務提携先:提携の意義説明に際して
・税務署や公的機関:これは普通はないですが、税金滞納したりとかしたら払える税金の見込み説明に際して

もちろん、中小企業の一人である僕も年度始まる前に予算は立てています。
簡単なものでいいので、目標や見込みとなるものは立ててみてはいかがでしょうか。

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