freeeで銀行口座やクレジットカードのデータを取り込めば効率的。だが、非効率になることもあるから注意すべきこと。
こんばんわ、皆様と一緒に成長していく公認会計士・税理士のガッツです。
今日は事務所で利用するfreeeのことを触れます。
1.freeeの銀行口座やクレジットカードデータの取り込みは便利
freeeや他のクラウド会計ソフトが推される理由として、銀行データやクレジットカードデータを取り込んで、それをもとに記帳が楽になるということがあげられます。
これに関していうと、僕も「その通り」と思います。
ありもののデータをどんどん活用し、効率的に記帳しましょうというのが考え方です。
2.会計ソフトへの自動取込機能の誤った運用例
しかしながら、freeeを初めて利用した方の記帳データとかを閲覧すると、このような運用例をよく目にします。
①事業用の銀行口座やクレジットカードにプライベートのものが多く混じっている(もしくは事業用とプライベートで区別がない)。取り込んだデータからプライベートのものを除く作業が生じる。
②データを取り込んで記帳する一方で、手記帳や領収書画像からも記帳しており、二重となっている。
これらをやっちゃうと、二重記帳になったり、記帳が不効率になっちゃいます。メリットを享受できません。
3.データ取込が不効率にならないために注意すること
・事業とクレジットについては、事業用とプライベートで分ける。
・事業用とプライベートで分けられない口座やクレジットカードで、プライベートの経費がそれなりにあるのなら、データ取込はしない。
・どういう取引をデータ取込で記帳し、どういう取引は手作業登録するかの取引パターンの整理、取引パターンごとの記帳方法を確立する。
あたりでしょうか。
freeeやクラウド会計のデータを取り込んでの記帳は売りとされていますから、どんどん活用していきたいところですが、上記3で述べたような取引パターンの整理を行ったうえで、活用することが必要です。
きちっと整理したうえで、効率化のメリットを最大限の享受したいですね。