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今週の映画

昨夜から重い空気の我が家。長男はたまたま火水と連休だったので、なんとか整理もついた…かどうかは知らんけど。

そんな空気に淀んでいてもしょうがないので、今日は映画見に出かけました。こないだ見たいと言ってたやつを二本続けて上映してくれてたありがたい映画館へ。

まずは「はりぼて」。
予告が抜群に面白かったので、本編に期待し過ぎた気はしますが、…なんなんでしょうね。笑ってていいのかな。いやでもよく考えると笑うとこちゃうで。
これは夫と見たかったかも。そのうちTVや配信あるかな。

次は「僕は猟師になった」。
これは、文字通り猟師さん、といっても自家用に消費する分だけを獲って週の半分は普通に運送のお仕事をしているという方のドキュメント。京都の街に程近い山で生活してらして、子供たちがめちゃくちゃ面白くてそこだけでも「ええもん見た」気持ちになりました。めっちゃ普通に日常的な小学生が愛おしい。笑。
もちろんメインは狩猟のシーンで、彼の状況判断の冷静さが興味深かったです。罠による猟なのですが(そこに至る経緯は本で読んだ記憶が)、罠にかかった生き物はまだ息絶えてはいない訳です。そこをどう仕留めるのか、という技が光ります。本で読んだ技術的なことが映像化されていて、説得力がすごいなと思いました。

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鹿が好きなんだけど、「鹿」はやっぱり犬や猫と違って手近に置いとける生き物ではない分、語るのが難しいなと思うことがよくあります。
映画の中にも鹿は出てきました。
害獣という言葉も。

くまのぬいぐるみが好きな人はここまで真剣にくまのこと考えないのでしょうか。鹿は、キャラクターと呼ぶには存在がリアル過ぎて。
そこが好きでもあるのですが。

もともと漢方薬屋(の娘)としての鹿との接点、という自分のルーツを考えると、例えば奈良での愛護団体との関係性よりも猟師さんと鹿という関係の方が近いのかなと思ったり。

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こないだ配信で、松坂桃李さんの「娼年」という作品を見たのですが、あの執拗に(?)繰り返される性描写と、この作品で何度も出てくる狩猟シーンに、なんかわからないけど似たようなものを感じてしまいました。「命」という生き物の本能の終わりと始まりを見ているという緊張感なのか。もっと単純に、普段のわたしの「理解」の枠を超えたものという共通点、だったのか。

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↑の写真は最近入手したワンピースの生地。鹿と木の実。かわいい。

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