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ネタバレ映画記録 #3「花束みたいな恋をした」&「あのこは貴族」

久しぶりの「ネタバレ」の方です。「あのこは貴族」は先週見てきました。「花束~」の方は2/1に見てます。このふたつを並べたのは、勝手に自分がここに描かれた世界について書きたくなっただけです。

「花束」に関してはいろいろと建設的な考察がすでにいっぱいなされているので、ここではあくまでも「感想」を(もちろんそれしか出来ません)。

いちばんの感想は、自分は、「結婚てそういうものだ」という麦くんみたいな決断をしてしまったなあという懐古でした。わたしは若い頃に同棲という手段をとる中途半端な「卑怯さ」が嫌で、「自分の決断」を信じて、それだけを根拠に24歳で当時無職の同い年の男と結婚したわけです。大恋愛でもなんでもない相手と。(当時「わたしたちは『恋愛』ではなく『連帯』結婚です」とか言ってオトナたちに苦笑されてましたが今も全然その通りだったと思っている)
あえて言えば「恋愛」感情なくても結婚は出来るし生活は出来る。絹ちゃんと麦くんは別れを決めた日、楽しく過ごすことが出来てた。良い結婚ってああいう日を増やすことです。年に何度かでも、ああいう日があれば続けていける。真珠婚式を迎えたわたしはそう思います。そうです、めちゃめちゃ後ろ向きな結婚観。

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そして「あのこは貴族」。

こっちに描かれる「結婚」は、これはもう、縁がない世界なので全然実感は出来ませんがしんど過ぎます。わたしは地方から出てきた民なおかつそこまでエリートでもなかったので誰にも「共感」は出来ない。いやいちばん共感したのは田舎の同窓会!ずっと田舎で親の人生トレースして生きているタイプの人間、って本当にあんな感じで、ものすごくリアルでした。びっくりした。

そんな中、その同窓会で久しぶりに再会した女友達ともう一度仲良くやれてるふたりに関して、なんというかすごく羨ましく感じました。「本物の友情」みたいな気がして。「起業するんだけど一緒にやらない?」「やる」みたいな即答、この気持ちよさ。変な嫉妬とか卑屈さとか僻みとかのない、ストレートな感情を持てるふたりが素晴らしい。自転車ふたり乗りのシーンは何故か泣けてきました。自分は持っていない「友情」が、羨ましいのだと思います。

そういう意味ではもう片方のお金持ち東京女子のふたりも、最後「一緒に起業」に近い関係になっています。予告とかだと華子と美紀が関係を築くのかと思いましたがそうではなく。そこがとてもリアルです。このふたりが何かを築くのならばそこはファンタジーになっていたのだと思います。
そこが、この映画の気持ちよさだったのでしょう。無理やり感がない、収まるところに収まりつつの成長。「生まれながらにお金と地位を持っている女」チームと「仕事ができる女」チーム。わたしは残念なことにどっちにも縁遠い。(といって途中出てきた関西人のレベルとも違う。なんて「共感」ポイントの少ない作品なんでしょう。笑)

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さて。

もうこんな時間。寝よ。

↑の写真は特にネタがないのでこないだの海岸で撮ったやつ。

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