休職している話

実は、11月中旬から会社を休職している。
新型ウイルスの影響も強くあり、業界ではGIGAスクール構想によるICT機器、ネットワーク機器需要が加速化し、幸か不幸か働けども働けども仕事が大量にある状況だったが、その急速な業務量の増加に体と心が追いついていかなかった。

まず9月後半頃からうまく眠れなくなった。
入眠に時間がかかり、布団に入っても眠りにつくまで1〜2時間近くかかることがあった。
寝ようとしても仕事に関わる心配事やその日したミスや出来事をあれやこれやと思い出してしまい、体は疲れているのに、脳はなかなか休もうとしなかった。
うまく眠りにつく事ができても、夜中3時ごろに中途覚醒してしまい、その後全く寝付けなくなることもあった。
睡眠がうまく取れないと当然、日中の時間帯の集中力も低下し、ミスや失敗が目立つようになった。
一つのメールを打つのに無駄に時間が掛かってしまい、終電近くまで残らないと仕事が終わらないケースが増えていった。
そしてまた睡眠時間が削られるという悪循環に陥っていった。
残業時間は月100時間を超え、いわゆる過労死ラインを超えた。
残業で一人事務所に残った時や帰り道のふとした瞬間に涙が止まらなくなる日が週に3回はあった。
10月からは心療内科に通い始め、不安抑制剤と睡眠薬を服用しながら業務を続けていたが、11月11日、お客様からのクレーム対応で事務所で号泣してしまったのを機に会社に行けなくなった。
適応障害及び全般性不安障害と診断された。

今では、本を読んだり映画を観たりゲームをしたりして、ゆったりとした生活を送っている。
睡眠はまだうまく取れない日もあり、生活リズムが安定するにはまだ時間がかかるといった状態。
生活を再建する期間とポジティブに位置付けて、自分を甘やかしまくっている。
甘やかしまくった結果として、休職前と比べて6kgも太ってしまったので、流石にもう少し健康に気を遣おうと思う。

気分転換に遠くへ出かけたり忙しい時には会えなかった各方面の友人に会いに行ったりしたいのだけれども、なかなかそれがし辛い世の中なのでひたすらにインドアな過ごし方をしている。
年末には久々にオンライン飲み会の予定もあり、人と話すことでまた自分の頭の中や身の回りのことを整理していきたいと考えている。

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