2021年を迎えて
2021年を迎えてはや一週間が経過した。
新年明けましておめでとうございます。
今年の抱負は何にしようかと考えていたら、とあるゲーム実況者が
「がんばらないこと」
を今年の目標に掲げていて自分自身にも腹落ちしたので真似しようと思う。
「がんばらない」
というのをもう少し具体に落とすと
「ゴールを目指さない」
という解釈ではなく
「100点ではなく60点を目指す」
という解釈が個人的にはしっくりくる。
今年取り組みたいなと思っていることや
昨年から既に取り組んでいることはいくつかあるが
それらが何か結果に結びつかなくてもいいやと思っているし
一回でも手をつけた時点で、「自分って偉いなあ」と思うようにしている。
例えば、今年は読書習慣を身につけたいと考えているが
月に何冊読むとか1日何ページ読むといった数値目標は後回しで、
何となく自分の隣に物語がある生活というか
フィクションに触れる余裕がある日々を送れればいいな(送れなくてもまぁ最悪よいか)
くらいの気持ちで取り組んでいる。
なんとなく読みたいなと思えば読めばいいし
読みたい気持ちが湧かない時は無理して読まなくても良い。
でも枕元には常に置いてあるし、
出かけるときには一応カバンの中に一冊忍ばせておく。
手の届く範囲に
自分が落ち着ける世界
現実から逃避できる世界があるのは
心理衛生上良かろう。
加えて
思い立ったらすぐに行動に移せるように
ハードルを下げることが
習慣づけには効果的だろうと思う。
「がんばらないこと」「60点を目指すこと」
を今年の抱負に掲げた一方で
自分の好きな小説『ノルウェイの森』の中に
「自分に同情するな。自分に同情するのは下劣な人間のやることだ。」
というセリフがある。
これを発した作中の人物の背景や物語構成も相まって
含蓄のある言葉だと読んだ当時は感じていたのだけれども
改めてここだけ抽出してしまうと
「うっ」となってしまう自分がいる。
ある時の自分を支えてくれた言葉でもあるんだけれど
なかなかに”強い”言葉なので
今の自分には違和感があるというか
なかなかしっくりこないなと感じる。
自分は強い人間だと言い聞かせてきた
あるいは
強くあることが求められていると感じて生きてきた節があるので、
ここいらで一つ、等身大の自分に目を向けられるような一年にしたい。
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