お白湯を飲んでみる
お白湯がうまい。
©︎吾峠呼世晴『鬼滅の刃』第7巻より
「さゆ」っていう言葉の響きからして、優しくてなんか好きだ。ついつい「お」を頭につけたくなる。
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朝ご飯ってその人の個性が表れるような気がする。
定番パン派、しっかり食べたいご飯派、健康意識のシリアル派、睡眠優先食べない派。
私自身は実家にいるときは概ねご飯を朝の主食として食べていたが、会社人になってからはパン派になった。というのも東京メトロ東西線の朝の通勤ラッシュはとてもじゃないが許容できたものではなく、朝カフェを習慣とするようになったからだ。まだ混雑の激しくない早めの電車に乗り、会社の近くのベローチェでツナサンドを食べながら本やマンガを読む。そんなルーティンをしばらくは続けていた。
その際に朝ご飯のお供にしていた(というかモーニングセットについてきた)のがブレンドコーヒー/アイスコーヒーで、パン派になったのと同時にコーヒーを朝に飲む習慣が知らず知らずのうちに身についていた。
大阪に転勤になってからは会社近くに程よい(Wi-Fiがあり、適度に広くプライバシーが確保されている)カフェがなく、朝ごはんを食べない、あるいは家でパンを食べる日々が続いた。
一方で、自分で入れるインスタントコーヒーは概してそれほど美味しくなく、また日によって薄かったり濃かったりして、ひどい時は胸焼けで吐きそうになる日すらあった。
東京で朝の通勤ラッシュを経験した時もそうだったが、朝に疲れるイベントがあるとその日一日が暗くなるような、上手くいかないような気持ちにさせられる。何事も最初が大事、一年の計は元旦にありとはよく言ったものだ。
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そんな経緯で、気持ちよく1日のスタートを切るために朝の飲み物をコーヒーからお白湯に切り替えてみた。静かに、しかしじわじわと体の内側から温めてくれるお白湯には、コーヒーには無い優しさが感じられる。美味しいコーヒーは勿論それはそれで好きなのだけれど。
はじめてまだ1週間なので判断は早計だが、少なくともコーヒーを飲んでいた時よりも調子良く出勤できている。肌荒れも気持ち落ち着いてきた気がする。さすが田中みな実さんが毎日続けている習慣である。
そういえば以前、元日本一有名なニート・phaさんがコーヒー断ちをしているのを知って、自分も影響されてコーヒーを止めた時期があったのを思い出した。
当時、友人が軽度のカフェイン中毒のようになったこともあって、「コーヒー=悪い飲み物」という等式が自分の中でピタッとハマっていたのだけれど、なんで飲み始めちゃったんだろう。。。
飽きるまでしばらくこの習慣を続けてみようと思う。