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DIY雨水トイレ動力無し給水_ロータンク内の水質

 2021年8月16日以降、四国化成製雨水タンク(500L)からトイレのロータンクへの給水を開始しました。

 上水道と並列してロータンクへ動力無しで重力により給水しています。

 雨水経路は上水道と接続していませんので、雨水が上水道に逆流することはありません。

 (設備詳細は、マガジン内の記事をご覧ください。)


  2024年9月現在、問題なく機能しております。

 ロータンクの水質の経過について、お話しします。
下の写真は、2022年8月と2024年8月のロータンク内の写真です。

 

2022年8月 ロータンク内


2024年8月 ロータンク内

 カメラ、焦点、絞り、照明等の違いはあるかもしれませんが、明らかに、ロータンク内に茶色の何かが付着しているように見えます。

 ただし、写真右下に見えます、ロータンク底の固定用ネジはハッキリ見えておりますので、水の透明度はその位はございます。

 知人に、雨水をトイレに使用されている方がおりまして、10年以上経過していて、藻の発生に困っているそうです。

 今後、藻が発生するのかわかりませんが、注視していきたいと思います。


 藻は、もともと雨水に含まれていて、それが太陽光にあたるとどんどん成長するということだと思います。

 藻が発生する、しない、に影響する項目について、以下のように考えてみました。
 いずれの項目も、雨水タンクシステムを設計する際に、考慮したほうがよいと思います。

(1)雨水タンクの遮光性能
(2)雨水タンクからトイレに使用して排水されるまでの水の滞留期間
(3)藻の成長スピード

 上記(1)は、メーカーのカタログには書かれておりません。
したがいまして、メーカーに問い合わせるか、ご自身で実験するのか、などをしませんと、明確にはできません。
 
 ただ、遮光性能が分かりましても、雨水に藻がどの位の量含まれているのかなどの条件も現地毎に違うのではないかとおもいます。
現地で実験するしかないのではないでしょうか。

 上記(2)は、トイレでの使用量、雨水タンクの貯水量、各地の降水量、有効屋根面積などのデータから、算出することができます。

 上記(3)は、まずは文献調査でしょうか。
最終的には、上記(1)と合わせて、実験をすることになるかもしれません。



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