大学時代に行われていた遊びを眺めていた話
キャットにも大学時代はある。
どうも、ノベルスキーのキャットだ。
昨今面白い話を耳にしない、体験しない。
しいて言うなら昨日、すき屋に行った時に5000円使った猛者の話はあるのだがまあそれは置いておいて。
今日は大学時代に行われていた遊びを眺める話をしよう。
キャットの大学サークルは比較的自由で、出入りも何もかもが自由そのものだった。
オタクが多いのもありながら、ゲームをして過ごしたりパソコンで絵を描いたりもしていた。
ある日、キャットがサークルの扉を開くと数人のサークル仲間が1つのパソコンを眺めていた。
右手にマイク、左手に別のPCに繋がっているスピーカー。
いったい何が始まるのかと問えば全員から「シーっ!」と指を立てられる。
メインPCから溢れる音は、スカイプの呼び出し音だった。
当時の主流と言えばDiscordではなくSkype。
古の者ならよく知っているだろう。
Skypeが開かれ、聞こえたのはおっさんの声だった。
サークル仲間に聴けば、どうやらSkypeで「釣り」をしているらしい。
メインのPCの前に座っているのは男だが、ボイチェンで女の子の声を出しておっさんを釣る遊びをしていた。
つまるところ…「エロイプ」だ。
エロイプとはいわゆるテレクラのような、スケベな事をいいながらお互いを妄想して…という電話だ。
昼だぞ。
おっさんはボイチェンだと知らずに男の声でわくわくしていた。
周りにいる他の奴らもクックと笑いをこらえている。
これから始まる余りにも酷いものは多少隠す。
『あ。こんにちはぁ~♡』
当然だが、男の声は頑張って可愛く発しようとしているのでちょっとしたおかまの声にしか聞こえない。
ボイチェン相手にはそれはそれは麗しい女子の声に聞こえるのだろう。
互いが互いに高まっている。当然だがキャットの目の前に座っている男は何も興奮していない。口角が上がりに上がっている。
キャットの耳に聞こえるのは男と男の喘ぎなのだが。
そのうち、達するようなことをサークルの男が言えば突然賑やかな音楽が別のPCから流れてきた。
「クリティウスの牙」だ。遊戯王じゃねえか!!!
うるせ~~~!サークルの中で爆音で流れている。
『罠カードオープン!!!!エロイプ釣り!!!
お前は今、女子高生だと思っている相手とエロイプをしている気分になっていただろう!
俺は大学〇年生!〇〇歳!!残念だったな!この動画は録画されており、生放送されている!!!!』
後者の情報何も知らね~~~!!言え!!!!!
どうやら某生放送で生配信していたらしい。
言えよ!!キャットにも言え!!!!!
とは心で思ったが自分の声がインターネットに乗るのはあまりにもなんだか恥ずかしかったので言わなかった。
いやでも言えよ。
Skypeの相手は言葉にならない罵倒を言ってブチンと接続を切った。
もうその後はゲラゲラに笑っており「じゃあ次の相手を…」と再び掲示板を覗きに行ったようだった。
阿呆な遊びに見えるだろうが、当時結構このエロイプ釣りが流行っていたのだ。
ちなみにこの行為を見たのは大体週に3回くらいやっていた。
電子系の大学だったのであれやこれやの手を使って色々していたのだが。
まあ、最高に頭悪かったと思うよ。キャットは。
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