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三國志8Remake|初心者が天下統一するためには【前編】
私はPSP版三國志8から入った者ですが、その当時はさっぱりクリアできませんでした。
シミュレーションゲームって仕様の理解が優先されることが多いので、慣れない人/作品は苦労しますよね。
なので
・興味はあるけど進め方が分からない
・やってみたけど詰んだ
という人向けにも書いてみることにしました。
今回は下地パートです。
概要については過去記事をマガジン化してありますので、そちらで補完していただけたらと思います。
●三國志8リメイクの仕様
これは連携ゲーだ
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簡単に言うと、
仲のいい武将を増やすことで発生する「連携」がめちゃくちゃ大事な作品です。
さらに重要なポイントとして、仲のいい武将と同じ都市にいる必要があるというのがあります。
自分が一般武将・軍師・太守である場合、自分の滞在都市が移ると3ヶ月後の評定で勝手に仲良しメンツが移動してくるので、とりあえず仲良くなることを優先するだけでOK。
(都督・君主の場合は手動で自分の都市に呼び込まなければならない)
ここでいう仲良しとは
・最低限、親密度が敬愛になること
・もっといいのは共鳴して相生(そうしょう)関係となること
このふたつです。
とくに相生関係は枠が限られている分、恩恵がかなりあります(敬愛の仲間は友好の証があればあるだけ増やせる)。
<仲良しのメリット>
・開墾などの内政実行時、連携が発生して通常より高い成果を出すことがある
・鍛錬実行時、連携が発生して倍以上の効果が出ることがある
・戦では隣接していると確定で連携し、与ダメージが大幅に上昇する
・訪問イベントがあり、内容に応じて自分と相手の経験値が上がることがある など
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軍にいなきゃ何もできんも同然
選ぶ武将によっては在野から始まることがあります。
どこにも属していない野良です。
このままだとほぼ何もできないため、慣れないうちは在野から始まらない武将で始めるのが吉。
初期が在野かどうかは開始時点に分かります。
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私としては一般からスタートがおすすめですね。
なので在野スタートについては省きます。
始まる場所によっては開始から詰む
慣れていないのに北端や南端の、治める都市がひとつしかない軍からくそ真面目に始めたらどうなるか。
・軍師以上になれない
・仲間が少ない
・ほぼ移動できない(自軍の隣接都市にしか出かけられないため)
・自分らには援軍がない
と、わりと最悪です。
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右の金色・銀色っぽいところや最下部もダメ
ではど真ん中から始めたらどうなるのか?
・他軍との友好度によっては、四方八方から攻め入られる
ということになります。
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赤色も同じ
君主によっては近隣と同盟を結んでくれますが、そうでない君主か分からない場合はちょっと怖いかも。
おすすめ都市は以下のような立地。
・自軍が2都市以上を支配している
・交通網(マップの白い線)が一本ではない
・(おまけ)マップを見た際、隣接する他軍の都市に砦マークがない
<砦マーク>
マップから大陸の全体像を見た際、通路の上にトンネルのようなくぼんだマークがついている都市があります。
北の方でいえば、上党や洛陽、長安など。
こういったところには戦闘中に城門が設置されており、手動戦闘で攻め入るならばこの城門をも壊さなければなりません。
本作において、序盤に城門を突破するのはなかなかに苦労します。
逆に言えば防衛はしやすいです。
●開始してから気をつけること
功績を上げると、率いることのできる兵士数が増える
一般から始めると、たいていは八〜九品官というクラスから始まります。
階級によって連れていける兵士の数が変わってくるため、階級を上げる必要があります。
では階級を上げるにはどうするか?
功績を積むことです。
以下に主な功績の上げ方をまとめておきます。
<内政中に功績を上げるには>
1)演義伝から簡単なループ依頼をこなす
→「行商人の行方」「消えた物資の捜索」など
これらは能力を要求されません。
2)演義伝から知力系ループ依頼をこなす
→「冤罪の証明依頼」「悪徳管理の調査」
舌戦発生:知力80あればよほど負けません。
また、負けてもデメリットがありません。
3)在野武将を登用する
→自軍の都市内から隣接他軍都市で可能
訪問しても会ってくれない場合がありますが、そんなときもまれに相生(そうしょう)武将が助けてくれたりします。
また、「見聞」しまくっているとそこら辺で在野武将を偶然発見できることもあります。
見聞中に「〜あたりで立派な眼差しの人を見た」と言っている人がいれば、そこには在野武将が潜んでいます。
あとは内政画面(いつもの都市にいる画面)でぼーっとしていると右下で人々がつぶやきますが、そこでも上のような情報を得られたりします。
<見聞は内政コマンドをやる前に!>
見聞を高めておくと、開墾したりする際に効率がいいです。
序盤は体力が許す限り見聞すべし。
<近隣都市の調査もコスパ良し>
君主とある程度親しければ、演義伝「近隣都市の調査依頼」も発生します。
行動力20を消費して指定の都市へ行くだけ。
君主との親密度「好意」になった際に発生を確認しました。
とはいえ、多少能力のある武将で始めたのなら、評定時に功績を上げるのが一番いいです。
<評定時に功績を上げるには>
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1)「埋伏」を実行 ←超絶おすすめ
知力が高い場合や特技「工作」を持っている場合は通りやすいです。
サクッと功績300ゲットです。
2)「破壊」を実行
功績ageのためにあるだけのコマンドと言っても差し支えのないレベルです。
こちらも特技「工作」が関係しています。
3)「登用」を実行
ここからも在野武将を拾えます。
それ以外に、忠誠心の低い隣接他軍武将を引き抜けることもあります。
4)「技術」を実行 ←おすすめ
歩兵やらを強化したり、雲梯(うんてい)などの装備を充実させたりできます。
たまに見てみて、技術を実行できそうならしておくといいです。
<評定時にやりたいことをさせてもらえない>
君主や太守など、直属の上司との親密度を「信頼」まで上げておけば、たいていは何でも意見が通ります。
他には、名声が「文名重視」の上司なのであれば文名を高めておけば通ります。
文名は功績を上げるついでに勝手に上がっていきます。
武将のステータスよりも「心得」で上げる戦法・特技の方が大事まである
何かをしているとしょっちゅう拾ってくるのが心得。
戦法や特技(いわゆるスキル的なもの)のレベルを上げるためのアイテムで、これらを複数個使って能力を強化します。
(これは進めていくと分かると思いますが、クリアする頃には極端に余る心得も出てきます)
選んだ武将の武力または知力がそれなり(70程度)なのであれば、ステータスを鍛えるよりむしろ心得の方が大事です。
<心得をたくさん入手するには>
1)親密度が「敬愛」になった武将からもらう
何度でももらえます。
ざっくり言うと、初めて「敬愛」になった際と、敬愛ゲージが満タンになった際です。
相手武将の能力によって、もらえる心得に大きな差があります。
端的に言えば
相手武将が弱ければ2〜3種類でひどいときは各1個ずつ、強ければ6種類で中には10個くれるときも。
強い・弱いは相手の持っている戦法・特技の量にかかわってきます。
また、たとえば相手に艦船戦法のスキルがない場合、その人から艦船戦法の心得をもらえることはないようです。
そして、武将によっては毎回もらえる種類や個数にばらつきが出ることもあります。
仲良くなって一緒に過ごしていると相手のスキルも強化されますが、そこで心得が増えることもあるようです。
2)旅人の司馬徽(シバキ)と仲良くなっておく
司馬徽と好意以上の状態にしておくと、ふと訪れて心得を置いていってくれる場合があります。
司馬徽を見かけたら親密度を上げておくといいでしょう。
ついでに左慈とも仲良くしておくと、心得ではなく直にスキルを上げてくれたりします。
おすすめの戦法・特技 〜迷ったらこれに振れ〜
最後に、私がおすすめする「心得」の使い方を紹介します。
序盤の基本的な目標は、目当てのスキルをLv.2にしておき、余裕があればLv.3にする感じです。
1)任務心得
「耕作」一択。
そもそも開墾することで結果的に兵数は増えるので、任務心得は耕作を優先したい。
時点で「築城」も早めに取りたい。
補修作業をしていると在野武将などを見かけることがあり、それだけで親密度が上がるからお得です。
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2)智謀心得
先に述べた評定時の「埋伏」「破城」を成功させて功績を稼ぎたいのなら、「工作」から。
時点で「虚報」。
「熱弁」「話術」は知力が80近くあるなら後回しにしています。
舌戦を自動にしても文官相手に勝ちやすいラインだからです(先述の演義伝ループでの功績稼ぎに関連)。
3)兵科心得
「操器」+「歩将」「騎将」「弓将」のどれかひとつです。
前者は相手が迎撃のために設置した櫓(やぐら)などを破壊します。
これのレベルを上げつつ、仲良しの武将と連携すれば櫓ワンパンも夢ではない。
後者はどれかひとつに極振りすればいいです。
自身の持つ戦法を確認し、あらかじめ騎兵戦法を多く持っているのなら騎将で。
特に得意分野がないのなら、仲良しメンバーがよくくれる心得を参考に。
みんなやたら弓寄りだなぁ……と思ったら自分も弓将として生きればいいです。
仲良くなるたび繰り返しくれる=その心得がとりわけ貯まりやすくなるため。
4)軍事心得
「行軍」一択です。
戦で何か行動をしたあと、再度移動可能というチートスキルです。
櫓付近にいる敵に攻撃を当てつつその後引き下がることで、櫓からの無駄なダメージを避けることもできます。
次に挙げるならば、味方の与ダメを上昇させる「援護」です。
5)補助心得
「奮起」または「鼓舞」、そして「治療」。
奮起も鼓舞も……というか補助戦法はみな行動したことになるため、もちろん上で紹介した「行軍」効果も適用されます。
治療は対象の兵数を回復します。
総大将がやたらと先走って死ぬことがまれによくあるので、せっかくの戦を無駄にしたくない人向け。
<レアな「遁甲」戦法の心得>
遁甲(とんこう)のスキル持ちは非常に少ないです。見つけられたら仲良くなりたいところ。
他にも旅人たち(主に左慈)との親密度を敬愛にするともらえます。
敵がよく烈火で炎上効果を付けてくるので、遁甲戦法の「風変」があると助かります。
私がここまでに書いたのはほとんどが「特技」の方です。
特技が充実しているのは、たいていステータスの知力・政治が高い人たち。
こういう人たちから心得をもらうと早く成長できます。
知略系の人たちは狙って「敬愛」まで持っていく価値ありです。
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義兄弟は知略系で固めがちです
後編はこちらから↓
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