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リコーのアクセラレータプログラム「TRIBUS」の社内ベンチャーによる音声ソリューション

今、音声技術を活用したソリューションの事業立ち上げを社内ベンチャーとしてやっています。
私が所属している株式会社リコーにはTRIBUSというアクセラレータプログラムがありそこから産まれた事業の種です。

TRIBUSについてはこちら

色々な事業が産まれているのですが、特に今、「音声」をキーワードにしたソリューションがいくつか産まれています。
コロナの影響により進んだリモートワークを支えるソリューションとして、音声コミュニケーションにかかわる事業が増えたのだと思います。
TRIBUSからは10の事業チームがありますが、3チームが音声ソリューションを推進しているチームなのです。
この記事では、3チームが手掛けている4つのサービスをご紹介します。

4つのサービスはこちらです。

左からトルノ、ペコ、ピグリフ、サトラス

toruno(トルノ)

torunoは会議をまるごと「とる」サービスです。

TeamsやZoomなどの様々なオンライン会議を記録することができます。倒な連携は不要です。
オンライン会議ツールを使っていただいてるときに、torunoのアプリケーションを起動して記録をスタートするだけで簡単に会議を記録できます。

発言のテキスト、会話の音声、画面キャプチャーを丸ごと記録することができますので、会議の記憶を鮮明に呼び覚ますことができるようになっています。

また、ブックマークや頭出し再生で気になる箇所も簡単に振り返りができるようになっております。
共有機能もURLとパスコードを送るだけの簡単共有ができるので、情報共有が手間なく正確にできるようになります。

Pekoe(ペコ)

Pekoeは聴覚障害者向けのコミュニケーションサービスです。
torunoの兄弟ソリューションになります。torunoのリアルタイムな文字起こし機能を使い、聴覚障害者の方とのコミュニケーションを円滑にするための機能が沢山搭載されたサービスです。

リアルタイムに文字起こし結果が表示されること、文字起こし結果の誤りを参加者全員で修正できること、Pekoe上でコミュニケーションとれることで、聴覚障害者の方とのコミュニケーションが円滑になるように支援するサービスです。

piglyph(ピグリフ)

piglyphははオンラインでの対話をリアルタイムに視覚的にイラストで可視化します。
昨今、グラフィックレコーディングという言葉も知られておいりますが、まさにそれを参加型で体験できるサービスです。

参加型グラフィックレコーディングというのはこれまでにない会議体験かもしれません。
リアルタイムに音声認識し、対話をイラストによりグラフィック化することによって参加者同士がお互いの考え方を深く理解しながら効果的なコミュニケーションを行うことができます。

サトラス

サトラスはオンライン商談をAIにより、商談の現場と、マネジメントの現場で支援するサービスになります。

商談中に営業担当の方のお客様とのコミュニケーションを音声で記録しながら分析し、リアルタイムに支援します。
例えば、営業担当が話しすぎてお客様が話せていない場合には、商談中に営業担当にアシスタントアプリがそっと伝えます。

オンライン商談中に右下のアドバイスがリアルタイム出現

一方マネージャーには、部下の膨大な商談記録の中からマネジメントすべき商談をAIが提案します。
更に、その商談の中で問題のある箇所を提案することでマネージャーが効率的かつ、的確に営業マネジメントできるようにするサービスです。

音声の重要性

たまたまですが、2年で音声に関するソリューションの提案が社内から複数でてきました。
オンラインで会議するときにカメラをOFFにすることも多々あります。
そんな時に残るのが音声。
音声に含まれる情報を最大限活用して、コミュニケーションを支援したいと考えています。

この記事で紹介したソリューションや、TRIBUSの取り組みを発信しています。
先日はNTT西日本様の共創施設クイントブリッジにてイベントを実施させていただきました。

https://peatix.com/event/3420778/view

こちらのイベントは継続的にアップデートして続けていきたいと思っております。
イベント情報はSNSで発信させていただきますので、ぜひフォローをお願いします!


我々のチームは全国フルリモートで働いております。
働き方について、noteで記事を書いていますのでぜひこちらも読んでみてください。


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