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企業と共同研究することで「研究」として得られるメリット(オンラインコミュニケーションの可視化)

共同研究についてこの note でも色々ご紹介しています。
現在、京都産業大学様と、香川大学様と、共同研究をさせていただいています。

少しづつですが成果も出始めて、数年前から、学会や研究会で発表しています。
こちらは京都産業大学様との共同研究についてです。

企業が大学と共同研究をするメリットは双方にいくつかあります。
この記事でまとめています。

その他にも、「研究」自体にもメリットがあるなーと、先生と話していたのでその内容についてご紹介したいと思います。

▼研究の内容

共同研究の内容は「音声情報を利用した1on1オンラインミーティングにおけるコミュニケーションの可視化」です。

コロナを経て、もう今や当たり前のオンラインコミュニケーション。
そのコミュニケーションを可視化するという研究で、そのターゲットとなる研究を、組織で日常的に行われている 1on1 にターゲットを絞ってやっています。

1on1 ミーティングは、部下の育成やモチベーション向上のために行われる上司と部下による1対1の定期的な面談のことです。
その特徴は、上司からの一方的な指示や指導ではなく、双方の対話型コミュニケーションの形を取っていることです。

そういう双方のコミュニケーションが大切な 1on1 について、よい1on1はどのようなものか?を感性工学的なアプローチで(心理測定+数値化)可視化するものでした。

▼研究方法・データ

研究は、実際に企業で実施される 1on1 をターゲットに行いました。
1on1の音声を記録して、可視化して、分析・研究する流れです。

可視化・分析する際に意識したことは、1on1の中身を見ないようにすることです。
将来的に社会実装することになると、1on1というセンシティブなデータを扱うので、中身を見ること、分析することに抵抗を感じる方が多いと考えました。

そこで、セキュリティ的な観点、倫理的な観点から、1on1の内容は全くわからないように録音したデータを企業内で数値化し、数値化したデータを研究に使うという流れにしました。

▼企業との共同研究による「研究」のメリット

やはり、企業の実際のデータが使えるのは共同研究の最大のメリットだと思います。
大学だけでこういう研究をやる場合には、学生同士の会話や、先生と学生のコミュニケーションを対象にすると思います。
研究を社会実装することを考えた場合には、実装するところのデータ(今回の場合はオフィス)を使うことが一番です。
また、研究の特色を出しやすくなりますね。

ということで、いろんなメリットのある共同研究、ぜひ、興味のある方はチャレンジしてみてください。
共同研究に関してお悩み持たれている方いらっしゃいましたら、お気軽にご連絡ください!
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▼共同研究のススメ


共同研究についての記事をこちらのマガジンにまとめています。


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