【Forest】実際の木を植えてスマホ依存を解決!
スマホ依存の深刻さ
「ちょっとした待ち時間にスマホをいじる」
いまや多くの人が無意識にやってしまう行為。
電車や寝る前など、少しの合間にスマートフォンを触ってしまう人は今や50%の人が当てはまる、と言われている。
スマホ依存は、「スマートフォンの使用を寝る前も続けることで昼夜逆転し、睡眠リズムが安定せず、学業や仕事の成績が著しく下がるなど様々な問題が起きているにも関わらず、使用が止められない、といった状況を引き起こす。
また、スマートフォンが使用できない状況が続くと、イライラしてしまい落ち着かなくなるなど精神的に依存してしまう状態」などと言われる。
今回は、そんなスマホ依存を、木を植えるというゲーミフィケーションで改善する、「Forest(フォレスト)」を紹介する。
スマホ依存を解消するアプリ「Forest」
Forestは木を植えることで、スマホから離れさせてくれるアプリだ。
自分で設定した時間スマホを触らずに過ごすことができれば、植えた木の苗は青々と葉っぱの生い茂った立派な木へと成長する。逆に我慢できずにスマホを触ってしまうと、葉っぱが枯れた木になるというものだ。
今この時間に集中するために、学生から会社員、その他スマホを触る時間を減らしたい人なら誰でも利用することができる。
植えることができる木には多くの種類があり、アプリを利用していくことで様々な木々がアンロックできる仕組みになっている。
そして、ユーザーは自分で育てた木を集めたマイフォレストを作ることができる。
マイフォレストでは、客観的指標である、過去の集中した時間が記録されたグラフチャートと主観的指標である、木々の集合となった森をみることができる。
また、集中時間に使用できるアプリを選択することもでき、仕事や勉強で使うアプリの設定等も可能である。
事前に設定した時間を超えてもそのまま取り組みたい場合には、時間が自動的に進んでくれる超過時間のカウントも行なってくれるため、アプリを開いて再度時間を設定する、、といった作業によって集中力が削がれる心配もない。
ただ、ここまででは一般的な”集中アプリ”と大きな大差がないが、Forestのユニークな点は、ユーザーが集中したことで集めたコインによって「実際の木を植える」ことが可能な点である。
植林は「Trees for the future」という1989年に設立された団体によって行われており、今までにこのアプリからは150万本以上の木が植えられたという。
この原資に関しては、情報を見つけることはできなかったため、推測の域はでないが、アプリの売上げやスポンサーの費用からではないだろうか。
ゲーミフィケーション的観点からの使ってみた感想
実は私はかなりのスマホ依存であり、毎日の平均スマホ使用時間が10時間となることが普通なほど依存度が高い。。
何かを集中して始める時には、いざ始めようと思うが、ふと気づかないうちにスマホを触っている、といったことは日常茶飯事である。。
そんな私が、実際にForestを使用してみた感想は、
「やめたいと強く願う人には有効」
である。
「実際にアプリ上で、時間を自分で設定したのだから」という気持ちで、アプリを入れた当時は継続して記録・集中できていたが、日にちが経つにつれてアプリの起動回数が減少してきていた。
この理由としては、Forestはゲーミフィケーション要素自体は大きいものではないためである。
やはり木を植えること自体に楽しみを見出すことは少し難しく、継続するためには自らの内発的な動機づけが必要になってくる。
ゲーミフィケーション自体は、それ自体が目的となる、すなわちゲームをすることが楽しく、「目的がゲームになる」ことを理想とするものであると私は考えている。
その観点から見ると、木を植えるといった行為では少しゲーミフィケーション要素には欠けるかもしれない。
しかし、少しでもスマホを触ることをやめたいと、自らをある程度律することができる人にとっては有効であると思う。
なぜならその場合には、目的が仕事や勉強という、元々自らが設定した内発的な目的だからだ。
ただ、どのような状態の人にでも、スマホ利用時間を減らし、集中する時間を作ってくれることは間違いないため、もし少しでもスマホを触る時間を減らしたい、集中する時間を作りたい、と思うのであれば、ダウンロードしてみてはどうだろうか。
Forest:
2023年9月現在、Forestはapp storeの仕事効率化カテゴリの2位に位置しており、136カ国では仕事効率化部門1位。全世界200万人以上のユーザーが満足したアプリとなっている。
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