歯科恐怖症の怖くない痛くない治療法①
歯科恐怖症の方
過去の歯科治療で、怖い思いや、嫌な思いをした事で、歯科治療がなんとなく怖くなってしまっている、いわゆる歯科恐怖症と呼ばれる方は案外多いものです。
歯科恐怖症の方は、虫歯になっても歯科医院への受診をためらってしまうため、簡単には受診ができず、痛み止めを飲んでやり過ごす方も多々いらっしゃいます。
ところが虫歯は自然には治りませんので、だんだん虫歯が進んでしまい、気がついたら、食べ物が噛めないほどひどい虫歯になってしまって、食事はほぼ丸のみが習慣になってしまっている方もいると思います。
しかし、昔は歯科治療は痛い、怖いが当たり前でしたが、近年では様々な技術革新が進み、歯を削らない虫歯治療や痛くない治療なども多くあります。
また、どうしても歯科治療が怖くて、治療が受けられない方のために、特別な麻酔方法で、気持ちをリラックスさせて、あたかも治療をしていないような気分で、歯科治療を受ける事も可能になっています。
歯科恐怖症の原因
歯科恐怖症の原因はいろいろありますが、一番多いのは幼少期の歯科治療の怖い経験です。
かつての日本の歯科医院では、子供の人数が多かった事、そして虫歯の数が多かった事もあり、一人一人にあまり時間をかけられず、騒ぐ子供は押さえつけて、半ば強制的に虫歯治療をする事が日常的に行われていました。
また、子供の時に麻酔があまり効いていない状態で、『我慢して!』と言われながら、痛い思いをしながら虫歯を治療された経験を持っている方も多くいます。
そして、そういった経験が記憶に残り、歯科恐怖症になってしまっている方がとても多いのが現状なのです。
更に、大人になっても、やはり麻酔がうまく効かないまま、痛いのを我慢しながら治療された経験で、歯科恐怖症になってしまった方も少なくありません。
ただ、大人になってから歯科恐怖症になっている方は、治療そのものではなく、歯科医師からの心無い言葉や罵声など、精神的な面で歯科恐怖症になってしまっている方も多いのです。
つまり、怖くて歯科医院へ受診できなくなり、虫歯を放置してひどい状態にしてしまった責任は、患者さん自身だけではなく、歯科医師側の責任も大きいと言えるわけです。
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