プラズマレーザー治療『ストリーク』
プラズマレーザー治療機器 『ストリーク』は、高出力レーザーと特殊な酸化チタン溶液により高温のプラズマ光球体を作り出し、その熱エネルギーによって
虫歯治療や歯周病治療、そして歯の強化など様々な歯科治療を行える最新の治療機器です。
プラズマの熱エネルギーには、神経の感覚を一時的に麻痺させる働きがあるため、ほとんどの虫歯治療や歯周病治療、レーザー治療の適応になる様々な治療、そして歯の耐酸性を高める歯質強化処置も
麻酔をしなくても個人差はございますが、ほぼ痛みなく行えます。
プラズマの熱による治療と聞くと熱くて怖いイメージですが、酸化チタン溶液と水の冷却効果によって、患者さんはほとんど痛みを感じることはなく、どなたでも治療が受けられるような患者さんに優しい安全な治療です。
●痛くない麻酔しないプラズマレーザー治療とは
プラズマは個体、液体、気体に次ぐ第4の物質の状態と呼ばれ、私たちの生活では欠かせない火もプラズマの一種です。
つまりプラズマが発生すると、そこには大きな熱エネルギーが生まれ、それによって物質の殺菌が可能となります。
痛くない麻酔しないプラズマレーザー治療機器 『ストリーク』 は、従来までの歯科用レーザー機器では不可能だった医科用と同等の高出力レーザーと、特殊な酸化チタン溶液によって、高温のプラズマ光球体(光の玉)を作り出し、その熱エネルギーによって
虫歯や歯周病などを効果的に治療することが可能です。
また、酸化チタン溶液を併用することによって、冷却効果はもちろん、プラズマ光が拡散し、
虫歯や歯周病の隅々まで殺菌が可能になります。
そして、プラズマ光球体の熱エネルギーにより、
歯の表面のエナメル質や内部の象牙質の耐酸性を
高めることが出来るため、歯質の強化ができ、
虫歯予防にも効果的です。
さらに、このプラズマ光球体による熱エネルギーには、神経の感覚を一時的に軽く麻痺させる麻酔効果もあるため、歯質強化処置はもちろんのこと、ほとんどの虫歯治療や歯周病治療、そしてレーザー治療の適応になる様々な治療も、ほとんどの場合麻酔なしで治療が可能です。
●歯科用レーザーの種類
レーザーと聞くと 『軍事兵器』 や 『レーザー光線』 など、少し怖いイメージを連想される方もいらっしゃると思いますが、『レーザー』 という呼び方は、人口的に作り出される光の総称です。
人口的に作る光の代表的な種類には、紫外線(見えない)可視光線(見える)赤外線(見えない)があり、一般的に発癌性などの人体に影響があるとされているのは、紫外線領域の光です。
歯科レーザー治療で使用するレーザー光は、
赤外線領域と一部の可視光線領域のもので、
安全な種類の光です。
実は歯科用レーザーと一口に言っても、大きく分けると4種類の歯科用レーザーがあり、それぞれ効果的な治療分野が異なっているのです。
Nd:YAGレーザー(エヌディーヤグレーザー)は、歯周病治療や虫歯予防などに優れた効果を発揮し、半導体レーザーは止血などの効果が高いのが特徴です。
そして、Er:YAGレーザー(イーアールヤグレーザー)は歯を削るのに適し、CO2(炭酸ガス)レーザーは歯肉などの軟組織への効果が高いと言われています。
プラズマレーザー治療機器 『ストリーク』は、Nd:YAGレーザーですが、レーザーの出るファイバーの先を特殊加工し、酸化チタン溶液を併用することによって、
歯周病にも虫歯治療にも優れた効果が得られるように改良されています。
●プラズマレーザー治療と通常の歯科用レーザー治療との違い
従来までの歯科用レーザーは低出力の物が多く、虫歯や歯周病に一定の効果はありましたが、治療の補助的に使用する場合がほとんどでした。
プラズマレーザー治療機器 『ストリーク』 は、医科用で使用されている最高出力と同等のレーザー出力があり、今まで歯科用レーザー機器では不可能だった高温のプラズマ光球体を作り出すことが可能です。
【写真はストリークの実際のプラズマ光球体です】
そして、そのプラズマ光球体の強力な熱エネルギーによって、
虫歯や歯周病を効果的に治療することが可能になりました。
また熱エネルギーが大きいため、従来の歯科用レーザーよりもレーザー麻酔効果が高く、
レーザーを使用するほとんどの治療が麻酔なしで行えます。
さらに、酸化チタン溶液の併用で、発熱と冷却を同時に行い、熱による痛みや健康な組織へのダメージを効果的に抑えています。
この記事が少しでも皆さんのお役に立てたら幸いです。
今日も素敵な一日をお過ごしください。
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