歯科医師が診察で行っている3つの手順
1.診査
たとえば患者さんの「歯が痛い」という訴え(主訴といいます)に対して、どの部分が、どのように痛いのかを各種検査や問診を行ない、明確にしながら、患者さんが本当に診察してほしいことを推察します。
各種検査と致しまして、レントゲン撮影、冷診、温診、電気診、打診、触診などがあります。
2.診断
【1】の診査をもとに病名を確定したり、除外・鑑別したりします。
3.意思決定(医療判断)
【2】の診断を元に治療の選択肢を患者さんに説明し、もっとも適した治療法を患者さんと共に決めていきます。
医療判断をする場合、治療法が一つしかないとは限りません。
場合によっては、複数の選択肢の中から患者さんに選んでもらう場合もありますし、患者さんの主訴が明確で、求めていることも明確であれば歯科医師が決定することもあります。
参考文献
「あなたの歯の寿命、大丈夫ですか?歯医者さんとの賢い付き合い方」
著・石井宏
発行・コスモ21
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