【自作アケコン】アケコンの天板イラストを作ってみた件

こんにちはゲム蔵です。
今回は普段使っている自作アケコンに天板イラストを作って入れて見たのでできるだけ綺麗に作る方法を書いておこうと思います。


用意するもの

①イラスト作成ソフト

Adobe Photoshop

有料ソフトなのでちょっとおすすめしづらいのですが、結局Photoshopが一番必要なものが揃っていたので、これを使いました。

昔、フォトプラン20Gという1か月1000円くらいで使える安いプランがあり、その時に契約したおかげでソフトを使用できています。
現在は一度通常のプランを契約した後に、解約手続きをすると選択できるようになっているらしく、ちょっと安くはないのでお財布と相談になってしまいます。

安く済ませる方法は?

今回の天板印刷に必要な点が2つありまして、1つはPSDファイルを読み込める事、もう1つはPDFファイルを書き出せる事の2点になります。

PSDファイル
Photoshop Documents。イラスト制作の作業をすべて記録しているフォトショップの作業用ファイル。
天板のボタン配置データ等がPSDファイル形式で配布されているため、PSDファイルを読み込めるソフトが必要です。

PDFファイル
Portable Document Format。文書ファイルとか呼ばれる。紙に印刷する時にデータと印刷物が同じ見た目になるようにデータを保持する形式。
普通の画像ファイルを印刷すると用紙サイズに合わせて引き延ばされてしまうが、PDFファイルならば、ちゃんと狙った大きさに印刷する事ができるため、PDFファイルを書き出しできる機能が必要です。

上記2点の機能を持つソフトなら何でもいいと思います。一応以下にその点を満たしているソフトを参考に紹介します。

クリップスタジオ

クリップスタジオはPROとEXの2種類がありますが、PROだとPDF書き出しができないため、EXを推奨します。
また体験版を30日間使えるため、天板イラストを作成するだけなら体験期間中でも十分作成できますし、月額利用料プランで使いたい時だけお金を払って使えばコスパよく使えると思います。

GIMP

GIMPは無料で使える画像編集ソフトです。
操作感がPhotoshopに近く似たような機能が多数存在しているので使いやすいかもしれません。
私は今回使用していませんが、PSDファイル読み込み、PDF書き出しがあるのは確認しています。

②USBメモリ

作成したイラストのデータをコンビニに持っていく用です。
ネットワークプリントサービスを利用して印刷データをインターネットで送ってもいいのですが、その場合は印刷データのファイルサイズに制限があり、あまり凝ったイラストにしてしまうと送れなかったので、私はUSBメモリに入れてコンビニに持って行って印刷しました。

メモリの容量は1GBもあれば余裕なのですが、今は1000円くらいの安いヤツでも16GBとか入るみたいなので、安いヤツを1つ持っておくと良いと思います。

③カッター、カッターマット、サークルカッター、定規、ハサミ

印刷した紙を切るための文房具セットです。
A3サイズの用紙に印刷するので、余白部分を切るためにハサミやカッターが欲しいです。
カッターで切る場合は綺麗に切れるように定規や机を傷つけないカッターマット等があると安心でしょう。A3サイズの紙がそこそこ大き目なので気持ち大き目の定規やカッターマットを用意すると作業が楽になります。

道具が揃ったら、実際に作業をして行きましょう。

1.初期設定(キャンパスサイズをA3で準備する)

まずはPhotoshopを開いて新規作成します。
新規ファイルから新しくファイルを作りましょう。上のバーの所から印刷を選ぶと、A3サイズ用のキャンパスプリセットがあるのでそれを選びます。

続いて右側のプリセット詳細を設定しましょう。設定が必要な個所は2つで、方向を横にする(アケコンが横方向なので)、解像度を300~350位にすると良いみたいです。

これは印刷に詳しい人から聞いた受け売りですが、解像度が低いとイラストを印刷した時に印刷が粗く汚く見えてしまうので、解像度は上げた方が良いそうですが、基本的には300~350位が普通だそうです。

2.アケコンの天板データを読み込む

くろまき工房さんのサイトで、アケコンの天板データをダウンロードしてきます。
今回はメインで使用している中型レバー用の天板イラストを作りたいので販売サイトからダウンロードしてきます。

ダウンロードしてきたファイルはPSDという形式のファイルのはずです。このファイルをPhotoshopの「埋め込みを配置」から読み込むと、キャンパスの中心のあたりにアケコンの天板データを読み込む事が出来ます。

「埋め込みを配置」から読み込む
読み込むとこんな感じ

この次の作業は作りたい物によっては必要ないのですが、アケコンの天板部分を塗りつぶししてあげると、クリッピングマスクでボタンの切り抜き位置がわかりやすくなるので塗りつぶしておくと良いです。

塗りつぶすとこんな感じ

スマートオブジェクトをラスタライズしますか?みたいな警告が出ますが、とりあえずOKを選択して、バケツツールで一気に塗りつぶしてしまいましょう。

ここまで出来たら、右下のレイヤー追加ボタンからレイヤーを追加し、本格的に天板イラストを作成して行きましょう。

3.イラストの作成

ここまでで下準備ができたので天板イラストを作成しましょう。

まずは画像を読み込みます。今回はカプコンカップ11の公式ページから特別イラストの豪鬼を持ってきました。

※インターネット上のイラストの取り扱いについて

インターネット上にアップロードされているイラストを取り扱う場合は、注意して使用してください。基本的には著作権侵害になってしまいますので、著作権者から注意が入った場合は使用を止めましょう。
大抵の場合、個人の趣味の範囲で使用する分には黙認してもらえる事が多いです。ただし、金銭の取引が発生するような場合はどんなに少額でも使用停止を求められる可能性が高いので、お金儲けに使うような事は絶対にしないようにしてください。

うーん不安だ…という人は自分でイラストを描くのが一番安全なのかな…?

ベースになるイラストを作成

読み込むとこんな感じ

上の方で作った塗りつぶし済みの天板データとイラストを並べて右クリックし、クリッピングマスクを作成を押すと豪鬼のイラストにボタンの位置に穴が開きます。

クリッピングマスクを作成
こんな感じで抜けてくれる!

これでベースができたので、ここからは好きな方法でイラストを加工していきます。

イラストをどんどん作っていく

うわ~デザインセンスない~~つらい…

天板イラストが完成したら、一旦保存を押してPSDファイルを保存しましょう。
またこの時に、PSDファイルをコピーして置いておくと、この先の作業をした後にイラストを微調整したい!となった時に便利なのでコピーしておくことをお勧めします。

完成したイラストをレイヤー結合して1枚にします。結合する事でPDFファイル書き出しした時にファイルサイズを抑える事が出来るためです。

結合したいレイヤーを複数選択した状態で右クリック
レイヤーが1枚にまとめられた!

結合すると、イラストの微調整がしにくくなるので、やりたい場合は結合前にコピーしておいて置いたPSDファイルからやり直しましょう。

完成した場合は、ファイル→別名で保存を選んで、ファイルの種類でPDFファイルを選んで別ファイルとして保存します。

ファイルの種類を選択

出力されたPDFファイルをUSBメモリに入れて、コンビニのコピー機で印刷しましょう。私はローソンのコピー機で印刷しました。

以下うろ覚え

カラー印刷でUSBから読み込みボタンを押す。
用紙サイズはA3で。
ファイルの種類で文書ファイルを選ぶ。
印刷の設定で用紙を合わせる?引き延ばす?みたいな設定がデフォルトで「する」になってるのを「しない」に変更

これくらいかな…?いくつか設定をして、印刷してみましょう。

印刷してサークルカッターで切り抜いたところ

切り抜いた後に思ったのですが、一瞬千撃の撃が豪鬼の黒い色で潰れて見えにくくなってしまったのでちょっと流石に…と思って作り直しました。

印刷したら文字が潰れたので白で作り直し

という事で完成しました。
一瞬千撃の文字を目立たせるために色々いじってるんですがなんか微妙ですね…もっとかっこよくしたかった…

という感じで天板が完成しました。
結構満足感がありますね。

印刷について※もっと綺麗に印刷するには?

ちなみにローソンではA3サイズの印刷は普通紙でしか印刷できなくて、近くで見るとちょっと印刷が…ってなります。光沢紙だとちょっと違うのかな?

もっとこだわる人はキンコーズという印刷の専門店があるので、そういう所にデータを持ち込んで印刷するともっといいかもしれません。

また自作アケコンはアクリルのため、透明アクリルに印刷してくれるサービスを利用したりすると、よりカッコいい仕上がりになったりするかもしれないです。この辺はお財布とやる気によります。

まとめ

完成して思ったのですが、1回作るともっといいものが作れたはず…もっと…ってなるので、どんどん楽しくなっていきます。
また、ほかの人が作成した自作アケコンとかを見るとカッコ良すぎて、いつか自分もあんな感じの作りてぇ~ってなります。

もし自作アケコンに興味がある方は、天板イラスト作成に挑戦してみてはいかがでしょうか?

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