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Cyberpunk2077 ふんわりあらすじプレイ日記14(完結) 節制エンド&自殺エンド&死神ルート

今回もネタバレ全開、そしてふんわり。もうクリア済みだがプレイ時を振り返っていく。

節制エンド

取得トロフィー名にちなみ「節制エンド」と呼ばれるこの終わり方は、太陽ルート・星ルートからの分岐で迎えられる。

終盤、神輿の中でVとジョニーは「どうあがいてもVの延命は不可、ただしジョニーならVの体に適合し長生きできる」という事実に向き合う。そこでジョニーが体を乗っ取り、Vの人格がサイバー空間に留まるのが節制エンドである。太陽ではジョニーが進んで乗っ取りを選び、星ではVが生きるのを諦めジョニーに譲る。

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画像は星ルートでVが「もう疲れた」と体を譲るシーン。ジョニーは追いすがって本当にそれでいいのかと止めようとしてくるが、Vの決意は揺るがず、サイバー空間に留まるため「橋」を渡ってしまう。残されたジョニーは「泉」に浸かりVの肉体へ入ることに。ここでのジョニーとVのやり取りはジョニーの好感度によってちょっと違っているらしい?

作中で<Relic>発作は時間経過時などに突如起こり、プレイヤーとしては大変うっとおしい。横道それた散策を咎められているかのようでオープンワールドのゲーム性との相性が悪いと、批判点としてよく挙げられる。プレイヤーにはノイズなだけだが、V本人はあの頻度で頭痛や吐き気に襲われ、イベント時には昏倒することさえあるほどだから、その体を引きずって生きる道は辛いだろう。

前向きに考えてみれば、Vは本来死んでいたところを数日~数週間程度だけでも延命できており、そしてその中である程度仲良くなれたジョニーの蘇生の手伝いができた、と言えなくもない。そして完全に消滅するわけではなくサイバー空間で第二の人生を送れる(?)。

それでも、Vだけが不遇でジョニーには都合良すぎなエンドである。ジョニーに愛嬌を感じていったから、こういうパターンのエンドもバリエーションの一つとしてアリだなと思ったが、わりとジョニーアンチなプレイヤーも多いので、そういう人には胸糞悪い終わり方かもしれない。

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そして迎える節制エンド。ジョブ名は「NEW DAWN FADES/過ぎ去った夜明け」。ジョニーが中の人になり、服装はジョニー好みになっている。音楽とかやってそう。

トップスの説明文が「サイズは合っているはずだが…なぜか、キツすぎる気がする」となっており、ボトムスは「少し、腰回りに余裕がある」。なんでだろ?と思ったが、この説明文は女Vの時を想定した文なのかもしれない。男女によって各エンドでの衣装デザインは異なり女Vだとシャツもレディースデザインなのだが、説明文は男女共通。女の体になったからレディースを買ってはいるが、生前の感覚でサイズを選ぶと胸が詰まって腰は余る、ということなのかな。男Vの場合を辻褄合わせて考えると、上半身ばかり鍛えて下半身は疎かなタイプなのかもしれない。

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鏡を見るたびに自分のものではない顔=Vの顔が映る日々にジョニーはまだ慣れていなかった。ジョニーは神輿からVの肉体へ戻った後、知人らになんの連絡もなく姿を消し、住所不定無職になっていた。太陽の場合は一番世話になったローグは死んじゃうが、星ではあれだけお世話になったアルデカルドスたちを完全無視で行方をくらましたのである。神輿ダイブ中にすぐそばで見守ってくれていたパナムと、戻ってきてからどのような会話をしたのかとても気になる。すぐそばにソウルの死体もある中をどう去っていったのか。「あいつは俺にこの体を渡して行っちまったよ」とでも言ったのだろうか。

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あらすじ文は太陽・星どちら経由でも同じなのだが、太陽経由でジョニーが乗っ取った場合にも「Vが友を生かすことを選んだ」と書かれるのは違和感。

節制エンドは星経由で迎えても何故か太陽経由として処理されるバグがある。もしかしたらアップデートで直ってるかもしれないが。太陽でローグの銃を拾っていたら節制でも銃を持ったままなのだが、拾えるはずのない星経由エンドでも何故か銃を持っていたりする。逆に、太陽経由エンドなのに拾ったはずの銃が消失していたり。

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ジョニーの仮宿は、パシフィカの古びたアパート。貧困層が住まうところのようだが、ホームレスもあふれる世界なのでまだ上等だろう。日本感覚で見れば広くて十分いいところだし。廊下の落書きっぷりなど民度は低そうだが。家具付きで貸しててウィークリー利用もできるような場所かな。

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同じアパートにはスティーブという少年が住んでいる。父は暴力癖があり、母はブレインダンス中毒という家庭のようだ。彼はギタリストを目指しておりジョニーのことも好き。Vが憧れのその人だとも知らずにただの音楽好き同士として親しくなっている。初対面のVを蹴り転がした頃を思えば丸くなっており、ジョニーは曲作りのアドバイスなど行う。ジョニーはバスのチケットを取っており、アパートから別の場所へ旅立つ。

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旅立ちの前に、スティーブに運転してもらいギター屋へ行く。ケリーも愛用している店。70年代ものの、作中では100年ほど前に作られたことになるビンテージギターを€$5000で購入。円にするとおいくらだろう。ビンテージギターって高いのだと数百万するらしいが、これは50万ぐらいかな。お店の横には座り込んだホームレスがいて、格差社会を感じる。

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お店を出て次には墓地へ向かう。「誰よりも大事な奴」の形見を供えるため。形見とはVの銃弾のペンダントである。エンドロールだとVの知人らは「Vは消息不明になった」と思ってるようだが、とすれば墓をつくったのはジョニーなんだろうか。ローグの銃を持っていた場合には銃もローグの墓に供える。

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Vの墓には「夢追い人」と表示されている。

墓場を出ると、待機中のスティーブがタバコを吸っていた。多分未成年だし、体に悪いとジョニーはタバコを取り上げそこらに捨てる。ヘビースモーカーだったジョニーだが、今ではタバコをやめていた。Vの体のため。星経由の場合は、好意的に解釈すればVは短い余生を送るより長い生をジョニーに与えたいと思ってくれたわけで、ジョニーは健康的に長生きすることでその気持に応えたいのだろう。スティーブの父親への態度など、挑発的な物言いは残っているものの、これからは荒くれた生き方をするつもりはないのかもしれない。「節制」というのは、ジョニーの新しい人生方針にかかっているのだろう。また、「節制」のタロットには「献身」という意味もあり、星経由で自らの体を明け渡したVにもかかっていそう。

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スティーブは車に乗って自宅へ、ジョニーはバスに乗って遠くへ、と二人は別れる。バスの発車直前、スティーブは車内に高級ギターが置きっぱなしな事に気づき、慌てて渡しに来る。「忘れちゃいない」と言うジョニー。貧しいスティーブへのプレゼントとして買っていたのだ。スティーブがただのワナビではなく確かに音楽の才能を持つ人物だと見抜いたのだろうか。仲良くなった経緯が不明だがアパートを紹介してもらうなどよほど世話になり恩義を感じているのだろうか。

バスが走り出し、ジョニーは続けて「絶対に忘れやしない。何ひとつな」と、今度はスティーブへの語りかけではなく独り言としてつぶやく。節制エンドはジョニーが新しい体をゲットして得するハッピーエンドではなく、Vのことや50年前の生前のことを引きずって生きていくビターエンドなのである。

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Vが車窓から乗り出し進路をじっと眺めたところでエンドロール。バス停があるのはウエストブルックのノースオークで、バスが次に止まるのはパシフィカ。元来たアパートに戻ることはもうなさそうだが、どこへ行くんだろう。従軍から逃げ出して潜伏していたのもパシフィカだったし、ジョニーにとっては身を潜めるならパシフィカという意識がありまた別の場所に泊まるのだろうか。あるいは終着駅はもっと遠いどこかなのか。

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節制エンド中は離れた場所に好きに移動できないのだが、バスに乗ってから荷物を置かずに下車すれば遠くまで移動できる裏技がある。ただし走れずに歩くのみ、ファストトラベルも車移動もできないという苦行。その状態でアラサカタワーまで歩いてみたが、何事もなかったかのように静かだった。道程は車も人通りもほぼ存在しなくなる少し不思議な光景だったが、時たま人が出現。戦闘になることもあるが、こちらから攻撃はできず一方的に倒されてしまう。

自殺エンド

自殺エンドCyberpunk 2077 (C) 2020 by CD Projekt RED 2020-12-26 18-34-57.mp4_000204557

屋上での主に3つのルート分岐はどれも薬を飲むことで進行するが、薬を放棄して屋上から自殺することを選ぶエンド。「2人とも自分でいられる 命が尽きるまで」とVは言う。神輿に行くのもアラサカの外科手術を頼るのも、どちらも精神を切り貼りする不自然で不確実な作業。いじくりまわすよりも自分が自分であるうちに消えたくなったのだろう。

せっかく(?)場所が屋上だし飛び降り自殺でもするのかと思いきや、Vは銃により命を断つ。ジョニーもそれを止めはしない。ヴィクターは薬と共に何故か銃を渡してきたが、こういう使い方を想定してのことだったのか。

自殺エンドは屋上だけで完結する短いエンドなのだが、エンドロールは自殺専用となっている。他エンドロールでは、本編であれだけ絡んだキャラたちが何故かVの近況をよく知らない状態でキャラによっては寂しいものがあったが、自殺エンドロールではみんながVの自殺を知らされている。

死神ルート

いわゆる隠しルート。隠しエンドと言うことが多いが、経路は違うが結末は同じというか、エンド自体は一部に差分がある程度。ジョブ名に死神とついているから死神ルートとも称される。

屋上での分岐の際に、Vは「ジョニーに体を託し、ローグと組む」or「ジョニーを潜ませ、パナムと組む」or「ジョニーを潜ませ、ハナコと組む」の3つの選択肢を迫られる。どのルートでも必ず死者が出る。ハナコルートではジョニーは橋を渡ってサイバー空間に行けず消滅するということだから、他ルートでローグやソウルが物理的に死ぬのと同じ重みがある。死神ルートでは誰も死なない。また、薬を飲んで体の主導権を明確にすることがなく、「ジョニーと組むルート」といえる。

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ローグと組むことを選び、その次に出る選択肢の画面で5分間放置することで死神ルートが開く。他に細かい前提条件があるが、そこらへんは攻略サイトを見ればわかる。

この時のVの心境は「ハナコは信頼できず、犠牲を伴うだろうと暗示されたことで自分の親しい相手であるパナムは選べず、経験豊かで確実そうだからとローグを選んだが、ローグが犠牲になるかもしれないと考えだすと次に進めずどうしよう」と5分間悩み続けていたのか。沈黙していたVに、二人きりで突撃することをジョニーは提案する。

「どうせ死ぬなら、銃を片手に、戦って死ぬよ。誰も道連れにせずな」とVは言う。「よく言った。それこそレジェンドになる奴の覚悟だよ」とジョニーは返す。こうして隠しジョブ「(DON'T FEAR)THE REAPER/死神なんて怖くない」が始まる。

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太陽ルートでは飛行船から、星ルートでは地下からと、どうやって突撃するか作戦を立て特殊な道程を進んだ。だがこのルートでは一切の作戦なく、アラサカタワーの正面玄関から堂々と突き進む。

Vの不調の原因の一つは、異なる二つの人格が同居していることからくる高負荷だと思われる。太陽・星・悪魔では薬によって片方の人格を潜ませて負荷を抑えたが、死神では薬を飲まない。不調が続いているという表現のためか、死神ではHP上限がじわじわと減り続け、回復薬を飲んでも全回復はできなくなる。

また、オートセーブは要所で入るものの、常に戦闘中のためか手動セーブはできず、全ルート中で最も難易度が高い。途中で死んだ場合には自殺した時と同じエンドロールが流される。傍から見れば単身特攻する頭のおかしい奴なので、自殺と言えば自殺か。

難しかったので初回はイージーモードにしてクリアした。最近やり直したらノーマルでもいけた。イージーでもけっこう大変。初期の頃は、突入してすぐにジョニーがTポーズで固まるというバグがあったが(動画の1分30秒ごろ)、やり直した際にはTポーズが発生しなくなったので修正が入ったようだ。Tポーズバグが起きたのはここが初めてだったので、ジョニーがふざけてるだけかと思っていた。

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わらわら出てくる人間や機械などの敵を切り抜けエレベーターで地下へ。更に出てくる敵と戦うのが嫌なのでエレベーター早く動いてくれと願う。たどり着いた階では、地上の騒ぎを聞いて待機していたであろう敵たちと更にバトル。「そんな、たった一人で…」と敵はこのルート専用のセリフをつぶやく。

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HPの上限が下がっていく中を一人で戦うという難しさはあるが、道程自体は他ルートより短いように思う。オルトのチップを挿し込む箇所を見つけオルトを召喚して雑魚敵が一斉に倒れてくれる有り難みは他ルート以上に感じられる。オルトを呼び出す時に「全能の神よ、我が力のもとにひれ伏せ!」とジョニーがふざけて言うのが面白い。

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最後のシャッターだけオルトが開けてくれず、手動で持ち上げているところにスマッシャーが現れ強襲されるという流れは同じ。ジョニーにとって目の前で宿敵が倒されるのは感慨深いものだったろうか。

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神輿のアクセスポイントへ到着。神輿に着いてからは太陽ルートと同じ。隠しルートを経由しようと、結局Vが健常な体を取り戻すことはできない。泉に入って体に戻ると太陽エンドへ。

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通常の太陽エンドとの差異は、ローグの生存。それでも彼女はVの功績を認めたのか店を譲ってくれている。ミスター・ブルーアイズに会いに行く前に飲む酒について、ジョニー由来のものを飲めと勧めてくる。エンドロールは太陽と同じで、そのためローグのコメントはなし。

せっかくの隠しルートなら全てがご都合主義で丸く収まる真エンドにつながってくれてもいいのに太陽とほぼ同じなのかーとがっかりする気持ちもあったが、このルートはオマケのようなものだろう。

薬を飲まずにジョニーと二人で突撃した後でどうやって丸く収めるかを妄想した。薬を飲まず体の悪化を止めないまま無謀なバトルを次々とこなすことで、Vの肉体は他ルートよりも一層弱る。<Relic>は元々、宿主の体が瀕死になると発動するものであり、更にプロトタイプかつ銃撃によって故障しておりどのように働くか、安定して作用し続けるかが未知数。Vが再び死にかけたことでRelicはなんかいい感じに再発動。なんか上手いこと不具合が上書き修正されて問題解決。ジョニーとは神輿でお別れするがVは健康に……いける気がする、気がするだけ。

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gdgdと続いたCyberpunk2077感想もとりあえず完結。最近大型パッチが配布され、1周目データでは出来なかったサブジョブが出来るようになったりしたが、本来開かないドアの前で車に乗り降りしたら無理矢理中に入れるバグが前より発動しにくくなったっぽくて嘆いている。

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キロシの社内に無理矢理入ると地面が抜けてカオスになっていたりする。この侵入方法は車の横付けの角度がシビアなので、がんばればまた入れるだろうか。入っても特になにもないが。

他のゲームもやりつつ、年内に配布予定のDLCを楽しみにしている。

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