見出し画像

【攻略メモ】ウィザードリィ 狂王の試練場 序盤の攻略(Wizardry: Proving Grounds of the Mad Overlord)

最近『Wizardry: Proving Grounds of the Mad Overlord』(ウィザードリィ 狂王の試練場)の3Dリメイク版が発売されましたが、そちらの攻略用メモです。

自分はウィザードリィの派生作や他のダンジョンRPGのクリア経験は沢山ありますが、ほぼアップルⅡ版と同じ仕様の初期作のウィザードリィ 狂王の試練場は初プレイで、結構序盤に苦労したので、序盤を上手く乗り切るための方法等を記しています。

■ストーリー根幹に関わるネタばれは出来るだけ避けていますが、人によってはネタばれと判断される事もありますので、避けたい方はブラウザバックを推奨します。

■当noteに掲載された内容の閲覧によって生じたいかなる損害に関しても、筆者は一切の責任を負いません。


最初に重大な忠告

いきなりだが、このゲームをプレイするに当たり、極めて重大な忠告をしておきたい。
それは、プレイを始める前に、必ずセーブデータのバックアップは取っておくという事だ。

仮に順調にゲームを進めたとして、あるタイミングで予想外の極めて致命的な事態がゲーム中に起こる可能性がある。
その場合、データが戻せないと、これまでの苦労が全て水の泡になるだろう。

このゲームを安心してプレイするには、バックアップデータが絶対に必要だ。
バックアップデータがないと、後悔する事になる。

致命的な事態を避けるには、データの複製をする事だ。
データの複製は以下の方法で簡単に出来る。

  1. タイトル画面

  2. 「ゲームを始める」

  3. 「冒険する記録を選択してください」の画面に表示されるセーブデータの一覧から、現在のデータを選んで「複製」を選び、複製先のスロットを選択する

これで、安心してプレイが続けられるだろう。
このゲームをプレイする際は、この事を常に頭の片隅に留めておいてもらいたい。

キャラメイク

まずは訓練場でキャラメイクする。
キャラは最低でも6人は作る。

なお、酒場には最初から使えるサンプルキャラクターがいるかもしれないが、ここはサンプルキャラを全て削除して、最初から自分のキャラクターだけでプレイして頂きたい。
キャラの削除は訓練場のメニューからだ。

ボーナス

キャラの作成時に、□ボタンを押すとBP(ボーナスポイント)が変わるので、最初から高能力値が欲しい人は、□ボタンを何回も押すといいだろう。
BP20も出れば十分高い方だが、筆者の確認した最大BPは29だ。
相当粘らないと恐らく出ないため、BP20前後でキャラを作るのがお奨めだ。

※キャラメイクでBPの表示が出ない場合、設定で固定値になっているとボーナスは表示されない。
その場合は、オプションからオールドスクール設定を見直して欲しい。
初期設定では恐らく「規定」(固定値)になっているため、「ランダム」に変更する必要があるのだ。

※オールドスクール設定は大量に項目がある。個別に説明すると冗長になるため、ここでは説明は行わない。
適宜確認され、御自分のプレイ環境を調整してもらいたい。

■BPランダム値への変更方法

  1. optionsでオプション画面を出す

  2. オールドスクール設定

  3. キャラクターの設定

  4. キャラクター作成時のボーナスポイント

  5. ランダム

  6. 変更を保存して戻る

種族

どの種族を選んでも死ぬ時は余裕で全滅するため、種族は好きに決めて構わない。
一般的には、戦士系のキャラをドワーフ、魔術師系のキャラをエルフにする人が多い。

また、転職時にはステータスが種族最低値まで戻ってしまうが、その場合、蘇生の確率が生命力の高さと関係しているため、蘇生を重視するならドワーフにしておくのが無難だ。

とは言え、誤差の範囲だから気にする必要は無い。
筆者は脳内妄想ロールプレイ重視で種族を決めている。

ステータス

ボーナスを種族最低値に割り振ってステータスを決める。
ステータスはWiki等を検索すれば幾らでも出てくるので、詳しく知りたい人は検索した方がよいだろう。
ここでは最低限の事だけを書く。


近接の攻撃ヒット率やダメージボーナスに影響。
力が高いと敵に大きなダメージが入り倒し易い。
16以上あるとダメージが上がるようだ。
主に戦士キャラ(戦士、侍、君主)に必要なステータス。

知恵
魔術師呪文を覚える確率に影響。
一部の魔術師呪文効果に影響。
主に魔術師、侍、司教に必要なステータス。

信仰心
僧侶呪文を覚える確率に影響。
一部の僧侶呪文効果に影響。
17以上で蘇生の成功率が上がるようだ。
主に僧侶、君主、司教に必要なステータス。

生命力
レベルアップ時のHPの上昇と蘇生の確率に影響。
HPは16以上、蘇生は17以上で効果が上がるようだ。
低いとキャラロストに直結するため、一番重要なステータスと言っても良い。

素早さ
モンスターよりも素早さが高い場合、先に攻撃出来る。
15以上でモンスターに先んじて攻撃する確率が上がるようだ。
罠解除確率にも影響する。
16以上で罠解除確率が上がるようだ。

また、罠解除に失敗した場合の罠の発動率にも影響するようだ。
主に罠解除担当(盗賊、忍者)に必要なステータスだが、先行を取って呪文を打ちたい魔術師にも重要。

運の強さ
様々な判定(セーヴィング・スロー)に用いられるステータスだ。
罠の発動時や、敵の吐いてくるブレスへの耐性にも影響がある。
12以上、18以上で影響が大きいようだ。

ステータスについては、まとめると以下のようになる。

■メインになるステータス

  • 力(ダメージ効率)⇒戦士系(戦士・侍・君主)に重要

  • 知恵(魔術師呪文習得率)⇒魔術師系(魔術師・侍・司教)に重要

  • 信仰心(僧侶呪文習得率)⇒僧侶系(僧侶・君主・司教)に重要

  • 素早さ・運の強さ(罠識別・罠解除)⇒盗賊系(盗賊・忍者)に重要

  • 生命力・素早さ・運の強さ⇒職業に関係なく重要

性格

性格も、好きに決めて構わないが、これも一般的な話で言うと、ウィザードリィ界隈では、キャラを全員「悪」にするのが常識だ。
というのも、後々見つかる装備では、性格が悪専用の装備品の方がいい装備が多いためだ。

どうしても君主キャラが作りたいという人は性格善で作ってもいいが、「全員悪」でも特に問題ない。
(僧侶の場合、性格が善または悪でしかキャラが作れない)
侍を作りたい場合は善か中立を選ぼう。

性格は固定ではなく変動制で、ダンジョンでの行動で善⇔悪の性格が変化する事がある。(友好的なモンスターを見逃すかどうか等)
よって、余り深く考えずに趣味で決めてもいいし、迷ったら悪で作って問題ない。
と思っていたが、ダンジョンで友好的なモンスターを見逃して善に傾く事や、友好的なモンスターを倒して悪に傾く事が全くなかった。(プレイ時間恐らく100時間前後)
このため、転職を見越すなら、最初から性格は決め打ちで設定した方がいいだろう。

例えば、筆者が失敗したのは、魔術師をメインパーティーとサブパーティー用に計2人作成したのだが、何れも中立の性格で作ってしまった。

このため、転職先に選べる職業は、中立からなれる職業として僧侶、君主がなれなかった。(君主は性格善が必要、僧侶は性格善か悪が必要)
折角、最高レベルの呪文を覚えた魔術師なのに、転職先として僧侶呪文を覚えられる職業に就く事が出来なくなった。

(上記に書いているように、性格の変更がまず起こらない仕様もあるが、そもそも中立は性格変更が絶対に起きないため、中立で作っている時点で僧侶呪文の習得は不可能である)

このため、キャラメイクで最初から性格善と性格悪の魔術師を作って、育成している所だ。(将来的に魔術師呪文を最高レベルまで覚えたら僧侶か君主に転職させる)

職業

職業については、訓練場でこれらのキャラを作るといいだろう。

■キャラの職業の目安・指針

  • 前衛に配置するため、最低2人以上の戦士(※侍・君主可)
    人数:最低2~3人

  • HP回復とデバフ解除のため、最低1人以上の僧侶
    人数:最低1~2人

  • 呪文アタッカーとして、最低1人以上の魔術師
    人数:最低1~2人

このゲームには隊列(フォーメーション)があり、6人が一列に並ぶ事はない。
6人を前衛最大3人と、後衛最大3人で分担して並ぶ。

前衛キャラは、敵に攻撃が届くが、敵からも攻撃を受ける。
近接戦闘がメインのため、戦士キャラを配置するのがベストだ。
(僧侶も鎧を着込めるので前衛に出しても構わない。
但し、攻撃の能力は戦士に遥かに劣る)

後衛キャラは、敵の攻撃を受けず、こちらから敵への攻撃も届かない。
(オプションと職により変わる事もある)
よって、魔術師等の物理攻撃力がなく、HPが低いキャラを置きたい。
※後衛に戦士キャラを配置するのは、基本的には無駄になる。

呪文による攻撃(魔法)は、前衛・後衛に関係なく敵に届くため、魔術師は後衛から呪文で敵への攻撃を専念したい。

整理すると、以下のようになる。

隊列

●前衛

  • 敵に近接攻撃可能。

  • 敵から近接攻撃を受ける。

  • ACの低いキャラを配置する。

  • 主に戦士系のキャラを配置する。

●後衛

  • 敵に近接攻撃が不可。

  • 敵から近接攻撃を受けない。

  • ACの高いキャラやHPの低いキャラを配置する。

  • 主に魔術師や盗賊を配置する。

●その他

  • 敵の呪文攻撃やブレス攻撃は、前衛・後衛に関係なくダメージを受ける。

  • 隊列の変更は、キャラを選んで「並び位置を変更」から、矢印キーで位置を指定する。

  • 僧侶は前衛・後衛どちらでもいいが、攻撃の能力は高くない。

  • パーティーの人数が3人以下の場合は、全員前衛に並ぶ。

戦士の概要

役割①前衛での肉壁
役割②物理アタッカー
役割③呪文禁止エリアの対応
役割④呪文抵抗率が高い敵の対応

戦士はほとんどの武器と鎧が装備可能。
つまりAC(アーマークラス)が低く攻撃が当たり辛い=硬い。
前衛に肉壁として配置し、後衛に攻撃が届かないようにする。
また、戦士はレベルが上がると攻撃回数が増えて敵へのダメージが増える。

以下に書いているように、戦士はレベルアップが一番簡単に出来るため、量産が可能な点も育成が楽で良い。

また、ダンジョンの中の一部には「呪文禁止エリア」があり、一切の呪文が使えない。
その場合、魔術師や僧侶の攻撃呪文が使えず、強力な敵が出現した場合は、戦士の物理攻撃だけが頼りだ。

ダンジョンの深い階層では、呪文抵抗が100%近い敵も出てくるため、そういう場合の削り役も戦士の役割になる。

僧侶の概要

役割①HP回復
役割②デバフ状態の解除
役割③常駐呪文の使用
役割④探索呪文の使用
役割⑤アンデッドのディスペル
役割⑥前衛での肉壁(戦士の代替)

迷宮内では敵との戦闘や、ピットのダメージでHP(体力)が減る。
HP回復は薬か僧侶呪文でしか出来ないため、僧侶が一人は必須という事になる。
(※薬でもHP回復は出来るが、店売りしていないため、宝箱からドロップして入手するしかない)

また、敵は戦闘時に毒や麻痺等の特殊攻撃を仕掛けてくる。
毒はスリップダメージで、歩く毎にダメージが入る。
毒は序盤は死亡原因になり易い。
解毒は、商店で販売している「ラツモフィスの薬」で解除出来るが、買う金が無駄になるし、毎回持ち歩くのも持ち物欄を圧迫する。
僧侶がいれば、僧侶呪文(ラツモフィス)で解毒出来る。

また、麻痺になると、解除するまでは行動不能になり、毒よりも性質が悪い。
麻痺も僧侶呪文(ディアルコ)で解除が可能だ。
つまり僧侶呪文が必須=僧侶が1人は必須という事だ。

パーティーに僧侶(及び、君主・司教)が多ければ多いほど、僧侶呪文を使える回数も多くなるので、ダンジョンでは安定感が増す。

常駐呪文とは、ダンジョンにいる間ACを下げたり、長時間明かりを強化し隠し扉を発見しやすくする呪文だ。
ACを2下げるのはマポーフィック。
明かりの強化はロミルワ。
ダンジョンに入ったら、まずはこの2つの呪文は掛けておこう。
但し、ディアルコが1回は使えるように、呪文使用回数には注意しておこう。

仲間が迷宮に取り残されたり、パーティー全滅して死体回収に向かう場合、仲間のいる正確な座標が知りたい所だ。
ダンジョンを歩いて探してもいいが、僧侶呪文のカンディを使うと仲間(死体含む)のキャラクターがいる階層や方角が表示されるため、回収が容易になる。
他には、平時でも自分が今いる階層と、大体どの辺を歩いているかは、常に意識しておいた方がいいだろう。

アンデッドの呪いを解く(ディスペル)は、僧侶・君主・司教が持つ特殊技能で、呪文ではない。アンデッドの敵に対してディスペルを試み、成功するとアンデッドが崩れ去る。
成功するかどうかは確率だが、戦闘の時短や呪文の節約につながるため、試して見てもいいだろう。

魔術師の概要

役割①マップ表示呪文の使用
役割②呪文アタッカー(グループ殲滅担当)
役割③転移呪文の使用

魔術師はACが高く、HPも低いため死に易い。
そのため、後衛に配置するのが基本だ。

魔術師の序盤の主な役割は、魔術師呪文の「デュマピック」を使い、ダンジョンの地図を表示する事だ。
デュマピックを使えば、ダンジョンで今どこにいるかの座標の確認が出来る。
これ以外に、ダンジョンの正確な今いる地点を知る方法は無い。
一度デュマピックで調べた地図は、□ボタンを押すと呪文回数の消費無しで何度も表示出来る。
(※隠し扉の位置までは表示しないようだ)

攻撃呪文による敵グループの殲滅も、魔術師の役目だ。
戦士はどんなに一撃ダメージが高くても、1体ずつしか敵を処理出来ないが、このゲームでは「1グループ個体9体×4グループ」という数の暴力で出現してくる敵もいる。

大量の敵に対しても、魔術師呪文はグループ単位で敵を攻撃出来たり、あるレベル未満の敵は全滅させる(呪文抵抗を持つ敵もいる)といった事も可能なので、戦闘で安全に勝つ事に繋がり、戦闘時間の短縮にもなる。

敵の中には一撃死を与えてくる敵もいるため、ウィザードリィでは「敵の攻撃を受け切る」のは危険だ。
というか受け切れない。
敵の攻撃ターンに回さず、一方的に自分たちの攻撃順の時に処理してしまうのが最も確実だ。
そのためには(素早さが高い)魔術師の攻撃呪文で、敵を1ターン目に倒してしまえば良い。

そして、3つ目の役割が非常に重要なのだが、第七位階の魔術師呪文の「マロール」だ。
マロールは、今いる座標から別の座標に移動出来る「転移呪文」だ。
戦闘時のマロールの使用は、座標指定が出来ずランダムな場所に移動するため、壁の中に移動(即全滅)という事もあり得るため、本当にピンチという時以外はお奨めしない。(戦闘からは脱出が可能)

キャンプでのマロールの使用は、座標軸を「上・下」「北・南」「東・西」をセットし、移動先の座標を指定する。
その後で「転送」を押すと転移が行われる。

例えば、「階移動なし・北:1歩移動・東西:移動なし」なら、「上下±0・北∔1・東西±0」という感じで指定する。
これを利用し、ダンジョンに入って即、最深部に移動も出来るし、最深部からの1階の階段前に移動して即、町帰還も可能だ。

パーティーが全滅寸前の時は、マロールでの緊急脱出が特に効果的だ。
筆者もこの呪文には、何度もお世話になっている。
慣れれば、移動時間の大幅な短縮にもつながるだろう。

但し、呪文禁止エリアではマロールが使えないため、注意が必要だ。

職業の組み合わせ

職業の組み合わせに絶対というものはないが、例を挙げるとすると以下のようなパターンになる。
※これは3階までのパターンで、宝箱からアイテムを狙う場合は盗賊を1人入れる事になる。
その場合は、自分で組み合わせを考えてもらいたい。

パターン①バランス型
【前衛】戦士、戦士、僧侶
【後衛】僧侶、魔術師、魔術師

パターン②魔術師呪文重視
【前衛】戦士、戦士、僧侶
【後衛】魔術師、魔術師、魔術師

パターン③攻撃力重視
【前衛】戦士、戦士、戦士
【後衛】僧侶、魔術師、魔術師

パターン④安定型
【前衛】戦士、戦士、戦士
【後衛】僧侶、僧侶、魔術師

戦闘で毒を負いスリップダメージの継続や、麻痺になると途端に戦力ダウンしてしまうため、毒や麻痺を解除出来る僧侶が多い方が長時間の探索には強い。

戦闘では、如何にして最初のターンで敵を屠れるかに全てがかかる。
そこで素早さが高い魔術師を作り、敵よりも先に呪文で倒せば安全に勝つ事が出来る。

探索の安定感を取るなら僧侶、戦闘の火力を求めるなら魔術師というのが基本路線だ。

しかし、結局ダンジョンでの死亡は、戦闘中によるものが大半だ。
魔術師を2人パーティーに入れると、高火力で敵を殲滅する事につながるため、結果的に戦闘での死亡を少なく出来る。
魔術師3人は、前衛が決壊した時には致命的だが、(超高火力が必要な敵等)場合によっては有効だ。

キャラメイクの高ボーナスで「侍」を作ってもいいが、侍が呪文を覚える速度はかなり遅いので、呪文要員としてはカウントしない方がいいだろう。
また、侍は成長速度が戦士よりかなり遅い。

とは言え、侍も前衛としては十分に強力なので、序盤から前衛に組み込んでも全く問題はない。

パーティーを組んで迷宮に入る

キャラメイク後は、訓練場を出て酒場に入る。
作ったキャラ(仲間)を入れて、最大6人までのパーティーを組んでみよう。

もし、「仲間に入れられない」と表示されたキャラがいたら、それは「性格が異なる」からだ。
善と悪のキャラは町では合流が出来ない。
(※一度合流済みであれば、性格が異なっていても、町で同じパーティーを維持が可能)

性格が違う者同士の合流方法については、この記事に記しているので、必要なら後で見ておいてもらいたい。

パーティーを組んだら、地下迷宮に移動しよう。

盗賊と司教は3階までは不要

なお、盗賊は序盤は不要だ。
というか、いてもいなくて同じだ。

盗賊は戦闘後に出現する宝箱に掛けられた「罠の識別」と「罠の解除」に特化したキャラだ。
但し、戦闘にはほとんど役に立たない。(※オプションにもよる)
また、(転職させない限り)呪文が使えないため、長時間の探索にも役に立たない。

特に、地下3階までの宝箱は開けても大したアイテムが出ず、強力な装備やアイテムはほぼ手に入らないため、少なくとも増しなアイテムが出始める地下4階までは盗賊は不要だ。

なお、「隠し扉の発見は盗賊やエルフしか出来ないのでは?」と思われているかもしれないが、それは誤りだ。(恐らく他ゲーの話だろう)
このゲーム(ウィザードリィ 狂王の試練場)では、どの職業でどの種族でも、隠し扉の発見が可能だ。
隠し扉の発見は○ボタンで出来る。

司教(ビショップ)は、僧侶呪文と魔術師呪文が両方使える利点があるが、成長が極めて遅いので、ほぼ戦力としては役に立たない。
司教は「アイテムの識別(鑑定)」の能力を持っている。

宝箱から得たアイテムの効果は不明のため、一度識別する必要があるが、ボルタック商店に識別してもらうと金が掛かる。
司教に識別させれば、金を掛けずにアイテムの識別が出来る。
序盤は金欠になり易いため、識別に出来るだけ金を掛けたくないが、その場合は司教を作るのがいいだろう。

が、ダンジョンの浅い階層では低い等級のアイテムしかドロップしないため、序盤で司教の識別能力が役に立つ事は余りない。
司教をパーティーに入れてもいいが、最初は戦力的にお荷物になるだけなので、注意しよう。

君主と忍者は転職が必要

なお、キャラメイク時に、高ボーナスが出ても最初から君主と忍者は作れない。(必要なステータスが足りないため)

君主や忍者を作るには、ステータスを満たした上で訓練場で転職が必要だ。
但し、転職するとステータスが種族値まで戻ってしまい、ステータスが最低値の貧弱なキャラになる。
(HPは転職前のままだが、最初から高ボーナスで転職無しのキャラよりも弱い)

転職する時は、よく考えて決断してもらいたい。

転職を想定した場合の性格の設定に注意する

この記事は序盤に特化した内容だが、実は深い階層に行くと10レベルくらいまでのレベルアップはあっという間だ。
最上位の第七位階(レベル7)呪文を覚える13レベルは、多少育成は手間だが、それでも迷宮に潜り続けていれば直ぐだろう。
このゲームで13レベルキャラは遥か先のように思えるが、実は割りと直ぐに作れるのだ。

その場合、僧侶13レベルのキャラを魔術師に転職させて13レベルまで上げて第七位階までの魔術師呪文を覚えさせたり、魔術師13レベルのキャラを僧侶に転職させて13レベルまで上げて第七位階の僧侶呪文を覚えさせたりしたくなる。

1キャラが僧侶・魔術師呪文を両方使えるという事は、1戦闘あたり極端な話し、全員がティルトウェイトを打てる事になる。
また、全員が全回復・デバフ解除呪文のマディの使用が可能になる。
これは強い。

  • 僧侶開始⇒13レベル僧侶⇒魔術師転職⇒13レベル魔術師=第七位階の僧侶・魔術師呪文が両方使用可能

  • 魔術師開始⇒13レベル魔術師⇒僧侶転職⇒13レベル僧侶=第七位階の魔術師・僧侶呪文が両方使用可能

この前提として、僧侶を経由するため職業が「中立」ではNGだ。
職業が善か悪でないと僧侶の職業に就けない。
同じことは司教にも言える。
特に、このゲームでは友好的な敵の見逃しか戦闘かで性格が変わると言いつつも、体感的には全く変化しなかった。
性格は、キャラメイク時に設定したものが、ゲーム終盤まで変わらないと思った方が良い。

よって、僧侶を一切経由しないなら性格は中立でも問題ないが、僧侶への経由や司教への転職を前提とするなら、職業は善または悪でなくてはならない。
侍が善か中立でなれる事から、職業を中立にする場合は、何のために中立にするのか(侍は善での性格で作っても問題ない)は、良く検討して行ってもらいたい。

サブパーティーの育成

最初にキャラを最低6人作ると書いたが、それはウィザードリィではパーティーがダンジョンで全滅すると町に自動的に戻るのではなく、死体がダンジョンの全滅した場所に残されるため、回収して寺院で復活させるには、ダンジョンのその座標まで赴き、死体を回収して町まで持ってくる必要があるからだ。

つまり、死体回収を主な任務とするサブパーティーの育成も必要だ。

ただ、これはオプションで変更が可能だ。
オプションの設定により、酒場に自分のキャラと近いレベルのキャラが常駐するようになり、そのNPCを金で雇用出来るため、オプション次第ではサブパーティーを育てなくてもいい、という事になる。

しかし、サブパーティー育成はウィザードリィの楽しみでもあり苦しみでもある。
ウィザードリィをプレイしたと言うからには、サブパーティーを育成して死体回収をしたという経験があればこそだ。

このゲームをやるからには、是非サブパーティーも育成して、死体回収を経験して頂きたい。

性格が違うキャラの合流方法

ウィザードリィでは性格が違うキャラ同士の場合、町では同一パーティーに入れられない。

以下の組み合わせは同一パーティーに入れられる。

  • 善同士

  • 善と中立

  • 中立同士

  • 悪と中立

  • 悪同士

しかし、ある技を使えば善と悪のキャラを合流させられる。
簡単に出来るので、方法を書いておく。

例:
パーティーA:善キャラ・善キャラ・善キャラ
パーティーB:悪キャラ・悪キャラ・悪キャラ

※中立キャラはどちらのパーティーにも入れられる。

  1. 酒場でパーティーAのメンバーを入れる

  2. パーティーAでダンジョンに入る

  3. △(キャンプ)を押す

  4. △(パーティーオプション)を押す

  5. 「冒険の中断」を選択する

  6. 「街に戻る」を選択する

  7. 町の画面になる

  8. 酒場でパーティーBのメンバーを入れる

  9. パーティーBでダンジョンに入る

  10. 「現在のパーティで迷宮に入る」を選択する

  11. パーティーAが中断した座標の位置(ダンジョンに入った直後の場所等)に移動する

  12. △(キャンプ)を押す

  13. △(パーティーオプション)を押す

  14. 「仲間に入れる」を選択する

  15. (パーティーAが中断した場所にいる)パーティーAのメンバーを全員選択する

  16. パーティーAのメンバーとパーティーBのメンバーが同じパーティーに入った状態になる

死んだ仲間の回収方法

パーティーが全滅した場合、以下のようにして回収する。
例えば1人回収する場合、パーティーはマックスの6人ではダメで、「5人以下のパーティー」で行く必要がある。
(回収1人に付き、空きの人数の枠が1人分必要なため)

回収後は、死んだキャラを町の寺院で復活させる。
(復活の判定に失敗してキャラがロストする事もある。復活を成功させ易くする場合は、キャラのステータスの生命力を高い値にする)

  1. ダンジョンでパーティーが全滅した場所まで行く

  2. △(キャンプ)を押す

  3. △(パーティーオプション)を押す

  4. 「仲間に入れる」を選択

  5. 死んだ仲間を選択してパーティーに入れる

  6. 町に戻る

  7. 寺院で復活させる

ソフトリセットの方法

ウィザードリィでは様々な致命的な状況やリスクを避けるため、「ソフトリセット」手段が提供される事が一般的に行われてきた。

しかし、この3Dリマスター版ウィザードリィ 狂王の試練場(Wizardry: Proving Grounds of the Mad Overlord)では、ソフトリセットの方法がないようだ。

つまり、何か起きてもそれは全て受け入れるしかないという事だ。
自分も、リセットのやり方を探しているが、まだ見つけられていない。

もし方法が分かれば、ここに追記する予定だ。

ソフトリセットのやり方が分かったので書いていく。
しかしながら、正規の方法なのかどうかも定かではないため、実行の際はくれぐれも自己責任で行ってもらいたい。

リセットの際は、一応、セーブデータを複製してから行われる事をお奨めする。
最悪、データがおかしくなった場合は、複製したセーブデータからデータを戻すといいだろう。

データの複製は、タイトル画面⇒「ゲームを始める」⇒「冒険する記録を選択してください」の画面に表示されるセーブデータの一覧から、現在のデータを選んで「複製」を選び、複製先のスロットを選択する。

ソフトリセットの方法(オートセーブの仕様)

※以下の方法を行う際は必ず自己責任で行う事
※データに何が起こっても筆者は責任を負いません
※承諾出来る人のみ読んで下さい

1.戦闘中のリセット

「ウィザードリィ 狂王の試練場(3Dリメイク版)」では、任意のセーブタイミングはoptionsボタンを押して「タイトル画面に戻る」⇒「保存してタイトル画面に戻る」のみだ。
(迷宮の中でも、上記のやり方でタイトル画面に戻れる)

それ以外は、基本的には全てオートセーブでデータが保存されていると思われる。
オートセーブのタイミングは、何か行動した後、迷宮に入ったタイミング、
戦闘終了後、等になっている。

よって、オートセーブのタイミングを外して、PSボタンを押して、optionsボタンから「アプリケーションを終了する」でゲームを終了し、再度ゲームを起動して同じセーブデータを選んで続行し、ゲームが開始されると、戦闘の開始前(厳密には、玄室に入る前等)の状況から開始される。

順番で書くと、以下だ。

  1. 玄室に入る

  2. 敵が出現して戦闘になる

  3. PSボタンを押す

  4. optionsボタンを押してアプリケーションを終了する

  5. ゲームを起動する

  6. タイトル画面でプレイ中のセーブデータを選んで続行

  7. 玄室に入る前の状態でゲームが開始される

これを踏まえて、玄室に入った後で、勝てそうにない敵が出現した場合(グレーターデーモン6体が出現等)では、PSボタンを押してゲームを終了する、というのがソフトリセットの主な使い道になる。

戦闘中、ダメージを受けた状態でのソフトリセット
この場合、ダメージを受けた状態(死んだメンバーは死んだ状態)で、戦闘(玄室)に入る前の状態からの再開になる。

パーティーが全滅した場合のリセット
この場合、「パーティーが全滅しました」の表示が出ても、数秒間はオートセーブされない。
この間に、素早くPSボタンからアプリケーションを終了すると、やはり戦闘前(玄室に入る前)からの再開になる。

「パーティーが全滅しました」の表示後、数秒してSaving・・・と出た後だと、オートセーブされる可能性があるため、素早くゲームを終了させる必要がある。
何れにせよ、勝てない敵が出たらその時点でリセットするのがセオリーだろう。

確認していないが、「パーティーが全滅しました」の表示が出た後、○ボタンは押さない方が良い。
ボタンを押してしまうと、そのタイミングでデータがオートセーブされる可能性がある。

参考サイト(SNS)様の情報

2.レベルアップ時のリセット

レベルアップではステータスの変動や呪文の覚える、覚えないといった状況が起きて、やり直したい場合がある。
そういう場合もリセットが使える。

レベルアップ後、結果が表示されるが、気に入らなければPSボタンを押して、アプリケーションを終了。
ゲームを起動してプレイ中のセーブデータを選んで続行でゲームを再開すると、レベルアップ前から開始出来る。
これを利用すれば、何度でもレベルアップのやり直しが可能だ。

レベルアップ後、○ボタンを押して「レベルアップを確定」を選ぶと、恐らくオートセーブされてしまうため、○ボタンは慎重に押す事。

逆に、レベルアップ結果が良く、この状態をセーブデータに任意保存したいという場合は、optionsからタイトル画面に戻って任意保存するか、迷宮に入ってわざとオートセーブさせる。

以上がソフトリセットの方法だ。
リセットを使う事で内部データがどうなるのか、筆者にも分からないため、くれぐれも自己責任で行ってもらいたい。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

  • これ以降は、ダンジョンの各階層の内容について、曖昧なヒントを書いています。

  • 些細な事でも絶対にネタばれを避けたい方は、見るのをご遠慮下さい。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

地下1階でやる事

ダンジョンに入ったら、先ずは僧侶呪文の「マポーフィック」と「ロミルワ」を掛けてもらいたい。
これらの呪文はダンジョンにいる間は効果が継続する「常駐呪文」だ。
(ロミルワはダークゾーンに入ると効果が消える)
戦闘や探索に役立つので、毎回ダンジョンに入って掛ける事を意識したい。

もし、これらの常駐呪文を覚えていないなら、レベルを少し上げてもらいたい。
※レベルアップを楽にする方法は後述する。

さて、地下1階でする事は3つある。

  1. キーアイテムの入手

  2. 2階への移動手段の捜索

  3. マーフィー道場でのレベルアップ

1.キーアイテムの入手

ダンジョンの隅々までそれこそ全方向を見て入念にチェックしてもらいたい。
(勿論、方向変更の毎に敵エンカウントのチェックが入る)

怪しい彫像があれば、○ボタンを押して「調査」しよう。

ウィザードリィのダンジョンには、隠し扉が大量にあるため、怪しい場所を見つけたら、○ボタンを押す。
隠し扉なら扉が出現する。

怪しい場所には大抵何かある筈だ。

なお、壁にぶつかっても、隠し扉を発見する事は無い。
「いてっ」と台詞が出ても意味は無い。
飽くまで、○ボタンを押して隠し扉を発見する。

2.2階への移動手段の捜索

ダンジョン内を調べると、階段等の「下階層への移動経路」が見つかるだろう。

それらを探して次の階へ進んでもいいが、ダンジョンの階層が深くなると、敵が強くなって行く。深層に行くほど強い敵が潜んでいる。
深い階層に行く前に十分に力を付けて、進んでもらいたい。
つまり、ある程度レベルを上げてからだ。

3.レベルアップ

レベルアップを楽に行う方法だが、このゲームでは「マーフィー道場」という公的設備が完備されている。
この施設で、作成したばかりのキャラからでも、レベル8までは労せず上げられる。
レベル8もあれば、地下3階の敵にも対応が可能だろう。

マーフィー道場のある場所を見つける

マーフィー道場のある場所は伏せさせて頂く。自力で地下1階を探索して、見つけてもらいたい。
見つからないという方は、魔術師呪文のデュマピックを使っているだろうか。

ダンジョンを歩いた場所は、デュマピックの呪文使用時に自動記録される。
それ以後は、□ボタンを押せば(呪文回数消費なしで)何度でも見れるようになる。

先ずは地下1階のマップを全て埋めるくらいの気概で、デュマピックを使ってもらいたい。
壁では素通りせず、○ボタンを押して隠し扉を調査だ。
マップが埋まれば未調査のエリアが分かるので、今度は未調査の場所を重点的に調べていく。
これを繰り返してマップを全て埋める。

道場主(マーフィーズゴースト)は、1ターン2ダメージしか与えてこない雑魚敵だが、経験値は序盤にしては破格だ。
若干、呪文耐性があるため、レベルが低い間は物理攻撃の方が倒し易いだろう。
道場主を倒しても、その場で○ボタンを押せば、何度でも出現してくるため連戦が可能だ。

この道場で育てるキャラとしては、戦士が一番楽だろう。
戦士2~3人でダンジョンに突入し、道場でひたすらレベルを上げるのだ。
この繰り返しで、8レベル以上の戦士を量産する事がが簡単に出来る仕組みだ。
慣れれば3ターン以内に道場主を倒せて、レベルアップ効率が捗るだろう。

僧侶や魔術師を育成するには、戦士よりも手間がかかるが出来なくはない。
経験を人数割りするため、6人マックスパーティーだと経験がウマくない。
人数を絞る方が短時間で経験量が増える。

【前衛】戦士、戦士、魔術師
【後衛】なし

例えば、上のように3人パーティーで道場に通う場合、前衛が高レベルの戦士であれば与えるダメージも高いため、ターン数を掛けずに倒せるだろう。

魔術師もただぼーっと攻撃するのではなく、呪文のモーリスやマモーリスを掛けて道場主のACを高くし、戦闘の時短をすれば作業効率が上がるだろう。

地下2階でやる事

地下2階でする事は2つある。

  1. キーアイテムの入手

  2. 3階への移動手段の捜索

2階での注意事項

2階の敵は、最初は滅茶苦茶に強く感じるだろうが、結局の所問題は2点だけだ。

  1. ■毒への対処

  2. ■一撃死を与えてくる敵に注意する

毒は僧侶呪文のラツモフィスで解除する。
最悪、商店に売っている薬でも解除は可能だ。
毒は、町に戻れば自動解除される。
(麻痺や死亡は町に戻っても自動解除されない。寺院で回復させるか、自分でダンジョン内で解除魔法や蘇生魔法を掛けて回復させる)

一撃死は食らう前に、魔術師呪文で敵グループを一掃するのだ。
このゲームでは呪文による殲滅こそが正義だ。

地下2階でも、ダンジョンを注意深く探索してもらいたい。
どこかに怪しい扉、キーアイテム、下階層への移動手段が見つかるかもしれない。
怪しい彫像があれば、○ボタンを押して調査しよう。

呪文回数が減ったら、面倒でも一度、町に戻ってもらいたい。
宿屋で休息すれば、呪文回数が回復させられる。
最初から遠出せず、探索範囲を少しずつ広げるのが、ダンジョン攻略の基本だ。

地下3階でやる事

地下3階は(ほぼ)何もない**みたいなエリアだ。
大量にあるピットにだけは注意だ。(ピット=落とし穴、ダメージゾーン)
ピットを避けるには、細かくマップを開いて座標をチェックし、ピットのある場所に注意して歩こう。
3階は似たような風景が続く地形なので、現在位置を特定するためにも、デュマピックが使えるキャラが必須だ。

※下の階に落ちる場合は「シュート(落ちる床)」と言う。

地下4階でやる事

地下4階でする事は2つある。

  1. キーアイテムの入手

  2. 5階以降の階層への移動手段の捜索

地下4階はこのゲームの最重要フロアの一つだ。気合を入れて探索しよう。

盗賊をパーティーに加えてハクスラを開始する

3階までは宝箱から碌なアイテムが出なかったが、この階からは比較的増しなアイテムが出るようになる。
そこで、盗賊をパーティーに加えて、戦闘後に出現する宝箱の罠識別と罠解除を出来るようにしておこう。
忍者でも罠識別は出来るが、盗賊の方が識別成功率が高い。

なお、罠の解除自体は職業に関係なく行え、レベルが高いほど罠解除が成功しやすい。

ダンジョンの階層が深いほど、モンスターが価値の高いアイテムを出すため、戦闘を繰り返して宝箱からアイテムを得るハクスラがメインになってくる。
そうなると盗賊が必須だ。

宝箱から得たアイテムは、「識別(鑑定)」するまでは効果が分からない。
商店でアイテムを識別してもらえるが、料金が掛かる。
鑑定代金をぼったくられないように、司教を育て始めてもいいだろう。
司教にアイテムを渡すと「識別」がメニューから出来る。

キャラが弱すぎてきつい場合

キャラが弱すぎてきつい、戦闘で直ぐ死にそうになるという場合は、まずパーティー構成を見直して欲しい。

戦士系キャラ(戦士・侍・君主)を最低2人以上入れているだろうか。
戦士の攻撃力は侮れない。
特に装備によっては非常に高いダメージを与える事が出来るため、前衛は戦士系キャラで固めよう。

また、魔術師は呪文で一気にグループ敵を全滅させられる。
攻撃力が弱いと思ったら、魔術師を2人、パーティーに入れてみてはどうだろうか。

それでも弱いという場合、装備が貧弱ではないだろうか。
装備は、ダンジョン内で戦闘を繰り返して高品質の装備やアイテムを手に入れるしかない。

モンスターから出る宝箱は完全にランダムではなく、宝箱から出るアイテムの等級がある程度「確率」で決まっている。
そのため、低階層の弱いモンスターからは、低等級のアイテムしか出現しない。

高等級のアイテムを手に入れるには、ダンジョンの深い階層にいるモンスターと戦闘を繰り返して入手しなければならない。

何階とは書かないが、ダンジョンの深い階層に行けるようになったら、そこで徹底的に敵と戦って、宝箱から高等級アイテムのドロップを狙うのだ。
所謂ハクスラだ。

強い装備が手に入ると、劇的に世界が変わる。
狩られる側から一気に捕食者の側になる。
こうなると痛快だ。

とにかくこのゲームは、装備とアイテムが全てと言っても過言ではない。
強い装備とアイテムを求めて、徹底的に戦闘を繰り返してもらいたい。

地下5階以降について

5階以降については、ネタバレを避けるため書いていないが了承されたい。

呪文効果

ゲーム中で呪文効果は説明してあるが、付録としてここでも掲載する。
所感として実際の使用感を書いているので参考にされたい。

魔術師呪文

名称/覚えるレベル/使用タイミング/呪文範囲/効果/所感

  • ハリト
    1/戦闘時/敵1体/敵1体に1-8DMGを与える/-

  • カティノ
    1/戦闘時/敵グループ/敵グループを眠らせる/ほとんど成功しない

  • モグレフ
    1/戦闘時/味方1体/術者がAC-2/-

  • デュマピック
    1/戦闘時/-/現在地の座標や地図を表示/マップが判明するまでは使用頻度が高い

  • ディルト
    2/戦闘時/敵1グループ/敵グループにAC+2/重ねがけが可能

  • ソピック
    2/戦闘時/味方1体/術者がAC-4/-

  • マハリト
    3/戦闘時/敵1グループ/敵グループに4-24DMGを与える/序盤の主力攻撃呪文

  • モリト
    3/戦闘時/敵1グループ/敵グループに3-18DMGを与える/マハリトを使うため使う事は少ない

  • ダルト
    4/戦闘時/敵1グループ/敵グループに6-36DMGを与える/マダルトを節約したい時に使う

  • ラハリト
    4/戦闘時/敵1グループ/敵グループに6-36DMGを与える/マダルトを節約したい時に使う

  • モーリス
    4/戦闘時/敵1グループ/敵グループにAC+3/重ねがけが可能 ACが低い敵に使う

  • マダルト
    5/戦闘時/敵1グループ/敵グループに8-64DMGを与える/中終盤の主力攻撃呪文

  • マカニト
    5/戦闘時/敵全体/7LV以下の敵を即死させる/浅い階層では主力攻撃呪文 不死系種族には無効

  • マモーリス
    5/戦闘時/敵全体/敵全体にAC+3/重ねがけが可能 ACが低い敵に使う

  • ラカニト
    6/戦闘時/敵1グループ/判定後に敵グループを即死させる/不死系種族には無効

  • ジルワン
    6/戦闘時/敵1体/不死の種族1体を即死させる/実際には500-1000程度のDMGを与えている 不死系の厄介な敵に使う

  • マゾピック
    6/戦闘時/パーティー/パーティー全体がAC-4/-

  • ハマン
    6/戦闘時/-/呪文使用に13レベル以上必要 呪文使用時に確認が出る ランダムで5つの中から効果を発生させる 呪文使用者は戦闘後に1レベル低下する/リセット無し縛りや、グレーターデーモン養殖で主に使用する

    【ハマン効果】
    ①敵全体をテレポートさせ敵全滅させる
    ②敵の呪文を封じる
    ③パーティー全体の毒・麻痺・石化を回復する
    ④パーティー全体のHPを全回復する
    ⑤魔力を増大する(敵の呪文無力化能力を解除する)

  • ティルトウェイト
    7/戦闘時/敵全体/敵全体に10-100DMGを与える/終盤の主力攻撃呪文

  • マロール
    7/常時/キャンプ中は座標を指定して転移する 戦闘中は確実に離脱出来るがランダムな座標に転移する/移動のショートカットに主に使用する リセット無し縛りでは重要な呪文

  • マハマン
    7/戦闘時/-/呪文使用に13レベル以上必要 呪文使用時に確認が出る ランダムで7つの中から効果を発生させる 呪文使用者は戦闘後に1レベル低下する/リセット無し縛りや、グレーターデーモン養殖で主に使用する

    【マハマン効果】
    ①敵全体をテレポートさせ敵全滅させる
    ②敵の呪文を封じる
    ③パーティー全体の毒・麻痺・石化を回復する
    ④パーティー全体のHPを全回復する
    ⑤魔力を増大する(敵の呪文無力化能力を解除する)
    ⑥パーティーのACを全員LOにする
    ⑦死者をHP全快状態で復活させる

僧侶呪文

名称/覚えるレベル/使用タイミング/呪文範囲/効果/所感

  • カルキ
    1/戦闘時/味方全体/パーティー全体がAC-1/-

  • ディオス
    1/常時/味方1体/味方1体のHPを1-8回復/-

  • バディオス
    1/戦闘時/敵1体/敵1体に1-8DMGを与える/-

  • ミルワ
    1/キャンプ/-/魔法の明かりで隠し扉を発見し易くする/30歩歩くかダークゾーンで効果が消える

  • ポーフィック
    1/戦闘時/術者/術者がAC-4/-

  • マツ
    2/戦闘時/パーティー/パーティー全体がAC-2/-

  • カルフォ
    2/宝箱の調査/-/宝箱の罠の種類を95%の確率で識別/非常によく使う

  • マニフォ
    2/戦闘時/敵1グループ/敵グループを麻痺状態で行動不能にする/カルフォに呪文使用回数を回すためほとんど使わない

  • モンティノ
    2/戦闘時/敵1グループ/敵グループを呪文の使用不可にする/成功すれば効果大だがほとんど成功しない

  • ロミルワ
    3/キャンプ/-/魔法の明かりで隠し扉を発見し易くする/ダンジョン内にいる間効果が持続 ダークゾーンで効果が消える マップが判明するまでは使用頻度が高い

  • ディアルコ
    3/常時/味方1体/味方1体の麻痺を解除/対グレーターデーモン戦等では重要なため呪文使用回数を残しておきたい

  • ラツマピック
    3/戦闘時/敵全体/敵の種類を識別/モンスター図鑑を埋めるために使用

  • バマツ
    3/戦闘時/パーティー/パーティー全体がAC-4/呪文回数はディアルコのために回したい

  • ディアル
    4/常時/味方1体/味方1体のHPを2-16回復/-

  • バディアル
    4/戦闘時/敵1体/敵1体に1-16DMGを与える/-

  • ラツモフィス
    4/常時/味方1体/味方1体の毒状態を解除/-

  • マポーフィック
    4/常時/パーティー/パーティー全体がAC-2/ダンジョン内にいる間効果が持続

  • ディアルマ
    5/常時/味方1体/味方1体のHPを3-24回復/-

  • バディアルマ
    5/戦闘時/敵1体/敵1体に3-24DMGを与える/-

  • リトカン
    5/戦闘時/敵1グループ/敵グループに3-24MGを与える/マハリトがない場合に代用

  • カンディ
    5/キャンプ/-/ダンジョンにいる死体を含めた味方のいる大よその階や位置を知る/正確な座標は分からない

  • ディ
    5/キャンプ/味方1体/死亡状態の味方1体を蘇生する/失敗時は灰になる

  • バディ
    5/戦闘時/敵1体/敵1体を即死させる/不死系種族は無効

  • ロルト
    6/戦闘時/敵1グループ/敵1グループに6-36MGを与える/呪文回数をマディに回すためほぼ使わない

  • マディ
    6/常時/味方1体/味方1体のHPを全回復/死亡と灰を除く全てのデバフも解除 回復呪文の主力

  • マバディ
    6/戦闘時/敵1体/敵1体のHPを残り1-8にする/呪文回数をマディに回すためほぼ使わない

  • ロクトフェイト
    6/戦闘時/パーティー/パーティー全体を町に移動する/使用時に所持金とアイテムの大半を失う リセット無し縛りでは重要な呪文

  • マリクト
    7/戦闘時/敵全体/敵全体に12-72DMGを与える/僧侶版のティルトウェイト

  • カドルト
    7/キャンプ/味方1体/味方1体の死亡状態か灰状態を蘇生しHPを全回復する/失敗時は死亡⇒灰 灰⇒キャラロスト 町の寺院で蘇生した方が成功確率が高いためまず使う事はないが、リセット無し縛りでは使う事があるかもしれない

関連情報

ロバート・ウッドヘッド氏とベニー松山氏の対談記事(4Gamer)

ウィザードリィ 狂王の試練場がパッケージ版でPS5とNintendo Switchで発売が決定

発売日は2024年10月10日となっています。

その他・注意事項

■このゲームお奨めですか?
一般層やライトゲーマーの方にはお奨めしません。高難易度且つ、このゲーム特有の作法を理解している、ごく一部の人向けのハードコアな仕様のゲームです。

■発売されているハード・形態
発売ハードはSteam、Nintendo Switch、PS4/PS5、XBOX等がありますが、この記事ではPS4版の操作メインで書いています。
2024年6月時点ではダウンロード版のみ発売されています。
2024年10月にパッケージ版(PS5・Nintendo Switch等)も発売予定です。

■ゲーム製品としての注意事項
ゲームのプレイ時間が長くなるほど、主に戦闘でのエフェクト発生時にエラー落ちの頻度が高くなるようです。(エラーコードCE-34878-0。PS4版で確認)
オートセーブのため、エラー落ちになっても進行状況には影響ありませんが、どうしてもエラー落ちを避けたいという方は、購入を再度検討された方がよいかもしれません。

いつもお読みくださり有難うございます!サポートいただければ励みになります!