記事に「#ネタバレ」タグがついています
記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
見出し画像

アニメ『キングダム』第1~第5シリーズまとめ

※これは先にアニメ派(声優さん好き)の人間が動画サイトでイッキ見してから作成した記事です。原作はまだ読んでいないため内容の一部に間違いがあるかもしれませんがご了承下さい※

ストーリー

第1シリーズ(38話)2012.6.4~

紀元前245年の中国、時は春秋・戦国時代。
西方の国 秦で天下の大将軍になることを目指し剣の修行に明け暮れる少年 信と漂がいた。
戦災孤児で下僕として働いていた二人の元に王宮に仕える大臣 昌文君が現れ、漂を王宮で仕えさせると話す。
しかしその後、王弟の反乱が勃発し、信の元に深手を負った漂が戻って来た。

漂の死の直前に託された地図を元に黒卑村へと向かった信は、そこで漂と瓜二つの少年 政と出会う。
実はこの少年は秦王 嬴政えいせい…つまり後の始皇帝であったのだ。
信は「漂を殺した」と嘲笑する刺客の朱凶に怒り、討ち倒す。

王弟が差し向けた大軍に囲まれ逃げ場を失うが、河了貂かりょうてんという子供が抜け道を教えてくれる。

漂の思いを知った信と、金のため政に付いて行くことを決意する河了貂。
昌文君との合流地は四百年前の秦王の隠れ避暑地であった。
そこに新たな刺客 ムタが襲いかかるが、信により倒される。

王都 咸陽かんようでは勢力争いに全く興味を示さなかったはずの伝説の大将軍 王騎の手により、無残な姿となった昌文君の首が王宮に届けられていた。

しかし昌文君は生きており、政と再会を果たす。
その状況に対し漂の死の怒りをぶつけようと剣を振り上げる信だが、副官 壁によって止められてしまう。
漂の最後の姿は堂々たる王の姿であり英雄のようだったと聞いた信は己の未熟さに気付く。

王宮奪還のための加勢となる軍勢を求めて山の王の元へと向かう。

山の民に連れられたった一人で山の王の元へと向かった政だったが、信と河了貂と壁も後を追う。
山の王 楊端和は助力を求める政の申し出を一蹴し積年の恨みを晴らすため政の首をはねると宣告するが、ついには心を動かすことに成功する。

咸陽へ到着すると全員山の民の姿へと扮装し、王宮に向かう。
見事に城門を潜り抜けた一行は王宮へと通じる門の前へ。

信の活躍で門を突破した一同だったが、無数の矢が山の民の体を貫いた。
そこで政は己の姿を敵前に現して注意を引き付け、その間に信や壁らは別働隊として本殿へと攻め入る。

回廊へと突入した信の前に立ちふさがる左慈だったが、壁の援護を受け討ち倒す。

ついに本殿へ到達するが、嬴政の弟 成蟜せいきょうは玉座で悠然と構えたままだった。
一同を下等な輩とさげすみ、巨大な化け物 ランカイを放つ。

信がランカイを倒すと、後がなくなった成蟜は逃げ出してしまう。
一方、広間では王騎が現われる。

目指すべき王の在り方について問うと「中華の唯一王だ」と言い切り、その揺るぎない言葉の重みを受けた王騎は目を輝かせた。
満足し撤収していく王騎と入れ替わるように逃げ込んできた成蟜は政の姿を見つけると「こいつを殺せ」と一人わめき散らすも応える者はなく、政はその拳で決着を着ける。

反乱を鎮圧し平穏が訪れたが、王宮には新たな事件が迫っていた。
秦国の丞相じょうしょう 呂不韋りょふいが遠征から戻ってくるという。
呂不韋は政が大王に即位するも権力が弱いことにつけこみ今回の反乱でも手助けすることなく傍観していたにも関わらず、飄々としている。

中国統一を目指す政は、その第一歩として隣国 魏へと秦軍を侵攻させる。
戦場に向かう歩兵軍の中には信の姿もあった。

蛇甘だかん平原に到着すると縛虎申ばくこしん隊に配属され、魏軍の大軍勢と激突した。
信が属する部隊は最弱と言われていたが、信の剣術と伍長 澤圭たくけい達の結束で、集団戦を生き残っていた。

戦場を爆走する魏軍の装甲戦車に苦戦していたが、それまで沈黙していた謎の剣客 羌瘣(きょうかいの策と信の活躍で巻き返し始める。
このわずかな戦局の変化を読み取った秦軍総大将 麃公ひょうこうは戦場に騎馬の大軍を突撃させる。
そして信達は生き残ったわずかな兵で丘上に陣取る魏軍副将 宮元きゅうげんの首を狙い、討ち取る。

魏軍総大将 呉慶ごけいが自ら軍を率いて動き出すと万の軍勢に迫られた信達は丘を降りようとする。
しかしそこへ今回は参戦していなかったはずの伝説の将軍 王騎の騎馬隊が突如として現れ、敵を粉砕する。

相反する二人の将軍の戦は最終決戦を迎え、魏軍の陣に突撃した麃公はそれを迎え撃つ呉慶と対峙し、討ち倒す。

初陣での活躍を評価された信は百人の隊を率いる隊長 百人将へと昇格した。
成長した信を見て寂しさを感じる河了貂だったが、そこに羌瘣が現れる。
再会を喜ぶ信だったが、羌瘣は姉のような存在だった羌象きょうしょうの復讐のために戦に参加しているだけだと話す。

信は更なる成長を求め、世話役であるえんを無理やり連れ出し大将軍 王騎の城へと向かう。
伝説の秦国六大将軍の話を聞き改めて天下の大将軍になる決心を固めるが、崖から突き落とされ、その集落の人々を率いて戦うという修行を課せられる。

咸陽では突如、大国 ちょうが攻め込んで来たという知らせが入る。

秦国は王騎を総大将に任命し、すぐに馬陽へと援軍を向かわせる。
王宮では今回の趙軍の総大将が龐煖ほうけんという男であることが伝えられていた。

馬陽へ到着した信の部隊に王騎より特命が与えられる。
それは大乱戦となっている秦左軍の戦場に突入し、敵将 馮忌ふうきの首をとってこいというあまりにも無謀な作戦だった。

王騎より飛信隊という名を与えられると、わずか百人で敵の本陣に突撃する。
虚をついた攻撃から始まり、信は馮忌を討ち取ることに成功する。

飛信隊の活躍と蒙武もうぶの武力で秦軍に勢いがつくと王騎は蒙武に全軍を預け、趙軍本陣へと総攻撃を仕掛ける。
軍師の勉強として観戦していた河了貂と蒙毅もうきだったが、そこに現れた謎の李牧りぼくという男と護衛 カイネと共に場所を移動する。
敵を退かせたと歓喜に沸く秦軍の夜営地に突如、趙軍総大将 龐煖が姿を現す。

信は羌瘣と共に龐煖に挑むが、圧倒的な武力の前になす術もない。
更に趙将 万極|《まんごく》の襲撃により夜営地は大混戦となってしまう。

信は龐煖の一撃をくらい気絶してしまう。
しかし飛信隊は身を挺して信を守り、追撃の中、多くの犠牲を出しながらも山中へと逃れる。

罠にかかってしまった飛信隊だったが王騎軍と共に趙軍を追ってさらに森の奥へと進んでいく。
一方、勢いに乗る蒙武軍は味方の到着を待つことなく王騎配下 隆国の軍と共に敵本陣を急襲する。

龐煖を見つけた蒙武軍だったが、行く先に仕掛けられた罠にかかってしまう。

そこに駆け付けた王騎の副官 とうの騎馬隊が先制攻撃を仕掛ける。
王騎は趙軍の策略の気配を感じながらも、それより早く決着を着けようと本陣へと迫る。
しかしその王騎の前に、九年前の因縁に決着をつけようと龐煖が立ちふさがった。

九年前、突如襲い掛かってきた龐煖に敗れて命を落とした秦国六大将軍の一人 きょう
天下にその名を響かせながらも素性が知られていなかった摎は、実は王騎の妻になるはずの女であり、昭王の娘だった。

王騎と龐煖の戦いは両者一歩も譲らず激しい打ち合いが続く。
その時、この戦を影で操っていた李牧軍が到着し、形勢が逆転してしまう。

王騎が龐煖にとどめの一撃を振り下ろそうとする直前、趙将 魏加ぎかの矢が背後から王騎を襲う。
その隙に龐煖の矛が王騎の胸を貫いてしまった。
信が一部始終を見ていたが、間に合わなかった。
すぐに魏加を斬り倒すが、王騎の死は明白であった。
それでも王騎は檄を飛ばし、なんとか死地を脱する。
その日の夕暮れ時、王騎は蒙武に今後の課題を提示し、信に自身の矛を託し、副官の騰には王騎軍の残党全てを託す。
決して表情を崩さない騰だったが、手にこもった力は尋常ではなく血が滲んでいた。
王騎は次世代の者達に託し、馬上で息を引き取った。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
えぇぇ……
王騎&騰の漫才が大好きになったとこやのに…
パッチリお目め&バチバチまつ毛&クルリンひげの可愛すぎる騰が…(1人だけ顔つきがヨーロッパ系?アジア人ではなさそうな鼻の高さ!)
「はっ!」で血が滲むぐらい手の甲ギュってしてたんツラ…
ホンマは一番泣きたいやろうに…それをいつものポーカーフェイスのまま…
王騎が政と話し終わって王宮から撤退する時ハシゴ降りてる途中やったけど「騰、撤退ですよ」って言われた瞬間「はっ!」でキレイに巻き戻しみたいに登っていったり、大浴場で湯が出て来るところにおったり湯船の中から出てきたり…そんなお茶目すぎる騰が今後どうなるんやろうか…
(ネタバレせん範囲内で調べた)
ファルファルww

第2シリーズ(39話)2013.6.8~

信は三百人将となり、名が知られるようになってきた。

呂不韋の手引きにより、王騎の仇である趙国宰相 李牧が秦国へと来訪するという。
軍事総司令の昌平君より王宮に呼び寄せられた信と羌瘣は衛兵へと姿を変え会見へと紛れ込む。

呂不韋と李牧の駆け引きの末、秦趙同盟を結ぶことになった両国は盛大な宴会を始める。

五年で将軍になることを政に誓い、再び戦場へと戻った信はひたすら武功を上げることを目指す。
しかし敵陣を突破した先にいたのは、既に敵将を討ち取っていた秦国の若き将 王賁おうほんであった。

貴士族のエリートで構成された秦軍特殊三百人隊 玉鳳隊ぎょくほうたいを率いる王賁は、戦の素人集団である飛信隊を蟻と呼びさげすむ。
飛信隊は玉鳳隊を出し抜くため自分達にしか出来ない過酷な作戦を実行する。

大王派、呂不韋派とは別に新たに姿を現した第三勢力の後宮。
そこは政の母 太后たいこうが支配する特別な領域であり、これまでは権力争いに関わることはなかった。
突然届けられた書簡に警戒するが、政は誰にも話さず一人で後宮へと向かう。

かつての長平の恨みは趙国に残された秦国の王子 嬴政に向けられ、幼い頃から侮蔑と虐待の日々だった。
秦王死去を機に政を秦国へと逃がす極秘の計画が趙国の闇商人 紫夏の元に持ち込まれる。

紫夏は命懸けで政を秦国へ送り届けることを決意し、一行は趙国を抜ける為の5つの関門へと向かう。
2つ目の関門を通過する際、政が隠れている俵に矢が射ち込まれてしまうが、何の音も立てずその場はやり過ごすことに成功する。

政は味も匂いも痛みも何も感じることが出来ず、自分は壊れてしまっていると話す。
しかし紫夏が差しのべた手が政を闇から強く引き上げ、正気を取り戻す。
最後の関門を抜けた後、ついに趙国の騎馬隊に追いつかれてしまった。
どうにか秦国の迎えと合流出来たが、紫夏は死んでしまった。

秦国は魏国の地 山陽一帯を領土とするため魏国へ侵攻する。
王宮ではある夜、宮女 向が政の敵であるはずの呂不韋と太后の姿を目撃し、護衛に刺されてしまう。

太后は呂不韋と裏で繋がっていたのだった。
戦場では信、王賁、蒙恬の若き将達がそれぞれ大きな武功を目指し、高狼城へと到着する。

向の命がけの証言により呂不韋と太后の不義を知った政陣営はその事実を広めて回り、呂不韋陣営を大きく揺るがす。
数日経っても戦局は動かなかった高狼城だったが、玉鳳隊が単独前へと出る。

井闌車せいらんしゃを用い高狼城の城壁の上へと攻め込んだ王賁、開いた扉から城内へと攻め込む蒙恬の楽華隊がくかたいにより城を落とすことに成功する。
しかしそこでは秦国軍兵士による魏国の民への残虐行為が行われ始めていた。
戦が綺麗ごとだけではないと知りつつ、そのあまりに悲惨な状況を目にした信は激高し、相手が秦兵にも関わらず剣を向ける。

かつて趙国三大天の一人として秦国六大将軍とも互角の戦いを繰り広げた廉頗大将軍は、趙国王の命に背いた事で国を追われ魏国へと亡命、それ以降は軍を率いていなかった。
しかし魏国王の命で秦国軍を討つべく再び戦場に立つ事になる。
そして廉頗四天王の一人 輪虎りんこが秦国軍の千人将殺しを始める。

秦国総大将 蒙驁もうごうは若い頃に何度も廉頗と戦っているが実は一度も勝った事がないという過去があった。

多数の千人将を失った秦国軍は急遽、玉鳳隊と楽華隊を千人の隊へと昇格することに。
更には蒙驁の推薦で、信も臨時ではあるが千人将へと昇格を果たすこととなる。

決戦の流尹るい平野へと到着、第一陣として突撃した急造の千人隊は統率がとれず敵に押し込まれてしまう。

魏国の第二陣を率いる廉頗四天王の一人 玄峰の策により辺り一面が煙に覆われると秦国軍は敵の弓兵に為す術もなく、煙の中から現れた装甲戦車に太刀打ち出来なくなっていった。
敵の策を見抜いて逆に攪乱する飛信隊だったが、玄峰はその反撃に気付きながらも悠然と待ち構え、早々と撤退してしまった。

秦国軍の副将 桓騎かんきが廉頗四天王の一人 介子坊と交戦していたが奇襲攻撃に苦しめられ、玄峰と将を交代することに。
その玄峰は隠されていた桓騎本陣を言い当て潰しにかかるが、本陣に紛争した桓騎が紛れておりすぐに討たれた。

楽華隊は独断で遊軍となり、輪虎兵を次々と討ち取っていく。
そして蒙恬の合図を受け取った飛信隊と玉鳳隊が輪虎本陣へと攻め入った。左軍では敵に押し込まれ本陣が後退する中、壁はその場に留まって奮戦していた。
そこへ本陣と共に退いていたはずの秦国軍副将 王翦おうせんが現れる。

王翦将軍の命により五千の兵を率いる将となった壁は廉頗四天王の一人 姜燕きょうえんの迎撃に向かう。
敵を討つのに絶好の地形に姜燕軍を追い込んだ壁だったが新たな敵軍の出現によって逆に窮地に追い込まれてしまう。
全て姜燕の罠であったが、壁に燕姜の迎撃を命じたはずの王翦が姿を現す。

姜燕軍を追い詰めた王翦軍だったが、それすら読んでいた廉頗が自軍を率いて姿を現した。
伝説の大将軍 廉頗の登場に士気が上がった魏国軍を見た王翦は、あっさりと自軍の砦に撤退してしまう。

蒙驁本陣の背後に廉頗が自軍を率いて現れ、どんどん近付いて来る。

信と輪虎の一騎打ちの末、信が勝利した。
残してきた羌瘣の無事を確認すると、休む間もなく敵軍が迫る秦国本陣へと急ぐ。
蒙驁は陣内に攻め入って来た廉頗に一騎打ちを挑んでいた。

蒙驁は重傷を負わされてしまう。
信はそこに駆け付け、王騎を侮蔑するような発言に怒りをあらわにし、真っ向から廉頗に立ち向かう。
一方、魏国本陣には行方を眩ませていた桓騎軍が攻め込み、魏国総大将 白亀西を捕えて討ち取った。

介子坊は蒙驁を討ち取ろうとするが、戦が詰んでいることを感じた廉頗は蒙驁に和睦を申し入れる。
秦国軍の勝利が決定した一方で、羌瘣は今回の戦いを機に飛信隊を離れて敵討ちに出ることを決意する。

山陽戦で武功を上げた信は正式に千人将に昇格する。
しかし新生飛信隊は連戦連敗を重ねてしまう。
実は今まで作戦立案を行っていた羌瘣が抜けた事で、これまでの様に隊が機能しなくなっていたのだった。
それを見かねた蒙恬の紹介で軍師が加入する事となったが、今まで戦場を共にしていないよそ者の加入に拒絶反応を起こす。

飛信隊の軍師としてやってきたのは、あの河了貂だった。
隊内の者から新参者の指示には従えないと拒絶されることを十分に理解していた河了貂は怯まず彼らと向き合い、戦場に留まる覚悟を語る。

指揮を任された河了貂の機転により、飛信隊は隊の立て直しに成功し、ついに勝利する。

新たな土地の平定に成功した秦国は、山陽東郡宣言という領土拡大の為の宣戦布告を行った。
咸陽では呂不韋が相国という地位に座り、更なる権力を握ろうとしていた。

かつて反乱を起こし幽閉されていた成蟜と対峙した政は、成蟜とその一派を解放する代わりに呂陣営の勢力に対抗する為の協力を要求する。
飛信隊は韓軍に攻め込まれていた徐という国を救出する。
それにより当初の予定とは別の道を進む事になったが、その最中に数千の兵を率いた李牧と遭遇する。

成蟜と手を組んだ政陣営は勢いを盛り返し、王宮内での発言権を持つ左丞相に昌文君を据える事に成功する。
一方、李牧と相対した信は何か大きなことをたくらんでいるだろうと考えていた。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
信の同期(ライバル)が出て来て、政の母と弟まで!
忙しくなりそうや…

第3シリーズ(26話)2020.4.6~

六国からなる合従軍がっしょうぐんが秦国への侵攻を開始。
軍総司令 昌平君は東の斉国と交渉し合従軍からの離反を促そうと考える。
雷原の地で侵攻中の魏軍に追いついた飛信隊は少ない兵数で善戦を繰り広げる大将軍 麃公の軍を見つける。

昌平君は全軍で国門 函谷関かんこくかんにて敵を迎え撃つ作戦を発表する。

勢いに乗っていたはずの麃公軍の動きが突然止まる。
実は李牧が全幅の信頼を寄せる副将 慶舎が張り巡らした罠にいつの間にかはめられていたのだった。

魏軍総大将 呉鳳明が造った新型の井闌車 によって函谷関は危機に陥る。

それぞれの隊を率いて蒙恬と王賁、楚軍の項翼と白麗が戦う。
元王騎軍軍長 録嗚未ろくおみは楚国第一軍を率いる将軍 臨武君との戦いで苦戦を強いられていたが、そこに騰が現れて討ち取る。

数多の怨念を背負う禍々しい万極は、かつて長平の大虐殺から逃れた生き残りだった。
信は秦国の民を無差別に殺してきた万極に激しい怒りと共に同情の思いも抱くが、迷わず討ち取った。

楚軍は第二軍を率いる将軍 媧燐かりんに第二軍と合わせた第一軍の指揮を任せるが、自身の第二軍は動かさず第一軍にのみ戦いを強いる。
更に本陣に「全軍大いなる凡戦を連ねて十日後に函谷関を落とすべし」と伝えさせる。

魏軍を翻弄し、僅かな兵を率いて桓騎と毒におかされた張唐は函谷関の外へ降り立った。
魏軍になりすました両隊は大軍勢の中、総大将 成恢せいかいがいる韓軍本陣を目指し、張唐が討ち取った。

函谷関防衛の要となる山岳地帯では王翦の軍と燕軍総大将 オルド率いる軍の戦いが続いていた。

蒙武と楚軍総大将 汗明の一騎打ちが始まった。
媧燐が不穏な動きを見せていることにに気付いた蒙武の息子 蒙恬は父の元へ急ぐが、重傷を負ってしまう。

蒙武が汗明を討ったことで戦況を盛り返したが、媧燐の策で函谷関を攻め込まれてしまう。

山岳地帯の要塞をあえてオルドに明け渡していた王翦軍の活躍により、戦局は秦軍有利へと大きく傾いた。
だが麃公と信は、物足りないと感じていた。

飛信隊を引き連れて王都の危機を救うためいち早く動いた麃公は仕掛けられた戦術を打ち破り、ついに李牧の元に辿り着いた。
しかし代わりに立ちはだかったのは、かつて王騎を討った龐煖であった。
麃公は龐煖との一騎討ちの途中、自身の盾を信に投げ咸陽へ急ぐよう言葉を残す。
片腕を使えなくしたものの討ち取ることは叶わず、麃公はその場で命を落とした。

李牧軍が咸陽へと迫るなか、秦国は函谷関の兵も呼び戻せず新たな兵も出せず打つ手がない。

秦国最大の危機に、咸陽から秦王 嬴政自ら兵を率いさいへ向かう。
降伏するつもりでいたようだったが、大王自身も剣を手に取り、民と共に敵を迎え撃つという言葉に心を動かされ奮い立つ。

李牧軍が包囲する中、昌平君の命を受けた側近 介億が援軍を従え到着する。

飛信隊が守る南壁を李牧の側近であるカイネと傅抵ふていの隊が襲撃する。

秦王 嬴政が蕞にいるという事実が趙軍に漏れてしまい、李牧は嬴政を捕えるため全軍を投入して総攻撃を開始する。

窮地に姿を見せたのは、山の王 楊端和率いる山の民だった。
その時、龐煖が現れる。

満身創痍の状態で龐煖との一騎打ちに挑む信は攻撃を入れることに成功するが、討ち取るまではいかなかった。
それでも李牧軍を撤退させたため、この戦いは終わることになった。

飛信隊副長 羌瘣は仇討ちのため趙国にいた。
かつて里から逃げ出し、今は里の外で協力者として働く羌明から仇の幽連の居所を聞く。

現世へのしがらみや想いを全て断ち切った幽連の圧倒的な強さに追い詰められる羌瘣だったが、自分には飛信隊という光のような帰る場所があることを思い、ついに敵討ちに成功する。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
王騎モノマネで蒙武に近付いて最後は「ココココ…コケコッコ!」→ニラまれて「分かった、もう止める。」ってww
更には「王騎の死がお前を強くした」→「そして私は元から強い(=お前とは違うってディスってる?笑)」
蒙武にも屈さない騰ww
その後は敵の臨武君に「お前は何者だ」って言われて「天下の大将軍」→録嗚未「あんたは違うだろ」ってツッこまれww
「あの世で同金・鱗坊・録嗚未と酒でも飲むがいい」←録嗚未は死んでないんよww
録嗚未イジりが最高すぎるww
あとは…急にキャラが増えすぎて顔と名前を覚えきれず混乱中ですww

第4シリーズ(26話)2022.4.10~

信は三千人将へと昇格し、隊を離れていた副長 羌瘣も戻ってくるが「信の子を産む」「私も大将軍を目指す」と周囲を驚かせる。
咸陽では嬴政と向の間に子が誕生していた。

成蟜の第一夫人 瑠衣が帰省中の故郷 屯留へ趙軍が侵攻する。

趙軍制圧に向かったはずの成蟜軍が屯留で反乱を起こしたとの報が届き騒然とする。
これを受け呂不韋は反乱が拡大する前に討伐軍を送るべきだと言う。
だが謀略の気配を感じ取っていた嬴政は反乱軍の討伐と真相究明のため成蟜を生きて連れ帰ることを目的に、壁の軍と別働隊として信率いる飛信隊を屯留へと向かわせる。

策略により牢に囚われ、城主代行 蒲鶮ほかくからこの反乱の内情を聞き出した成蟜は別の牢に囚われている瑠衣を救出し、野望を阻止するため脱獄を企てる。

反乱兵により深手を負った成蟜は救い出した瑠衣に援軍を連れてくるよう頼むと、その場に留まり蒲鶮ら追手を迎え撃つ。
信と羌瘣が助けを求めに来た瑠衣と出くわし成蟜の元へ急ぐ。
かろうじで生きてはいたが今後のことを瑠衣に託し、成蟜は息を引き取った。

秦国と魏国の国境付近にある著蕹ちょようでは、呉鳳明の魏軍と交戦中の騰が信の飛信隊と王賁の玉鳳隊を召集する。
魏に謎の軍が合流し不利になったため王翦軍に援軍を要請しようとするが王賁がこれに反対する。

王賁の提案で録嗚未軍、玉鳳隊、飛信隊の三軍で魏軍の隙を攻める策に出る。
かつて戦場にその名を轟かせた魏火龍ぎかりゅうの一人 凱孟がいもうに信が挑む。

乱戦の最中、河了貂が凱孟軍の本陣へと連れ去られてしまう。
飛信隊では救出を優先するか、このまま作戦を続行するかで意見が分かれる。
そんな中、羌瘣は敵の参謀である荀早じゅんそうを捕らえていたため人質交換を提案する。

玉鳳隊の前にはもう一人の魏火龍 紫伯率いる軍が立ちはだかった。

紫伯に再び挑む王賁は傷を負いながらも打ち倒すことに成功する。

飛信隊、玉鳳隊、録嗚未軍が目の前の敵を突破し、一斉に魏軍本陣を襲撃し始める。
羌瘣が呉鳳明を討ったかに思えたが、既に替え玉になっていた。
逃走する呉鳳明を見逃さなかった信はそれを追うが、顔を知らなかったため間違えて魏火龍 霊凰を討ってしまう。

呉鳳明は討てなかったが、著蕹の戦いを終えた秦国は軍事重要拠点の更なる強化を目指すことになる。
咸陽では太后を頂点とする後宮派が突如、山陽一帯の統治を申し出、宦官かんがん嫪毐ろうあいに長官を任せると告げに来た。

後宮勢力は秦国最北の地 太原たいげんにて「一帯を毐国あいこくとする。」と勝手に宣言し、建国を始める。

嫪毐は呂不韋の指示で偽りの宦官から太后の愛人となり、毐国の王と祭り上げられるまでになった自身の立場に改めて恐れを抱く。

太后と嫪毐との間に隠し子がいたことが咸陽に露見したことを機に大臣 虎歴は挙兵するか、二人とその子らの首を差し出し降伏するかの二択を迫る。

秦国の旧都 ように国内外から多くの要人が集まり、いよいよ第31代秦王 嬴政の加冠の儀が行われることになった。
しかしその最中、函谷関をすり抜けた毐国軍が咸陽に迫っているとの急報が入る。
式典の中止を告げる呂不韋だったが、嬴政はそのまま続行することを宣言する。

反乱鎮圧軍と合流した飛信隊と蕞の兵達が咸陽に到着したが、既に攻め込まれていた。

加冠の儀を終え、呂不韋は嬴政の抱く中華統一という願いを「血の通った人間の歩む道ではない」と一蹴する。
後宮で暮らす向は嬴政の血を引く我が子 麗を守り抜くため親友の陽と共に安全な場所への避難を急いでいた。

呂不韋は「人の世から戦はなくならない」と言い切るが、人の心の本質とそれを教えてくれた恩人のことを語り始める。

王女 麗を守るため身を挺して敵に立ちはだかる覚悟を決めた陽だったが、信が駆け付ける。

咸陽に到着した昌平君は自ら先頭に立ち敵将 戎翟公じゅうてきこうを討つため進撃を開始する。

咸陽での戦いが終わり、反乱の首謀者として捕らえられた嫪毐はこれまでの経緯を包み隠さず自供し刑に処される事となったが、そこへ太后が現れ自身の罪を語ると、共に刑を受ける事を望む。
ただし二人の子供は助けてほしいと言うが、嬴政は聞き入れなかった。
太后は呂不韋に利用され、荘襄王そうじょおうには趙国で置き去りにされ、政と共に惨めで屈辱的な日々を過ごしていた。
こうなったのは政を産んだためと思い憎むようになったが、嫪毐と出会い人の心を取り戻し、その子らへの愛情もあったのだった。

嫪毐は公開処刑され、太后は幽閉という形になったが政が一人でそこへ向かい、子供達は生きており事が落ち着いたら会わせると告げる。
最も反乱に深く関わった呂不韋は、これまで国の中枢にいたことから未だ裁くことが出来ずにいた。
そんな中、信は嬴政から「六大将軍を復活させる」と聞き、奮い立つ。

大国 楚ではこれまで国を支えてきた考烈王と春申君が倒れ、国政に混乱が生じていた。
これにより春申君を屠り宰相に就いたのは李園と、将軍の媧燐だった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
羌瘣と信ってくっついたりするんかな~?!ってちょっとほっこり!
あと、自分が率先して目立とうとせず新世代の若者に任せる騰の心の広さと、それに振り回されてイラつきながらもちゃんと仕事する録嗚未が相変わらず最高すぎるww
昌平君がイケメンで賢いうえにめっちゃ強いのはズルいww
嫪毐のくだり、かわいそう…やけど、やったらアカンことはアカンからな。(毐←最初「毒」に見えて、自ら毒の旗を掲げるとかヤバ!と思ったら名前の字やったんや…載ってない辞書もあるらしいけど、あえて毒に似た字にしたんかなぁ。)
なんせいっちゃん悪いんは呂不韋!
あらゆるものを利用して成り上がるって(しかも利用されるんはいたって普通の人)出世するには必要やけど…まぁ世の中そういうズル賢いヤツが得する不公平な世界やもんな…
金で戦争を無くすことは出来んし、西暦2024年になっても戦争は無くなってないんが悲しい現実…

第5シリーズ(13話)2024.1.14~

信は将軍の一歩手前 五千人将となった。
更なる武功のため元野盗の総大将 桓騎軍と趙国にある黒羊丘こくようきゅう攻略に挑む。
一部の隊員を入れ替えるという桓騎軍の方針で、尾平の代わりに那貴が加入する。

趙軍副将 紀彗の側近である馬呈と劉冬の巧みな戦術に翻弄される飛信隊の苦戦により、不利な戦局に追い込まれる。
そんな中、先へと進んでいた羌瘣の小隊は樹海地帯の中で集落を発見する。

秦軍は前線を大きく後退した場所に置かざるを得なくなったため、羌瘣の小隊は趙軍側に取り残されることに。
しかし羌瘣は逆にこの状況を利用し、密かに敵将を狙う。

飛信隊の前には流れる川の対岸に陣取った敵軍が立ちはだかる。
河了貂は作戦の要を、誰よりも責任感のある最古参の副長 渕に任せる。

渕と別働隊の活躍により、信達も対岸への上陸に成功する。

飛信隊の活躍で戦いを有利に進める絶好の機会に恵まれた秦軍だったが、桓騎は丸一日何もしなかった。

思いもよらない桓騎の行動で立て直してしまった敵軍と再び激闘を繰り広げることに。
趙軍総大将の慶舎はそれに苛立ち、桓騎を追い詰めるため標的の一つである飛信隊を壊滅させようと動き出す。
一方、集落で怪我の手当てを受ける羌瘣は長から紀彗が城主を務める離眼城で起きた悲劇について話を聞いていた。

自ら精鋭部隊を率いて出陣した慶舎の急襲とこれに呼応して素早く包囲へと布陣を切り替えた馬呈・劉冬軍によって、飛信隊は窮地に立たされる。

信の一言で飛信隊は慶舎を討ち取る作戦を決行する。
これに気付いた劉冬に行く手を阻まれるが、そこにようやく戻った羌瘣が合流する。
那貴の助けもあり、信は慶舎を討ち取った。

桓騎は突如自軍に丘からの撤退を命令し、中央の丘は趙軍の手に落ちてしまった。
何とか慶舎軍を振り切り元の戦場に戻った飛信隊だったが、樹海の先で起きている異変に一人気付いて駆けだした羌瘣を追うと、ある集落に辿り着いた。
桓騎軍により村は焼かれ、人々は殺され、死体が集められていたのだった。

その非道を目の当たりにし激しい怒りをあらわにする信と羌瘣は桓騎軍のやり方を巡り、一触即発の状況に。
最古参の尾平がこの場を収める役目を任されることになるが、その懐から桓騎軍に無理やり手渡された略奪品が落ちてしまう。
誤解を解こうとするが、聞き入れない信に飛信隊からの追放を言い渡されてしまう。
信のような目標も武力も無い普通の人間がこれまで必死に付いて来たのに…
しかし飛信隊のことを侮蔑する桓騎軍の発言は許すことが出来ず、暴行を受けてしまう。
目を覚ますと飛信隊の陣地内で、傍には信が座っていた。
かつての自分も略奪の様な行動を取ってしまったことがあると話して素直に謝り、再び尾平を迎え入れる。

桓騎から中央の丘の奪還を任される飛信隊だったが、趙軍が砦化を進める中では難しかった。
趙軍の本陣では桓騎が村焼き後の民の死体を解体しくくりつけた大きなゲートを紀彗へ送り付け、揺さぶりをかける。
趙将としてこのまま戦うか、離眼城の城主として戻るか、究極の選択を迫られていた。
悩みに悩んだ結果、紀彗は離眼城の城主として戻ることを決断する。
ここまで来て後に引けない慶舎の側近であった金毛だったが、やむなく撤退する。
結果的には標的を慶舎から紀彗に切り替えた桓騎軍の圧勝となった。
信は慶舎を、羌瘣は劉冬を討った武功が桓騎軍との騒動で帳消しになってしまった。
桓騎軍からは那貴が正式に飛信隊に加入することに。

蔡沢さいたくが独断で斉国の王建王と趙国宰相 李牧を連れ、咸陽に帰国する。
急遽、秦王 嬴政と斉王による会談が開かれる。
嬴政は世の中を平和にする為に中華を統一し、法の下に王も含め全ての人間を平等にすると発言する。
斉王はそれに満足し、秦国の考えが変わらない限り他国を侵攻していようと静観すると約束したのだった。
大仕事を終えた蔡沢は斉王の前で眠るように息を引き取った。
嬴政は別の場所で待っている李牧の元へ向かう。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
桓騎軍エグ…いけど、オギコww
マスコットキャラクター的な立ち位置かなww(CVが嬴政と同じ福山潤さんって知った時はビビったけどww)
尾平のとこは泣いたな…ほとんどがいたって普通の人で、信や羌瘣みたいなスゴいヤツってそうそうおらんから。

感想

歴史は難しいし興味ない…なかったはずやけど…
めちゃくちゃ面白かった!!!
戦争を肯定するつもりはないけど、何て言うか…当時の人達の生き様が現代とは全然違って感銘を受けた…感じかな。
めっちゃくちゃ一生懸命に生きてる。
大昔から賢い人(悪く言うとズル賢い)は世渡り上手で、普通の人は利用されるばっかり。
ハングリー精神もいるんやろうけど、難しい。
政が望んだ戦争の無い世界は西暦2024年になっても実現出来てないし、全ての人間が平等でもない悲しい現実やけど、その中で生きていくしかないんやろな…結局は普通の人にはどないすることも出来んし。

第6シリーズがいつになるかは分かりませんが、続きを待ちたいと思います。


読んでいただき、ありがとうございました。
最終編集日 2024/11/20

いいなと思ったら応援しよう!

げーらびーず
もしもサポートをいただけるのであれば…愛する『ぽたと』のために使わせていただきます!

この記事が参加している募集