ゲームの思い出:ポケットモンスター赤緑 その7
伝説のポケモン。
ポケットモンスター金銀からは、伝説のポケモンがパッケージを飾る事になった為、プレイする前から姿がわかる様になったのだが、ポケットモンスター赤緑の頃は隠し要素的な扱いだった。
最近のポケットモンスターと違い、ストーリーにも直接絡んでこない。
ファイヤー、サンダー、フリーザー。
そしてミュウツー。
大体この4匹は当時の少年達の最終パーティに入っていた。
この内、ファイヤーだけは普通にプレイしていても出会いやすい。なんなら四天王にたどり着く前に捕まえた人も多いだろう。
そういえば、チャンピオンロード♪この道ー♪ファイヤーがー住んでるー♪
なんて、カントリーロードの替え歌を友人が歌っていたのを今思い出した。バカみたいにみんなで笑った記憶があるけどつまんねえな……。
閑話休題。
フリーザーも一応進行ルート的には出会いやすいのだが、セキチクシティからふたご島を経由してグレンタウンに行くのではなく、ショートカットしてマサラタウンにそらをとぶで移動したあと南下するルートとると、出会う事が無くなってしまう。
サンダーとミュウツーに関してはほぼ隠しダンジョンのような場所にいる。ハナダシティでちらりと洞窟の入口が見えるミュウツーはともかく、サンダーの居るむじんはつでんしょは、ストーリー上行く必要がないので見落としやすかった。
エンディングを迎え、友達との約束の力試しも済ませた僕は、再びポケットモンスターをプレイし始めた。
図鑑を完成させるためだ。
ポケットモンスターは全部で150匹のポケモンがいる。
図鑑は140匹辺りで止まっていた。
余談だが僕は、ゲームでもあまりギャンブルをしない。基本的に確率というものを信用していないからだ。スパロボのやりすぎで0%と100%しか信用していないとも言う。
ポケットモンスター赤緑にはゲームコーナーの景品でのみ入手できるポケモンがいる。
ポリゴン。ポケットモンスター赤では9999枚のコインと交換できるポケモンである。
僕は、このコインをゲームコーナーで遊ばずにお金との交換だけで入手していた。
ポケットモンスター赤緑では、四天王以外のトレーナーと2度戦うことはできない。
四天王周回の始まりである。
四天王は一度回る度に大体3万円、今では記憶がおぼろげだが確か29799円手に入るはずだ。
ポリゴンを手に入れるには200万円程必要なので66周程度すればいい。
四天王周回の何がいいってポケモンのレベルが上がることである。
僕はレベル上げがものすごく好きだ。
ウィザードリィのレベル上げなんて必要が無くても延々と上げるし、スマブラSPのスピリットも手持ちは全てレベルMaxまで挙げないと気がすまない。
最近のジージェネレーションシリーズに至ってはほぼ最初の方のステージでモビルスーツの図鑑を80%以上にしてしまう程レベル上げしてしまう。
この周回の過程で、サンダース、そしてリザードン、ゴルダックがレベル100になった。コインを集め、ようやく目的のポリゴンをゲットする。
僕は四天王を周回する傍ら、ミニリュウのレベルを上げて、ハクリュー、そしてカイリューまで進化させていた。図鑑は145。あと5匹で完成だ。
伝説のポケモン。ファイヤー、フリーザー、ミュウツーは割とあっさりと見つけて捕まえることができた。
問題はあと2匹。これはむじんはつでんしょにいるエレブーとサンダーなのだが、これがどこにいるのか僕にはわからなかった。
2日ほど探し回っていたと思う。
気分転換に次はイワークでも育てようかなと思ってイワヤマトンネルまで来た僕は、ようやくむじんはつでんしょの存在に気がついた。
そこでエレブーとサンダーを捕まえると、割とあっさりと図鑑は完成した。
賞状をもらい、とりあえず完全にクリアしたと一息つく。
あれは、図鑑を完成させ、いつもの児童公園のベンチでミュウツーのレベルを上げていたときだったと思う。
「おい!なんか151番目と152番目のポケモンがいるらしいぞ!」
とんでもないことを言いながら、友達が公園に駆け込んできた。
続く
ポケットモンスター赤
ハード: ゲームボーイ
1996年2月27日発売。
発売:任天堂
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