デッキ構築系ローグライトゲーム『東方光耀夜』古明地こいしプレイ使用感

beta版に切り替えるだけで使用できる心境と追撃というギミックを扱うお試し版プレイアブルキャラ。

熱情という心境は与ダメージ2倍という魔理沙のバーストと似通った効果。
違いは被ダメージも2倍、そしてターン終了時に解除されることもありません。
魔理沙のチャージと違いカード1枚で発動できるので、臨機応変さはこちらに軍配が上がりそうです。

熱情単体だけでも十分個性的なギミックなのですが、熱情は心境の1つでしかありません。
他にも2つ平静と無心がありまして、合計3種類のギミックとそれぞれに対応したカードが刷られています。

熱情、平静をくるくる回すとエフェクトも派手なので楽しいのですが、それぞれ条件が違うのでどうしても方向性をまとめてカードを集めるのが難しく。
熱情状態なら～、平静状態なら～という条件が全て心境に入っていれば～に統合してくれたらもう少し動きやすくなりそう、というのが個人の感想です。

追撃のギミックに関しては、ちょっと自分の腕前だと扱いきれませんでした。
やってることは魔理沙のポーションのようなものでしょうか。

ポーションとの違いはターゲットを手動で操作できることぐらいでしょうか。
一戦闘で出現する敵がもっと多いなら有用かもしれませんが、だったら素直に全体攻撃でいいよね？という答えに。

イラスト、カード名ともに恵まれている

使用感としてはこいしだけ難易度1つ上ぐらいの難しさはあるかと思います。
初心者向けキャラは霊夢が担当しているので、こいしはこのまま上級者向けのテクニカルな使用感に舵取りされていくのかもしれません。

以下気になるカードをピックアップ。

熱情の追憶
保留できる熱情状態に変化するカード。
熱情に入るカードと攻撃を倍化したいカードを同時に引き込みたいというのがまず難易度が高く、熱情を任意のタイミングにずらせるこれはありがたい存在。

水の中で無防備に横たわる芸術点の高いヴィジュアル

無の心
心境、追撃どちらのギミックも色拘束を受けるので無色マナの増加は正直イマイチ。
攻撃と同時にマナを回収できるローズ地獄と組み合わせないと使い道としては強くないかも。
こいしはこのように特定の組み合わせの範囲が狭いのが扱い辛さにつながっているような気がします。

おみ足が美しい

潜在能力の解放
コスト的にマナブーストというよりはマナフィルターしながら全体攻撃するカード。
増やすにしても色を変えるにしても中途半端ですし、チルノに比べるとドロー系が強くないので増やしたマナでできることがあまり広がらないのが辛い。

完全犯罪
強めのバフを奪うことができるという破格のカード。
というより、制作サイドがこいしのパワー不足を自覚してこのようなカードを刷ったというか刷らざるを得なかったというべきか。
火力と霊力の奪える上限を設定したい気持ちは納得できますが、せめて半分ぐらい搔っ攫うくらいやってくれたらハジけて楽しいのですが。

ペルソナに目覚めし者、こころ
心境を変えるタイミングをプレイヤーの手元でコントロールしたいこいしに一番必要な要素を備えたパートナーカード。
問題はこいし本来の黒緑では解決できず、1章クリアで白マナを確保する必要があるということ。
選べる心境1つ減らしていいので似た効果のカードを基本デッキに加えてくれるともう少し動きやすくなるかと。