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[Vault of the Void] Voidの守護者たちの特徴まとめ

ゲーム開始時に表示される画面の例。この地の悪を清めん!!!

Vault of the Voidでは、ラスボスである"The Void"と戦う前に彼(?)の守護者を2体(カオスの内容によって最大4体)倒す必要がある。この守護者は全6体の中からゲーム開始時にランダムで4体選択され、それぞれに"The Void"との戦闘で(あるいは次のランで)役立つ祝福がこれもランダムに割り当てられる。

守護者たちはそれぞれが固有の能力を持っており、プレイスタイルによって有利・不利が分かれるよう出来ている。この記事では彼らの特徴を筆者の経験をもとに紹介する。

なお、難易度はガイドモードのインポッシブル+30を基準とする。カオスの内容や今後のアップデートによってはこの記事の内容が適用されない場合があることに注意してほしい。

黒曜石のゴーレム

まるで序盤はおとなしいかのような説明文だが…

メインの攻撃役である「黒曜石のゴーレム」本体と、補助役である両腕の合計3体で構成されるボス。本体を倒せば両腕も自動的に倒れる。全員がターン経過時に体力を少量回復する効果を持つため、攻撃するときにはなるべく一気に体力を削りたい。

このボスの最も厄介な点は、なんといっても頻繁に攻撃してくる本体。30点を超える量の脅威をほとんど毎ターン与えてくるので、ブロック生成手段に乏しいと辛い。なお、本体は高めのAPに狂乱2というステータスをしているため、鎮静が非常に有効。1付与するだけで脅威を半分程度に抑えられる。

多彩な行動を持つ「右腕」(虚空石がはまっている方)の行動は毎ターン確認しておきたい。本体のAPを上昇させることがあるほか、不発(カード使用時に効果が発生しなくなるデバフ)を付与することがある。

一方の「左腕」は自身のAPを増加させながら積極的に攻撃してくるが、素のAPが低いこともあってほとんど脅威にならないので無視してよい。

星の賢者達

ちょっとクトゥルフ系っぽい見た目

同じ性能の「星の精霊」3体で構成されるボスで、それぞれが同一ターン中に2回アタックされると無敵化するという能力をもつ。この無敵化は次ターンの開始時まで続くので、ヒドゥンの出血やエンライトの秘孔撃を使う場合には特に気を付けること。アビリティで火力を出せるカードを用意できれば多少楽。ターン終了時に手札をすべて捨てさせる能力もあるので、パージを忘れずに。

ボスの行動で確認できたのは
・通常攻撃
・不器用(引いたカードが揮発持ちコピーに)&呪縛(虚空石が不発)付与
・ランダムな値(2~8程度)でAP増加
の3種類で、通常攻撃の頻度はそこまで高くないものの、3体全員が残ったままターン数が重なるとデバフで動きにくいわAPは育つわでそれなりに危険。なるべく早い段階で1体倒しておきたい。

人形遣い

単体の体力は守護者の中で最も高い

「人形遣い」は戦闘開始時に捨て札に大量の厄災を仕込み、戦闘中にもこちらのデッキトップを厄災に置換し、厄災の数に応じてパワーアップする、まさしく厄災の使い手。

手札にある厄災1枚につき相手の狂乱が1増えるのだが、ポイントは「手札にある」という点。仮に厄災を引いてしまっても、ターン終了時までに手札から捨てられるなら問題はない

したがって、選別(デッキから選んだカードを捨てる)や手札を捨てる効果を用意しておけばひとまず対策は十分。それらの効果にアクセスしやすいヒドゥンやドーターは戦いやすい。エンライトの場合、幻視(捨て札のカードをデッキトップに移動)を大量に扱えるならデッキが一巡しにくくなるので有利。ボスやスペルチャイルドからもらえるスペルの中にも有用なものがいくつかあるので確認しておこう。ちなみに、カードを引くだけの効果は手札に厄災が溜まってしまうため少々相性が悪い。

こちらのデッキトップを厄災に置換する行動は厄介なのだが、戦闘中に厄災を生成する行動はおそらくこの行動のみで、かつ頻度もそこまで高くない。もしクラス共通レアカードの「耐え難き苦痛」(使用時に全ペナルティカードを排除)があるならすぐに使ってしまおう。

デス・ナイト

素で高いAPをどう対策するかがカギ

「デス・ナイト」は、タグに「ブロック」を持つカードを使用するたびに捨て札に厄災を混入させ、厄災を引く度にAPが上昇する能力を持つ。よって、ブロックを生成する際にはなるべく「ブロック」タグを持つカードの使用を抑え、厄災の混入が避けられない場合にはその対策もしなくてはならない。

わかりやすい対策としては黄の虚空石(反復や再実行と組み合わせたい)やドーターのVoid Coin、スペルなどがあるが、このボスはそもそも素のAPが高いため、これらだけで脅威をブロックし切るのは基本的に難しい。選別なども併用して丁寧に戦うか、思い切って短期決戦を挑むかは思案のしどころ。

なお、山札を再構成(捨て札をすべて山札に移動)する行動もあるので注意。エンライトは「人形遣い」相手なら幻視を利用してデッキを一巡させずに戦うことも可能だが、こちらの場合はそうもいかない。

時の女王

フレーバーテキストからすると蜘蛛なのだろうか

メインの攻撃役である「時の女王」と、攻撃しつつ補助も行う「紡ぎ手」2体で構成されるボス。「時の女王」さえ倒せば戦闘が終わる。

重要な点として、「時の女王」は自分の狂乱を増やす行動を持っている。もとのAPがそこそこの値であることや、お供の「紡ぎ手」が積極的に中毒を付与してくることを踏まえると、基本的に長期戦は危険。

公式ヒントでは言及されていないが、「紡ぎ手」は何らかのデバフを受けているとき、行動開始時に中毒を付与する能力を持つので、全体対象のデバフ付与手段がある場合はよく考えよう。

また、倒された際にこちらの中毒の値を半減する能力も持っており、しかもHPが初期値から1でも減っている場合はそこそこの確率で自滅する(このとき「時の女王」に残HP分の障壁を付与する)ため、ランダムな対象にダメージを与える手段や軽めの範囲攻撃があると割と楽ができる。もちろん高火力の範囲攻撃で倒してもよい。

ちなみに「紡ぎ手」のデバフ解除行動は「時の女王」にデバフが付与されてなくても行うことがある。

蜘蛛の巣

こちらはわかりやすく蜘蛛

「ヴォイドスパイダー」3体で構成されるボス。狂乱の初期値が個体によって異なるが、それ以外は基本的に同じ。

まず注目すべきは圧倒的に高い狂乱。狂乱はアタックカードの対象にすることで減らすことができるが、ターン経過で勝手に上昇する。通常攻撃以外の行動を全く行わない?ため、対策なしだとターン当たりの脅威生成量が非常に多く、危険。一体当たりの戦闘進行度が40%なので、同じターン中に最初の3体をすべて倒せないと増援が来てしまうというのも厄介な点。

幸い体力は低いため、火力を集中させればあっさり倒せる。範囲攻撃が有効なほか、使い捨てのアタックを大量に生成できるヒドゥンは戦いやすい。デッキを攻撃的な構成にして速やかに済ませるべし。大釜醸造枠に隠密ポーションを入れると1ターン目の敵行動をスキップできるため、持っている場合は使いどころ。

エンライトの場合、反響壁(受けた脅威の量だけダメージを与えるバフ)が非常に有効というのを教えてもらった。高火力・低耐久なヴォイドスパイダーには実際かなり刺さる。緑の虚空石を挿すなどして1ターン目に反響壁を得られるようにしておくとよい。

余談

このゲームでは、特定のボスを「難易度ハード以上」で「完全勝利(ダメージを受けずに勝利)」すると実績がもらえるのだが、今回挙げた6種のボスはいずれもラスボスの"The Void"より実績の達成率が低い。守護対象より強い守護者の鑑。

変更履歴

8/27:ヴォイドスパイダーに反響壁が有効なことを教えてもらったので追記
9/14:全体的に文章を整形。人形遣いの厄災生成頻度、紡ぎ手の自爆行動、ヴォイドスパイダーに対する隠密ポーション、エンライトvs人形遣い/デス・ナイトについて追記

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