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骨髄移植患者のワクチン接種
7月24日土曜日に、新型コロナワクチン1回目を受けてきました。
予想以上に強い副反応が出てしまい、当日の夜から翌日の夜まで、丸一日39℃の高熱にうなされました。
熱が下がった後も眩暈に悩まされて、症状が落ち着くまで1週間かかりました。
その経過を順を追って記しておこうと思います。
接種前に主治医に確認
免疫抑制剤を終えた後、移植者手帳に基づいたワクチンの再接種スケジュールをどうするか、主治医に相談をしておりましたが、新型コロナウイルスのワクチンを最優先にして、打ち終わってからそのほかのワクチン接種のスケジュールを作るということになっていました。
6月末の定期検査の際に、主治医に接種の判断をもう一度仰いだところ、病院では接種ができないため、接種センターなど別の場所での接種を自分で選んでほしいので、行政の方の連絡を待って対応してくださいとのことでした。
治療をして、経過観察も続けている主治医のいる病院で受けられないことはとても不安になります。
副反応がどのくらい出るのか。
アナフィラキシーは大丈夫か。
血小板輸血時のアレルギー反応が強く出て、アナフィラキシーを起こした経験のある私は、とにかくアナフィラキシーが心配でした。
7月24日ワクチン摂取
7月24日、午前11時過ぎ。接種センターとなる会場に入りました。
会場が近所だったので、歩いて向かいました。
予約は11時15分なので、会場に入るまで少し待つつもりで行きましたが、15分前から案内が始まるようで、スムーズに会場に入れました。
案内に従って、問診表にサインをして、入場確認をしてもらい、接種前の待機エリアまで案内されました。
ここまで5分かかりません。
その後、案内された待機エリアで座っていると、10名ほどの人数で分けた列ごとに案内されていることに気づきました。
10名くらいが同時に受けられるブースが用意されているみたいです。
待機時間用に読書で時間を潰そうと、文庫本を持ち込んでいましたが、緊張から全然文章が頭に入ってこないので、あきらめて周囲を見ながら人間観察をしました。
基礎疾患以外にも、優先接種対象の職種の方もいるらしく、年齢層も幅広く、かなり若い方からお年寄りまでいました。
周囲を見て観察しているうちに、各列の順番がスムーズに回っていき、私の列が呼ばれるまで10分ほどでした。
接種前の問診エリアに案内され、書類の確認をしてもらい、問診医と数分面談をしました。
急性骨髄性白血病の骨髄移植患者であることの確認、主治医の了承があるか、アナフィラキシーの説明などなど。
仮にアナフィラキシーを起こした場合は、速やかに抗アレルギー剤を投与し、収まる様子がなければ、すぐにかかりつけの病院へと搬送ということを説明されました。
これで準備は万端です。
接種ブースが何か所か用意されていて、待機の椅子が用意されていて、職員さんの指示で案内されました。
ブースの前には、白血病サバイバーの先輩でもあり、われらがアルビレックス新潟の早川史哉選手の写真があります。
「はい、しっかりと腕まくりしときます」と心の中で答えて写真を撮っていたら、中から笑いながら様子をみている看護師さんと目が合いました。
気まずい。
スマホをしまおうとしたら、すぐに呼ばれました。
どうやら私の様子を逐一見ていて、呼ぶタイミングを見計らっていたみたいです。
恥ずかしい。
ブースに向かいながら慌てて左肩まで腕まくりして、接種担当の医師の向かいにある椅子に座りました。
接種自体はあっという間でした。インフルエンザの予防接種で感じるような痛みも無くて、楽に終わりました。
次はアナフィラキシーなどの急変がないか待機するスペースに移動します。
私は基礎疾患・経過観察要注意の扱いがわかるように、赤色のファイルを渡され、30分の待機時間スペースに案内されました。
30分の待機時間は、読書をしながら静かに過ごしました。
あっという間に30分が経過し、体調の変化もなく終えることができました。
来るとき同様、無事歩いて帰宅できました。
変化が訪れたのは夕方くらいから。
体がなんとなくだるくて、ふわふわした感じがしてきたので、もしかしたら熱が出てきたのかなと思いながらも、横になって休んでいました。
夕食が終わって入浴を済ませた後、段々と体が重くなってきたので、これはいよいよ熱が来たなと思い、体温計をわきにさしてみたところ、38.9度まで上がっていました。
こうなるような気はしていたので、無理はせずに早々に就寝。
妻に頼んで、冷えピタやアイスノンを持ってきてもらい、入院時に発熱した時と同じような対処をしてやり過ごします。
1時間くらいうとうとして、トイレに行ったタイミングで改めて体温を測ると39.1度になっています。
頭痛も強くなってきたので、このタイミングで解熱鎮痛剤に頼ります。
ここまで上がっているとカロナールは効かないだろうと判断して、ロキソニンを服用しました。入院中に高熱で頭痛が強いときはカロナールが効かなかったことを覚えていたので。
服用してから朝まで、なかなか熱は下がらず、こまめに水分をとっていることもあり、浅い眠りで何度もトイレで起きました。
明け方に熱を測ってみたところ、まだ39℃です。
ここで2回目の解熱鎮痛剤を服用。
その日は1日ベッドで過ごし、お昼も熱が下がらないので、午後からもう一度解熱鎮痛剤を服用し、夕方になってようやく熱が下がり始めて、夜になってやっと38度台まで下がってきました。
2日目の夜は何とかまともに眠れて、3日目にやっと37度台まで下がりました。
それでもフラフラは収まらなりません。3日目もほとんどベッドで過ごしました。
4日目はようやく36度台まで下がりましたが、眩暈がひどくて集中力が出ないので、ほとんど休んで過ごしました。
眩暈が収まったのは、7日目。回復まで1週間かかってしまいました。
化学療法や移植に比べたら大したことはないですが、2回目はどうなることやらという感じでした。
2回目は今週末
2回目は今週末に接種します。
主治医と相談して、2回目の接種後は1週間しっかり寝て休むつもりで、スケジュールは何も入れないで過ごすことにしました。(そもそもそんなにスケジュールは入りませんが。)
2回目はどれくらい副反応が出るのか。私はモデルナワクチンなので、腕の腫れも心配です。
金曜日までにやっておくことを済ませておこうと思います。
2回目の経過については落ち着いたタイミングで書きたいと思いますが、インスタグラムのストーリーズやTwitterで随時上げていこうかと思っています。
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