メッセージを無視するとどうなるのか
今回は、メッセージやサインを無視すると長期的にどんな影響があるのか、というのの一端をお話したいと思います。
Aさんは、昨年の暮れあたりから体の調子がよくありません。
症状としては、肩こりや腰の張り、生理不順など。
私の触感としては、昨年の秋くらいから、いつ背中を触っても、「冷たいなぁ」と感じていました。
これはまだ書いた事がなかったかもしれませんが、私はマッサージやツボ押しが得意です。
十数年に渡り、夫をマッサージしてきた経験の結果、どこをどうすれば改善するのかが、触るとわかるようになったからです。
今はもう、ぐりぐり強く押したり痛い思いをさせなくても、指から出るビームのようなパワーを使ってコリを解せるんですよ~すごいでしょ~ちなみにこのパワーの源泉は宇宙の神様です~(笑)
問題のある場所は、私には冷たく感じられます。
さすがに本格的な癒しのマッサージは本当に身近な人にしかしませんが、相談者さんと直接会える時には、背中を触らせてもらうようにしています。
肩が凝ってるくらいならそれを解消するくらいはしますが、本当の狙いは、相手の状態を知るため、そして多少ではあるのですが、直接癒すためです。
見た目には明るく元気で溌剌としている人でも、背中に触れて見ると、心臓の裏あたりが氷のように冷えきっていたりします。
こういう人は、心に大きな傷を負っていたり、満たされない思いを抱えていたりします。また、自覚があるかどうかは別として、家族間で問題を抱えていたりするせいで、精神的に大きな負担を抱えていることが多いようです。
逆に言うと、ここがしっかり暖かい人は、職場での悩みや友人とのいざこざに悩まされていたとしても、家庭内はとても穏やかで暖かく、きちんと自分を癒せる環境が整っている事が多いです。
他にも、首の後ろが冷たい人、腰のあたりが冷たい人、お尻のあたりが冷たい人、など、いろんなパターンがあります。
お腹側にもポイントはあります。
なぜ、冷えてしまうのかと言うと、結局はエネルギー不足、もしくはエネルギーの流れが停滞してしまったからだと、私は思っています。
エネルギー不足や、循環を停滞させてしまう理由は千差万別ですが、私にできる対処方法は一つだけです。
冷たい場所を見つけたら、暖めればいい。
大抵の場合、そこにエネルギーを注いであげるだけで、後は相手の方で勝手に都合のいいようにそのエネルギーを使ってくれます。
枯れ葉や小枝などでせき止められてしまった小川をイメージしてください。
せき止められてしまったせいで、その先には水はちょろちょろとしか流れていきません。
ではどうしますか?
枯れ葉や小枝を片づける?
そもそも、小川の水量が減ったせいで、普段は流れていくべきはずの枯れ葉や小枝が折り重なってしまったのです。
ここは一つ、景気よくいきましょう。
本来あったはずの水量を取り戻すんです。
そのためには、元あった水量にさらに一時的にですが水量をプラスして、枯れ葉や小枝のダムなんて押し流せばいい。
エネルギーを注げば、そこからまた循環しだすのです。
こんな感じで、こんな理由で、背中に触らせてもらうんですが。
さて、冒頭のAさんに戻りましょう。
Aさんは、昨年の秋頃から、背中が冷たくなっていました。
細かい場所で言うと、肩、腰、尾てい骨のあたりです。
これは、私の感触で言うと、精神的なものではなく、肉体的な疲労なんかの場合が多いですね。
エネルギーを流すと多少は暖まるのですが、どうも注いでも注いでも満たされないような感覚があり、次に会った時もまた冷えびえとしてしまっていました。
年が明けて、明確に不調を自覚してきたAさん。
話を聞いても、そこまで忙しいわけでもなく、睡眠も取れているし疲れているわけでもない、精神的にも落ち着いているので、どうしてこんなに不調なのかわからない、とのこと。
ガイドに聞いてみると、今現在すでにAさんが病気になっているのかどうかは教えてもらえませんでした。
ですが、自分をかえりみること、後回しにしないこと、病院には必ず行くこと、というメッセージが。
でも、この話を聞いているときに、ふっと記憶がよみがえったんですよね。
去年の年始からしばらくしたくらいの頃、そのときもAさんは絶不調でした。
この時は明確に、休養が必要な事、仕事をセーブする必要があること、仕事をセーブできないのならば、私生活を忙しくしないこと、というメッセージを届けました。
でも同時に、
「ここまで言っても、この子は今の生活を変えないよ」
と、Aさんのガイドは私に教えてくれました。
あなたのガイドがこんな風に言っているよ、と伝えると、Aさんはうなずいて、
「もう夏の予定を組んでしまっていて変えられない。それが終わるまでは、休むことはできないなぁ」
とのこと。
ガイドは、
「後でしわ寄せがくるけど、それはもう仕方がない。この子が決めたことだから」
と言ったのです。言ったというか、雰囲気ですけどね、文言は私の意訳です。
この記憶がよみがえったことにより、私もAさんも、
「なるほど~~」
と納得しました。
今の不調は、そのときのしわ寄せのようなものだったのです。
後日、病院へ行ったAさんは、まだはっきり病名をつけるほどの状態ではないので、経過観察していきましょうと言われたとの事。
ひどい状態ではなかったことにほっとしたようで、これから定期的に通うことになるのに、感じのいいお医者さんに出会えたと喜んでいました。
これからは、自分の事を後回しにせず、きちんと労ってくれるといいなと思います。