【じゃんたま】ラス回避のための攻撃
ラスを回避するには余計な失点や手痛い放銃を避けることが必要なのは当然ですが、今度は攻撃について語りたいと思います。
とは言え、和了は結局運だけの結果論になりがちだし、和了りまくれればラスのことなど考えるまでもなくトップなので中々文章が思いつかないところではあります・・・。
しかし、可能な限りラスを回避できるような和了ができたらなと思うのでそのためのポイントを挙げていきたいと思います。
①ドラを大切にする
前の記事にも書きましたが、ドラの扱いは最重要事項です。
ラス回避の意識が低いプレイヤーはドラの見切りが早く甘い傾向にあります(負けるとは限らないし勝率も低いとは限りませんが)。
ドラを手放さなければ自分の攻撃力は上がるし、相手に鳴かれたり振り込むことがないのでラス回避戦術として理に適っています。
無論ドラを残すことでスピードが大きく下がることがあるので場合によりますが、基本的にドラを切るのはドラポンされても戦える覚悟がある時だと思っていれば間違いはないです。
鳴かれたらその時考えよう・鳴かれたら降りようという考え方は臨機応変ではなくただの中途半端です。だったら最初から切るべきではありません。
②速攻は場に供託がある時が有効
誰かがリーチして流局した後は最低でも1300点和了点がプラスされます。リー棒回収したいときに速攻をかけるのが当たり前ですが最も効率的です。
しかし供託なしで東場から1000点の和了で仕掛けまくるのはあまり割に合わないと思います。安い手でも相手の手を流せるなら1000点以上の価値があると考える人もいるでしょう。それはその通りではありますが、一発赤裏のあるこのルールでは1000点や2000点の和了を2~3回したところで即逆転されます。つまり結局その場しのぎの和了になりやすいわけです。なので少しでも収入が多くなるような和了り方をする必要があります。
すべての局で和了れるのであれば速攻が最強ですが、無論そんな甘いゲームではないのはじゃんたまプレイヤーなら良く分かっていると思います。
速攻するならリー棒の回収目的で狙うのがスピードに攻撃力がプラスされてお得な和了り方です。
③相手にプレッシャーを与える鳴きをする
チーから入った喰いタンのような鳴きはドラが3つ以上ない限りあまり高い手(3900は高いとは言えない)にはなりづらく、基本的に相手は止まりません。副露率の高い人ほど安い手でも鳴きやすいのでなおさらです。
特にドラを複数持った相手は振り込み覚悟(振っても痛くない)で突っ張ってきます。そんな状況でリーチがかかったら、追いつかれる=追いつめられるの図式になり一気に不利になります。安い鳴きは相手のリーチがかかる前に和了りきらないと苦しい展開になりがちです。
しかしドラポンや役牌2つ以上の鳴き、一色手の仕掛けなどでは相手も対応せざるを得なくなります。これによって足止め効果が期待できることもあります。
上手い鳴きとは相手に怖さを与える鳴き・相手が苦しくなる鳴きのことです。
そして怖くない鳴きとはチーが多く見るからに安そうな鳴き方のことです。
チーを2回以上すると大体役は絞られてきます。しかしポン2回だと役も待ちも絞りづらく、役牌やトイトイやドラ絡みの可能性もあり、チーよりプレッシャーが全然違います。
・・・まあじゃんたまではドラポンが入ろうがチンイツの鳴きをしようが絞るプレイヤーは玉の間でも少なめではありますが・・・。
④リーチにメリハリを付ける(ツモ切りリーチをしない)
中盤ぐらいにタンピンドラドラ(ピンフドラ3でも可)を先制テンパイしました。リーチしますか?
出和了率を考えてダマにした方が良いですか?追っかけリーチが怖いのでダマにしますか?裏ドラかツモって跳満狙いでリーチしますか?状況に応じて判断を変えますか?
色んな考えがあるだろうし、正解もありません。
一応自分なりの基準を言っておくと、他家のリーチが来ても降りるつもりが最初からないなら即リーチが正解です。リーチが来そうな(特に親やラス目の)相手の現物が大量にあって降りたいならリーチはしません。
この手でやってはいけないのはとりあえずダマにして後からツモ切りリーチすることです。さらに最悪なのが他家のリーチに対して一発目に引いた危険牌をツモ切りリーチすることです。ラス回避ルールでこの打ち方は絶対悪手です。
ツモ切りリーチが多い打ち手は多分成績も不安定なはずです。そういうタイプは戦術が全体的に中途半端で一貫性のない打ち方になることが必然的に多くなるからです。そもそもリーチ判断ができていないからこそツモ切りリーチや無意味なダマテンが多くなるわけです。オバカミーコでタブーランキング3位が無意味なダマテンでした。
ツモ切りリーチをして一発で和了れることもあるし、結果的には変わらないこともあるだろうし、目に見えて上達するわけでもないですが、自覚のある人はツモ切りリーチをなるべくなくすように心がけた方が良いと思います。
ダマ満貫の手で理想的な展開は
リーチして相手を降ろして跳満以上をツモること
最悪の展開は
相手の手を自由に進ませて、相手のリーチに掴んで振ること
ツモ切りリーチが多いと理想な展開を失いやすく、最悪の展開になりやすくなります。つまり中途半端な姿勢が最悪を呼び寄せるということです。
なので他家からリーチが来ても降りる気がないなら即リーで、降りる気があるならダマテンが正解ということです。
⑤鳴きの基準も他家のリーチにどう対応するかで決める
リーチ判断も同じことを言いましたが、鳴きについても相手のリーチを基準に考えるのが最も安定します。
・降りる必要がない勝負手なら鳴いていい
・降りきれるほど安牌があるなら鳴いていい
・リーチがかかる前に和了り切れそうなら鳴いていい
つまり自分の鳴きの攻撃力・防御力・スピードどれに自信があるかが判断要素だということです。
この内2つ以上満たしているのが理想です。逆に言うとこれらを1つも満たしていないのが安くて遠い鳴きであり、タブーランキング2位に相当します。
自分の中ではこれが副露判断基準だと思っています。副露率が20%程度と少ないのはこれが理由です。
相手のリーチが来て、安いし降りたいけど安牌がなくて行くしかないという状況にならないようにするのがラス回避のコツです。
細かく言えばもっとあるんですけど、やはり攻めに関しては結局先制リーチと牌効率と運がほとんどだし、あまり参考にはならなかったかなと思います(-_-;)
まとめ
・ドラの扱いの上手い者ほどラス率が低くなり、トップ率が上がる(和了率は下がるかもしれません)
・速い和了はリー棒回収の時に価値が高まる
・チーで相手は怯まないのでやられる前に和了る
・ポンにはプレッシャー効果がある(上手い相手限定・ゼンツマンには無効)
・ツモ切りリーチは長い目で見ると損する可能性が高い
・上手い打ち手は明らかにツモ切りリーチが少ない
・リーチと鳴きの基準は相手のリーチに対抗できるかで決めるのが良い
・ドラを切るのも相手に鳴かれてOKな手かどうかで判断する
攻撃・防御・スピード全てにおいて言えるのは、中途半端をなくすことです
ラスが多いという人は自分の打ち方や押し引きに曖昧な部分があって、その局面が来るたびに中途半端な打牌をしてしまっている・・・のかもしれません。
特に意味のない(理由を説明できない・なんとなくの)ツモ切りリーチをする人は結構多いはずです。
もう10年以上前からゲームやネット麻雀をやっていますが、中途半端なツモ切りリーチする相手をずーーーーーーっと見てきました👀
なので自分には分かります。
この局面でリーチするべきかどうか、その判断ができずにとりあえずダマにする・・・という心理が良ーく分かります。
ツモ切りリーチや無意味なダマテンが多い人は自分なりの判断基準を探してみるのが上達の道だと思います。