“痛みに金を払い続ける” -余白とSTAY REAL- "Pay money To my Pain's Epic Soundtrack from 'SUNRISE TO SUNSET in L.A.' "
お金を払ってでも様々な痛みを味わい、当事者性を高められる人間でありたい記録。PTP, Pay money To my PainとK君について、何か書き残す日は最後になるかもしれません。それくらい確信を持った記録になりそうです。SUNRISE TO SUNSETの映画は、PTPを更に深く深く自分に刺してくれました。
「俺の痛みに金を払え」と思いながら余白を持って、愚直に生き続けること。そんな中で、お金を払ってでも様々な痛みを経験し、障害とか虐待とか機会格差と闘い続けて、その境界を自在に行き来していたいからこそ、痛みは感じ続けて乗り越え続けていきたい釈迦の初心に近いようなお気持ちです。
唯、マイノリティとしてのプライドは絶対に、要らない。PTPのメンバーのように心から共鳴する仲間には会ってみたいけれど、上辺の共感は求めていないからこそ、執着もないリアルな在り方でいられるのだと思います。
高校生の頃からPTPを好きになり、そして初めてPTPに会えた27歳の頃から3年が経ち、こうしてPTPと触れる機会をまた得て、確信に変わっていく想いがあるのは、何だかんだ前に前にと生き続けてきたからで、それは自分を救ってくれた人、待っていてくれていた人、そして常に自分の"Home" でいてくれたPTPの音楽のお陰です。すべての存在に感謝を。
家族がいない人、家族も友達もいない人、そこまで想像して「”STAY REAL”の一言だけ伝えたかった」と言ってこの世を去ったK君は、やはり自分にとって1番格好良い人でした。
This LifeとPictures, weight of my pride, 13monstersに命を救われた10年以上昔の自分を思い出しながら、そんなPay money To my PainとK君が救ってくれた、変えてくれた自分の人生によって、歴史も少しだけ変わるでしょう。きっとより良く変えていきます、とK君に宣言をしておきたくなった。
PABLOが再三「ずっと結果が大事だと思っていた時期もあったけれど、結果じゃなくて、誰とどう過ごしたか、誰とどう関わるかが大切、それを感じられる余白が大切。それをKが教えてくれた。」というようなことを言っていたけど、まさにそうだと思うのは最近の経験とリンクする。
資本主義や誰かの都合によって余白なく生き続けていると、結果やキャリアや、一見大事そうに見える、死ぬ時に偽物だったと気付くような光に騙されて、変なものに執着して、大事なものを見過ごして生きてしまう。
余白を持って、自分自身と誰かと関わり続けることに、命を燃やし続けたい。それはつまり、燃え尽きて灰になって飛んでいっても、心から満足できる命の燃やし方なんだと思う。
「PTPは売れてないけど…」Masatoのこの言葉が本当にそうで、欲張って多くの人に届けようとするより、自分が思う命の燃やし方と愛情で、誰か1人でも、本当の意味で、救ってくれる存在だったPTPとK君は偉大です。(K君が生きていればもっと売れていたと確信しますが...)
GPTはじめAIの機械翻訳が当たり前の時代に、敢えてアナログでPTPの歌詞を意訳することで、彼らの歌を噛み締めていました。一見無駄に見える、すべて自分の為の行為。自分のために時間を使わせてくれるPTPの存在に感謝。どこかで誰かに繋がれば嬉しい。
大切にしたいものは何で、何を愛し何にムカつくか、格差を産み続ける資本主義社会に反骨心を持たせて尚、前向きに生き続けさせてくれるのは音楽のお陰です。
死や孤独と向き合う中でこれまでの自分を救ってくれた曲を思い出すと、SlipknotのDuality, LinkinParkのGiven up, What I've Done, Blackout, KornのHater, そしてPTPの13monsters, Pictures, Weight of my prideを思い出します。
死を考える学生の日々にはいつもThis LifeとMUCCの遺書を聴いていた。ニーチェや曹操、太宰、キェルケゴールと共に反骨心を抱かせてくれたK君とPTPには本当に感謝してもしきれない。
ライブに行く、映画を観る、音楽を聴く。こうして何度も繰り返し帰る場所があることで、自分自身の"Home"を感じることができる。これはアートも音楽も同じ。
K君が、辛い時に頼れる家族も友達もいない奴は、いなくなった奴は、ここに来いと言っていた"Home", それはK君がいなくなってもずっと残っていた。
K君に、PTPに、会える時に、会いたい時に会いに行って良かった。これからも、そうした意思決定と行動をし続けていきます。
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