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無気力をやりすごす小さな呪文


気力体力が薄弱な人間なので、『◯◯する元気がない』と、いうのは人生における頻出ワードである。

特に、現在治療中の適応障害の症状が出ると身も心ももどんよりと重くなり、一挙手一投足がひと苦労である。すると日常生活のささいなことをやるだけの元気すらなくなってしまう。

・ご飯を食べる元気がない
・風呂に入る元気がない
・起き上がる元気がない
・返信する元気がない

ここでいう元気とはもちろん、飛び跳ねるだけのハツラツとした何かではなく物事に取り組むためのちょっとした意欲や気力のようなものである。

やりたいとは思っている。けれども、できない。

しかし、そんな時はじっとしてても何十時間寝てても元気は出てこない。それもそのハズで、人間というのは動くことでさまざまなホルモンが分泌され、活発になるように出来ている。

そこで最近は、小さな呪文を使うようにしている。

・ご飯を食べるから元気が出る
・風呂に入るから元気が出る
・起き上がるから元気が出る
・返信するから元気が出る

元気が出るからこそやるのだ

と、行動のための背を押す呪文である。

実際、ご飯を食べればカロリーが得られるし風呂に入れば血行が良くなり動きやすくなる。起き上がることで何かするための第一歩に繋がるし、ためてたLINEなんかを返信することで「やらなくては」のためのリソースが1つ減る。

動くからこそ元気が出る。

とても単純で、言葉を選ばずに言えば"脳筋"のような呪文だが、こんなささいな呪文に、この頃は助けられている。


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