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好きを語る・漫画編①

好きを語る

今回から「好きを語る」と題して、
自分の好きな作品を紹介していこうと思います。
動機は単純で自分が好きなのものを
言語化してまとめたかったからです。
備忘録として残しておこうってな感じです。
ついでにまだ知らない人に届いたり、
同じ好きを共有できる人に届いたら嬉しいなと
思いちょくちょく更新していこうと思ってます。

漫画編と銘打ったのは、
他にもゲームや小説、映画にアニメ、特撮など
いろんなジャンルで紹介をするので
興味ある人がわかりやすいように
ジャンル分けしたかったからです。

早速漫画編の第1回を紹介させていただきます。

ジョジョの奇妙な冒険

マジで好きなんですよね。『ジョジョ』…。
8部の「ジョジョリオン」が完結したことも
記憶に新しいかと思います。
老若男女を問わずに惹きつける
不思議な魅力がある漫画。
とても面白いのでぜひぜひ多くの人に
読んで欲しい作品の1つですね。

今のバトル漫画の基礎を作り上げた。
というと大げさかもしれませんが
多くの作品に色濃く影響を与えたような唯一無二の作品だなと感じます。
最近だと『鬼滅の刃』も影響されているという話を耳にしました。

ジョジョが好きな理由は………。
1個に絞ってしまうとなんかしっくりこない…。
どのキャラも魅力があふれて人間臭さに惹かれた。
漫画ならではのストーリー展開も斬新で面白い。
ずば抜けた画力と構成で見せる戦闘シーンは迫力満点で鮮烈だった。
全部ひっくるめて「ジョジョ」が好きなんだと落ち着いてしまう。
ジョジョでしか感じ得られない面白さが存在している……気がする。

ここまでジョジョを持ち上げてべた褒めしてしまうのは単純な話で
自分の生きる指針をくれた作品だから。
命の恩人というと少し違うのかもしれないけど…。
今の自分を作ったのは確実にジョジョだった。

前置きがかなり長くなってしまい恐縮なんですけど
今回はそんな自分を作ってくれた
7部の『STEEL BALL RUN』について語らせてください。
1〜6部、8部も語りたいんですけどそれだけで
Part⑧まで確定しちゃうので今回は7部のみです。
(いつか全部語りつくしたい。)

STEEL BALL RUN

10世紀末、北アメリカ大陸を東から西へと横断する大規模レース
「スティール・ボール・ラン」
下半身不随の天才ジョッキー「ジョニィ・ジョースター」
謎の回転技術を操る男「ジャイロ・ツェペリ」が横断レースに挑み
その裏に隠された陰謀と戦う。


「STEEL BALL RUN」(以下SBR)の
大まかなあらすじです。
馬に乗り大陸を横断しその賞金のため
命がけで行われるレースと
その裏側で暗躍する陰謀との勝負の両方が
ジョニィとジャイロの目線で展開します。
ジョジョ特有のテンポのいい戦闘の良さを
残しつつレースの描写にもこだわりを感じるのがべネ。
そんな7部を強く推す理由は登場人物の在り方です。

ジョニィとジャイロ

今作の主人公であるジョニィ・ジョースターは、
歴代ジョジョの中で一番人間臭いです。
才能はあるけど調子に乗るし、目的達成のためには手段を選ばない。
合理性よりも感情を優先しちゃうこともある。
だからこそ、共感出来たり影響を受けまくったなと思います。
これまでのジョジョたちはかなりのスパダリで、THE主人公。
誰もが憧れる超すごい奴って感じで面白かった分
ジョニィの弱音を吐くとこ泥臭さにはかなり心惹かれました。
読んでてめっちゃ応援したくなるみたいな感覚。

それに対して今作のスパダリ枠といわんばかりの
ジャイロがSBRをより面白いものにしています。
ジョニィに回転の技術や戦い方を教えながら
自らの目標であるレースに勝つために邁進する。
読んでてどっちが主人公らしいかと聞かれると
ジャイロの方がそれっぽいなって思うシーンは多々あります。
それくらい男前。

このジョニィとジャイロの関係性は
2部のジョセフとシーザーっぽくもありますね。
姓がどちらもジョースターとツェペリだし。
波紋の呼吸と回転の技術の師弟関係も共通しています。

最初は互いが互いを利用する関係から徐々に仲が深まっていく
王道の展開です。振り返ると割とジョニィが一方的に執着してた気も…。

互いを思い、命を懸けアメリカを渡り
レースの陰に潜む陰謀に立ち向かう姿には
かなり影響を受けました。

挑戦する姿、命を燃やして目的を達成する姿に憧れ
今のあたびーは存在しています。
クライミングを始めたのもやりたいことには臆さずに挑戦したい。
したいことをする、その目的のために突き進める人間になりたいという思いからでした。



正義 VS 正義(※ネタバレあり)

ここから先はSBRの最終盤のネタバレが含まれます。




ここまでSBRをジョニィ、ジャイロと主人公サイドを中心に
語らせていただきました。
では、これからは主人公2人と対立することとなった1人の男から
SBRを語らせていただきます。

ファニー・ヴァレンタイン大統領

本作でジョニィとジャイロと対立することになった
いわゆるラスボス枠です。
アメリカへの強い愛国心を持ち、国のためには
全てをささげる覚悟のあるヤベー奴。
ジョジョの黒幕は歴代で見てもヤベーの揃いですが
ヴァレンタインもかなり負けず劣らずの存在です。

あらすじや経緯を話すと長くなるので割愛しますが
ヴァレンタインの目的はアメリカを世界の中心にすることでした。
国のために全身全霊をかけて行動する。
どんなものを犠牲にしても。

この人物像だけを見ると悪人という印象は受けないかなと
実際、悪党ではないですしね。ただちょっと目的主義なだけ。
今作のジョニィとの関係は目的と利害の不一致。
お互いの求めるものが対立せざるを得ないものだった。
そんな印象が強く。そこも歴代ジョジョとの違いな気もします。

自分はこの「目的のための自らの行いは正義である」と断言できる
ヴァレンタインが最もSBRで印象的で好きなキャラクターです。
自分にはない精神的な強さを持っている点に強く魅せられました。

今作SBRは勧善懲悪というよりも互いの正義がぶつかり合った。
自らの目的を果たすには誰かを蹴落とさなければいけない。
それは誰かの正義を踏みにじる行為かもしれない
それでも正義を守るために自分を生きるために立ち向かう。
正義の反対は別の正義なんて言葉も耳にしたことがありますが、
まさにそんな物語。

自分はそんな話に強く惹かれました。
自分の人生を生きることができるのは自分だけで、
自分の正義を貫くのも自分しかいない。
SBRを読んで強く感じたことでした。

いつか詳細に書くとは思いますが…。
自分はかなりのネガティブ思考で、自分を通すのが苦手でした。
SBRを読み自分を生きることに惹かれたのだと思います。

STEEL BALL RUN をみんな読んでくれ

結局これが言いたいだけ。今後も何紹介してもこれに帰結する気がする。
感想ではなく紹介という体裁を取ったのはこんな思いがあったりするから。
オタクは基本自分の好きなものを1人でも多くに知ってほしいという
謎の使命感を携えているものなのよ…知らんけど。

ほんとにいい作品です。画風で読まず嫌いしちゃってる人ととか
6部まででジョジョ止まっている人とかにはぜひ読んでほしい作品。

ジョジョの精神性や人としての在り方には本当に学ぶところが多いと
思い知らされまくりますね。

みんなも『ジョジョの奇妙な冒険』読んでみてね!

あとがき

ここまでだらだらと長ったらしい感想文だか紹介文だか…。
少しとっちからかてしましましたね。
長い文章なのにお付き合いくださりありがとうございます。
レポートみたいになっちゃうのは普段そんなのばかり書いてるから。

今後も備忘録として好きな作品をつらつら書きなぐっては
投稿してという形になりそうです。
思いの外感想を言語化して出力する難しさに戸惑ってます。
もっと簡単に出来ると思ってた。
「誰かに届いて欲しい!」とかそこまでの思いがあるわけではなく
自分用という側面が強いせいで魅力が十二分に伝わっていないのは
百も承知ですが腕を磨きながら続けていきたいと思います。
今後、フォーマットとか書く内容とか決まっていってくれると
うれしいなぁ……。

まだまだ不慣れな点が多く読みにくいものであると思いますが
今後ともよろしくお願いいたします。

特に作品の紹介する順番とか全く決めておりません。
思いついた順とか触れた順とかになるかなと思います。
「これについて語って」とか「こんなのあるよ」とか
ありましたらコメントにご自由に残してください。

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