弱くても勝てます。~シールド戦攻略記事~
Card Rush Prosのあむです。
今回はミュウツーHR争奪戦のレギュレーションになっている「シールド戦」に関して書いていきます。(※8月16日追記:8月15日分までの優勝デッキを追加)
先日初めて争奪戦に参加でき、予選全勝で抜け「ミュウツーSR」を獲得したものの、決勝トーナメントはあっけなく負けてしまいました。
リミックスバウトのシールド戦は早い段階から練習をしており、多くのことを言語化出来たと思っているので今回記事にしました。
「(カードプールが)弱くても勝てます」をコンセプトに。
・シールド戦あまりやったことないけど『ミュウツーSR』を取りたい!
・『ミュウツーHR』を狙いたい!
方にオススメです。
※ありがたいことにHR,SRゲット報告も多くいただいています。
◆目次
◆前提編
■封入率の話
■デッキ構築の話(前提編)
------------以下有料------------
■カード評価
■カード解説
■優勝レシピ統計(現在53デッキ分)
■週間メタレポート(最新1週間の優勝デッキ分析)
◆実践編
■ミュウツーSR,HRを狙うには
■狙うべきデッキタイプ(デッキレシピ10種掲載)
■デッキの組み方
■プレイングの注意点
■練習方法
■練習用開封シミュレーター
■おすすめ仮想敵4種
気がつけば約2万文字、シミュレーター自作、おすすめデッキレシピ10種類、と普段の記事より内容が多くなっていました…
是非無料部分だけでも見ていただければと思います。
◆前提編
■封入率の話
まずポケモンカードの仕様として、パックの中身はある程度決まっています。
5枚入りの1パックは以下のように封入されています。
最初の3枚はコモン、最後の1枚はアンコモンからランダムに当たります。
4枚目の部分には(アンコモン、レア、ダブルレア、トレーナーズレア、SR・SA・UR)といったカードたちからランダムに収録されます。
リミックスバウトはカードはレアリティごとに1箱から出る枚数はほぼ決まっており
・コモン(全28種類×3枚+6枚=90枚)
・アンコモン(全21種類×2枚+3枚=45枚)
・レア(全7種類×1枚+2枚=9枚)
・ダブルレア(全4種類×1枚=4枚)
・トレーナーズレア(1枚)
・SR以上(1枚)
の計150枚が基本です。(もちろん一部例外はあります。SR以上が2枚でたり、トレーナーズレアが2枚でたり。)
これを2人でわけるため、大体以下のようなプールが来ます。
・コモン45枚
・アンコモン22~3枚
・レア4~5枚
・ダブルレア以上約3枚
確率的にコモンは各カード1~2枚。アンコモンは箱を左右15パックで開けた場合あまり偏りがなくほぼ全種類最低1枚出ている印象です。
■デッキ構築の話(前提編)
上記の封入率から、トレーナーズの枚数もある程度決まってきます。パックから出たトレーナーズはほぼ採用されるため、SRやTRが出るかなどにもよりますが、基本的に11~12枚程度。
シールド戦においてはエネルギーを貼り続けることが最重要なため、エネルギーは最低16枚と考えています。となると40枚デッキに採用できるポケモンのラインは約12枚となります。
この約12枚のポケモンで勝負は決まると言っても過言ではありません。枚数が少ないからこそ、1枚1枚に対する価値判断は非常に重要です。
例えば『カイオーガ』や『ナゲキ』『トロピウス』『ヘラクロス』といったカードは基本的に採用しないと考えています。
なぜなら、上記の封入率からわかる通りアンコモンは基本的に各1枚です。なので当然『ポケモンいれかえ』も1枚。
そのため、最初にスタートしたポケモンをベンチに下げる方法は『ポケモンいれかえ』『エスケープボード』「逃げるエネルギーを手貼り」しかありません。トレーナーズレアの『エスケープボード』はランダムですし、『カイオーガ』はつけても逃げる2です。
だからこそ逃げるエネルギーが2以上で序盤優秀なワザを持っていない『ヘラクロス』『カイオーガ』『ナゲキ』『アクジキング』などは採用すること自体がかなりリスキーなポケモンです。『グラードン』や『トロピウス』レベルのワザ性能であればメインポケモンと色があっていればギリギリ採用するか考えるレベルです。
また『メブキジカ』や『キテルグマ』などのサポートポケモンに関して基本的に入れる意味はあまりないと思います。
もちろんこれらのポケモンが立つことによって、特性を使えるメリットはありますが、『シキジカ』や『ヌイコグマ』でスタートするリスク、立たなかったりドローの妨げになる、4枚目のサイドになるリスクなどのデメリットとの天秤です。
特に『キテルグマ』は『ヌイコグマ』が逃げる2で扱いにくく、特性「キャリーラン」が自身に働かないこと、ワザを実質持っていないことが懸念点です。逆に『メブキジカ』は『シキジカ』が最低限の逃げる1であることもあり、ワザを使う構築の場合は考慮しても良い場合があります。
『ポカブ』もそういった意味ではリスキーなポケモンですが、『ポカブ』にエネルギーを貼らなくても『チャオブー』に進化するだけで相手に対して大きなプレッシャーを与えることができるため、評価は高いです。
今回のシールド戦というレギュレーションにおいて、強いカードはわかりやすく強いです。そのため強いカードを運良く引ければ、それだけでSR,HRを取れる可能性はあります。
例えば、この3枚が取れれば多少構築や採用ポケモンが歪んでいても勝てると思います。
しかしそうでないプールが来ることがほとんどです。そういった場合において、しっかりと『ミュウツーSR』を取る・『ミュウツーHR』を狙うために大事なことは3つ
「弱いカードを入れないこと」
「構築にあった強いカードを知ること」
「プレイングで差をつけること」
今回の記事は主にこの3点にフォーカスし、書いていきたいと思います。
それでは前提を踏まえてカード評価を見ていきましょう。
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