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マットの上で起こることは人生においても起こること。【基盤を大切にする】とは?
【基盤を大切にする】とは?
ヨガで【基盤を大切にする】という教えがあります。
これは、ポーズをとる場面での技術的な話として使われることが多いですが、本当は全ての行いに対してのことを指しているのではないかと思っています。
基盤とは積み重ねに耐えられる土台のこと。
基本(土台)を作ってはじめて応用ができる(意味を持つ)と考えています。
例えばハトのポーズができない場合。
基本となるダウンドッグ、更にはその前段階のネコのポーズやタダーサナができていないものです。
【基盤を大切にする】という教えを胸に置いておくと、その可能性に気付きやすくなります。
チャレンジポーズは基本を振り返るきっかけを作ってくれるものなんですよ。
ヨガのポーズに限らず、人は多くの場面で成果を過分に欲しがりがちです。
例えばダイエット。
いきなり運動や食事制限に入ってしまいます。
その前に【毎日体重を計るのをひと月続ける】ということが基盤です。
結局のところ【基盤を大切にする】とは【ステップバイステップでものごとを進めること】と言えるかと思います。
物足りなく感じても今の自分に合ったものとしっかり向き合うこと。
そして、それ(基礎)がしっかりすればする程、応用や負荷の強いものにも無理なく耐えられるようになりますからね。
他の色々な具体例について考えてみましょう。
・絶食する→毎日体重を計る
・肩こりをなくす→肩こりのツラさが少しマシになる
・腰痛をなくす→お尻のストレッチをする
・ランニングする→ウォーキングする
・ハトのポーズをする→ヨガマットを敷く
・スタジオを繁盛させる→目の前の生徒さんを笑顔で返す
などのことが言えるかなと思います。
ポーズを通じて基盤について学ぼう【バラドヴァージャ・アーサナ2を通じて】
バラドヴァージャ・アーサナ2です。
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持てるところだけもって、頑張って「うりゃ~!!」ってひねると関節が痛いです。
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段階を分けましょう。
そして、段階ごとに押せる(力が入る=コントロール出来る)かどうか確認して行きます。
この「押せるか?」というのは、一つの基準であり基本であり基盤の要素です。
まずは安定して座れるかな?
座った時にしっかりと座面でマットが押せるかな?
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左脚を女の子座りにして、横に押せるかな?
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横に押せた重心から、斜め前に押せるかな?
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そのまま右足を左太ももの上に乗せても、斜め前に押せるかな?
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そこから後ろを向いた時に、押せるかな?
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あれ!?軸が乱れているので修正して押そう!
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そこから手を回せば無理せずに持てます。
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下の2つの写真を見比べた時。
柔軟性が違うんじゃないんですよ。
身体の使い方(力の入れ方)が違うんです。
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伸ばして良いのは、それが気持ち良く感じる時だけです。
頑張って伸ばした結果何とかポーズがとれた時。
身体の痛みが出ていれば、それは大失敗です。
「もっと出来る事あるよ~(本来やるはずなのにやってないことあるよ~)」って 身体からのサインが出ています。
楽をし過ぎて何にも起こらない時も、身体からサインが出ます。
「気持ち良くないよ~。もっと出来る事あるよ~」って。
意思の力だけで練習せずに、身体と相談しながら練習してください。
的確なアドバイスをくれますから。
以前に、「脳で食べずに腸で食べよう!」って内容の本がヒットしましたが、何だか似ている気がしますね(^^)/
正に、マットの上で起きている事は人生でも起こる事ですね。
ヨガとは気が付く意識を高める為の方法ですから。
まとめ
基盤を大切にして練習すると、できなかったポーズができるようになります。
できるようになるのはもちろん嬉しいのですが、実はそれ以上にそのポーズの仕組みと意味について分かることが増える方がより嬉しいんですよね。
なぜなら練習そのものがより楽しくなるからです。
より知ることで好きになって仲良くなる。
一緒過ごす時間が楽しくなって、また会いたくなる。
その結果、より相手を知ってより好きになる。
ポーズも人間関係と同じですね。
【マットの上で起こることは人生で起こること】
お師匠さまの教えの通りだと実感します。
基盤を大切にすることを知ることで、みなさんの人生がより充実したものとなりますように。
最後までお読みいただきありがとうございました。