何故、ヨガをやっても柔らかくなる人と柔らかくならない人がいるのか??
同じスタジオでヨガをやっても人によって効果が違う!?
同じ期間、同じスタジオに通ったとしても、柔らかくなる人もいればあまり変わらない人もいます。
柔らかくなった人は「ヨガをやると柔らかくなるよ」と言いますが、柔らかくならなかった人は当然「ヨガをやったところで柔らかくならないよ」となります。
この違いはどこから生まれるのでしょう?
元の身体の柔軟性の違いからでしょうか??
違います。
気付きの度合いの差です。
そして、ヨガを楽しめたかどうかの違いです。
とはいえ、精神論じゃないですよ。
実は背景に理屈があります。
理屈があるという事は、いままでヨガで柔らかくならなかった人でも大丈夫という事です。
そのことについて説明しますね。
コブラのポーズで腰痛になる!?
例えば、ヨガの代表的なポーズの一つであるコブラのポーズ。
腰痛改善にも使われるポーズです。
このポーズ、本当は股関節を支点に動かしたり、お腹を伸ばしたり、背中の筋肉をつける事で腰痛が改善されるものなんですが、多くの場合はコブラのポーズをきっかけに腰痛になってしまう人が多いです。
ただただ腰を反るだけになってしまうんですよ。
これは、股関節やお腹、背中が硬いまま「なんとかコブラのポーズを形にしよう」という思いが自分の身体に無理をさせてしまった事で起こります。
また、「腰痛改善に効果的なコブラのポーズをしよう」という視点で練習したとしてしても、難しいんですよ。
やはり、張り切って行ってしまい、コブラのポーズで逆に腰痛が悪化してしまう事があります。
「コブラのポーズを腰痛改善に活かそう」と練習すると、コブラのポーズを通じて腰痛改善に必要な知識や経験が手に入ります。
本来、ポーズ自体に効果はないんですよね。
コブラのポーズでお腹を伸ばす感覚がつかめない人へ
コブラのポーズが難しくて。
どうしても潰れてしまって、腰や首が痛かったり、腕が疲れる時。
このまま無理してこのコブラのポーズの練習を続けてしまうのが、ヨガをやっても柔らかくならない人です。
実は、お腹のストレッチをする場合は、こんな形にしちゃった方がはるかに楽です。
こんな遊び感覚を持っている人が、ヨガをやって柔らかくなる人です。
これで、お腹が気持ち良くなる感覚を掴んでおいて。
「その感覚をこの形でも掴めるか!?」という事をチャレンジしていくのがヨガの練習です。
ポーズの形を追いかけなくなると柔らかくなる!
先に目指すべき感覚がないまま形を追いかけて練習をしてしまうと、ポーズをする意味が自分で分かりません。
お腹を伸ばすだけならこれで十分です。
ただし、面白い事に、この形の取り方が上手く行った時の方が、お腹のストレッチだけでなく全体がバランスよく伸ばされ使われます。
身体感覚、能力の向上は、お腹のストレッチの比ではありません。
だから、わざわざコブラのポーズの形を目指しています。
形がキレイだからとか、そう決まっているからとかではなく、実はもっと筋の通った理由があるものなんですよ。
こうした気付きは、ヨガを楽しんでいる人の方が圧倒的に得やすいです。
だからこそ、形は多少崩れても良いので、まずは楽しんで練習することをおススメします。
身体の硬い人はいません!
柔らかくする使い方や練習方法を知らないだけ!!
知ればできる!!!
みなさんの練習が心地よく力強くなりますように。
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