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【忖度なき採点&寸評】弱者のサッカー、ここに極まれり。マリノスにウノゼロ勝利で残留王手!!

【前書き】

耐え抜きました・・・

そして到達しました。

夢の勝ち点40に。

ボールポゼッションは32%対68%。

枠内シュートは1対8。

それでも勝てるのが、サッカーの面白いところでしょうか。

【戦評】

スタメンは以下の通り。

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試合前には昌子や三浦の復帰を示唆する松波監督のコメントもありましたが・・・

いつも怪我人情報を隠しまくる襟にいが、復帰をにおわせていた時点で怪しかったですねwww

試合は4-4-2のラインを狭くして、人数で守ってカウンターというプランを徹底しました。

しかし前半は、柳澤の守る右サイドを、“スピード違反”の前田大然にかなりつつかれました。

さらに、憧れのアタッキングフットボール、マリノスがうまいなあ、と感じさせられたのが、以下の形。

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ボランチの一角、扇原が左サイドの外のレーンに開くんですよね。

ここで倉田+柳澤vs前田+ティーラトン+扇原という数的有利を作り出して、何度もサイドを突破されました。

これ、なにか思い出しませんか?

そうです、遠藤保仁の得意技です。

相手が中を固めてくる場合、ふらふらと左サイドに開いて、倉田や藤春と絡んで数的有利を形成。

もしボランチがついてきたら、中央が空いてくる、という寸法です。

それを扇原に食らわされる日が来るとは・・・・

しかし、この日は井手口がうまく対応していたと思います。

中央を空けすぎず、サイドを突破されても中のコースを切ることで、サイドからのクロスを跳ね返す仕事をやってくれました。

そして、少し試合がばらけてきた後半10分。

山本が中盤でプレスを受けながら前に運んだことで、黒川がオーバーラップ。

相手のラインを下げたところで再び山本へ。

山本は右足でDFラインの間に走りこんだ倉田にピンポイントで合わせ、これを10番が押し込みました。

もう一回やれ、と言われても難しいであろう、浅い位置からのラストパスと、ダイレクトシュートで先制。

その後は仲川らを投入し、ウイングにサイドでの1対1を仕掛けさせてきたマリノスに対し、5バックでサイド、中央ともに埋めて、守り切って勝利。

クロスは上げられても、中央だけはやらせない。

まさにガンババスをゴール前に置いた戦術で、完封勝利を飾りました。


【採点&寸評】

【GK 1 東口 順昭】6・5

祝350試合出場&100完封!!

フィールドの奮闘もあり、枠内シュートはコースが限定されていました。

それなら失点はしません。

当たり前!!www

【DF 26 柳澤 亘】4・5

71分アウト。

J1の恐ろしさを、改めて思い知ったのでは。

これでいい、と思っているポジショニングから、あっさりと裏を取られてしまうのですから。

あれがJ1トップクラスのスピードです。

途中からは裏を取られることもなくなったので、成長の糧となったのでは。


【DF 13 菅沼 駿哉】6・5

DAZNでも声がよく拾われていました。

あれだけ数をかければ、あとは集中力さえ切らさなければ守り切れるという感覚があったのでは。

最後まで切らしませんでした。

【DF 16 佐藤 瑶大】6・5

ラインを低く設定してペナ内で守る機会が多かったことで、苦手な部分は出ませんでした。

【DF 4 藤春 廣輝】5・5

44分アウト。

ただ怪我が心配。

腰椎骨折などでなければいいのですが・・・


【MF 10 倉田 秋】6・5

守備8、攻撃2ぐらいの割合の中で、よくあそこに走りこみました。

これがシーズン初ゴール。

物足りない数字ではありますが・・・

ここぞ、というところで決めてくれるクラッチヒッターぶりは健在でした。

スプリント、チームトップの30回には頭が下がります。

【MF 14 福田 湧矢】5・5

76分アウト。

守備に追われ、攻撃で持ち味は出ませんでしたが、仕事はまっとうしました。

【MF 15 井手口 陽介】7・0

やっとベストフォームに戻ってきたでしょうか。

迷いない出足。広範囲に張ったアンテナ。

中盤の守備者としては、やはり日本屈指ですね。

あとは攻撃でミスがなくなれば。

僕の中ではMOMです。

【MF 29 山本 悠樹】6・5

76分アウト。

マリノスのプレスに恐れず立ち向かった唯一の選手でした。

得点も、彼が必死に中盤のプレスをかわしたところから。

アシストの正確性も含め、本当にいい仕事でした。

井手口&山本のダブルボランチは、どこに出しても恥ずかしくないと思います。


【FW 18 パトリック】6・0

シュートチャンスはありませんでしたが、セットプレーのストーン役(ボールを跳ね返す役)としてはJリーグ最強クラスです。

おつかれさまでした。

【FW 39 宇佐美 貴史】5・5

71分アウト。

ビッグチャンスは立ち上がりに井手口のパスカットから迎えた決定機のみ。

あまりにも攻撃回数が少なすぎましたね、チームとして。


【交代】

【DF 24 黒川 圭介】5・5

44分イン。

ハルの負傷でスクランブル出場。

後半、右サイドからのクロスに完全に背後のエウベルをフリーにしたときは、怒鳴りつけてやりたい気持ちになりました。

ただ唯一と言っていいほどの攻撃参加が得点につながり、5バックにも無難に対応したので、及第点とします。

【FW 28 ウェリントン シウバ】6・0

71分イン。

2トップに入りましたが、サポートがあってもなくても、パスはもともと出せないので、この展開むきでした。

ただ芝居は下手で、遅延行為でのイエローももらっちゃいましたwww

やはり人の好さがにじみ出ています


【DF 27 髙尾 瑠】5・5

71分イン。

ミスなく、形を変えてくる相手の攻撃にも対応しました。


【MF 17 奥野 耕平】―

76分イン。守り切り要員として奮闘。


【MF 8 小野瀬 康介】―

76分イン。守り切り要員として奮闘。

【松波正信監督】6・0

チームを完全に割り切らせ、試合途中からは5バックも採用して逃げ切り。

コメントでは5バックについて

「途中から出てくる選手が水沼(宏太)選手や仲川選手、ワイドにスピードがあったり、クロッサーがいるので、そこはしっかりとスペースを消してプレッシャーを掛けられるようにしようというのは、試合前からのプランではありました」

とありました。

いい準備ができていたのですね。

しかし木山コーチの案ではないか、というまっくさんの意見に、激しく同意いたしますwww

【あとがき】

この勝利で、次節にも残留が決まります。

割り切り、戦い、走り抜いた選手には敬意を表します。

しかしマリノスのように、考えて構築されたサッカーをみせられてしまうと、やはりうらやましい気持ちはぬぐえません。

ただ、サッカーの根底と言える体を張る、仲間のために走る、といった守備の基本原則は、宮本体制から残留争いの苦しいシーズンを経て、上がっているようにも感じます。

そんなベースを、いかに新たなシーズンにつなげられるか。

弱者のサッカーを極める、という道もあるのかもしれません。

以前

この記事で宇佐美とカウンターサッカーの親和性について書きましたが、井手口もそうなのかな・・・と思いつつ。

攻撃的なスタイルが見たいと思うのは、わがままなのでしょうね、、、

今年は残留するんですから。。。

【お願い】

きょうも最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

天皇杯・浦和戦の記事は、過去最高の反応の多さでした。

浦和サポーターの方からも温かいお言葉もいただき、やはりJリーグでガンバ大阪という存在が受け入れられていることに、うれしくなりました。

日本には、海外のようにひとつのクラブだけを深掘りするようなメディアはほとんどありません。

そうなると、毎試合そのクラブを中心に見つめている我々にとっては、どうしても物足りない、という気持ちがあるんですよね。

このnoteが、ガンバサポーターの方々にも少しずつ受け入れられていることは、うれしく思います。

とはいえ、腹が減っては戦ができぬ、ということで、毎回サポートのお願いもさせていただいております。

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ガンバを深掘りしまくる場所として、これからも頑張ろうと思いますので、ぜひサポートの方もよろしくお願いいたします。





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